「JGC修行ってどんなことをするの?」
「JGC会員になると何ができる?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
JGC修行とは、JALカードの上級会員サービスである「JALグローバル会員クラブ(JGC)」に入会するために行うものです。ただし修行というからには決して簡単なものではなく、ある程度の時間とお金がかかります。
そこで本記事では、JGC修行のメリットや、費用をかけずに会員になる方法について解説します。JGC会員になってより快適な空の旅を経験したい方は、ぜひ最後までお読みください。
JGC修行とは?
JGC修行とは、JALカードの上級会員サービスである「JALグローバル会員クラブ(JGC)」に入会するために行うものです。搭乗回数が多い上級会員限定の組織で、入会すると通常では受けられないさまざまな特典を得られます。
修行には「FOP修行」と「回数修行」の2種類があり、違いは以下のとおりです。
- FOP修行:対象の飛行便にJMBマイル積算対象運賃で搭乗するともらえるポイントを貯める方法
- 回数修行:フライト回数を増やしてステータスを上げる方法
「JALグローバル会員クラブ(JGC)」は、簡単に入会できるものではありません。時間とお金をかけて達成する必要があるため「修行」と呼ばれています。
「JALグローバル会員クラブ(JGC)」について詳しく知りたい方は、関連記事「JALグローバルクラブのメリットとは?入会方法や特典について解説!」を併せてご確認ください。
JGC修行で得られるメリット
JGC修行で得られるメリットは、以下の6つです。
- サクララウンジが利用できる
- ワンワールド ビジネスクラスラウンジが利用できる
- 予約や搭乗がスムーズになる
- 超過手荷物の受託が無料になる
- ボーナスマイルを獲得できる
- WAONポイントにお得に交換できる
サクララウンジやワンワールド ビジネスクラスラウンジは、JALが運営しており、国内外の主要空港に設置されています。通常は上級会員か、ビジネス・ファーストクラスの客しか利用できません。しかしJGC会員になると、毎回利用できます。
また本人限定で、優先的に予約や搭乗ができるようになるため、待ち時間のストレスが減ります。通常超過手荷物は追加料金がかかりますが、JGC会員なら無料になる点もメリットです。
ほかにもボーナスマイルを獲得でき、貯めたポイントはWAONポイントに交換が可能です。
修行は大変ですがその分メリットは大きいため、チャレンジする価値は十分あります。
JGC会員になるための条件
JGC会員になるための条件は、以下の2つです。
- CLUB-A以上のステイタスカードを発行する
- JMBサファイア以上のステイタスを保持する
1つずつ見ていきましょう。
CLUB-A以上のステイタスカードを発行する
JGC会員になるには、CLUB-A以上のカードを保有している必要があります。対象のカードは、以下の4種類です。
カード名 | 年会費 |
CLUB-Aカード | 本会員:11,000円 家族会員:3,850円 |
CLUB-Aゴールドカード | 本会員:17,600円 家族会員:8,800円 |
JALダイナースカード | 本会員:30,800円 家族会員:9,900円 |
プラチナカード | 本会員:34,100円 家族会員:17,050円 |
カードはVISAやMasterCardなど、幅広い種類の中から選択可能です。カードを持っていれば、一度獲得したJGC会員のステイタスは自動更新されます。
すでに対象クラスのカードを保有している場合でも、JGCカードへの切り替えが必要です。切り替え時にクレジットカードの審査に落ちると、JGC会員の条件を満たしていても入会できません。
JMBサファイア以上のステイタスを保持する
CLUB-A以上のステイタスのカードを保有していない場合でも、JGC会員と同様の特典を受けられるJMBサファイアにはなれます。ただし以下の条件をクリアする必要があります。
- 毎年1月~12月の12ヵ月間(暦年)で50,000FLY ON ポイント(うちJALグループ便25,000FLY ON ポイント)以上
- 50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ON ポイント以上
ただしカードが発行できるのは、JMBサファイア以上のステイタスを保持している期間のみです。ステイタスの有効期限は、カードを発行した月から翌々年の3月までです。
ステイタスを維持するには、修行をやり直す必要があります。
JGC修行のステップ
JGC会員になるための修行は、以下の3ステップで行います。
- JALマイレージバンクに入会する
- 搭乗でFLY ON ポイントを貯める
- JMBサファイア以上のステイタス保有期間に入会申込み
1つずつ解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Step1.JALマイレージバンクに入会する
JALマイレージバンクとは、搭乗やショッピングなどでマイルを貯められるシステムです。
貯める方法としては、以下が挙げられます。
- JALグループ国際線や国内線・提携航空会社に搭乗する
- 提携ホテルに宿泊する
- クレジットカードで買い物をする
貯まったマイルは無料航空券や電子マネーなど、さまざまな特典と交換できます。入会は無料なので、まずはJALマイレージバンクに入会しましょう。
Step2.搭乗でFLY ON ポイントを貯める
FLY ON ポイントとは、JALグループ便かワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBマイル積算対象運賃で搭乗するともらえるものです。
搭乗で貯まるフライトマイルは、FLY ON ポイントへ自動換算が行われます。また利用運賃に応じて、最大400ポイントの搭乗ボーナス FLY ON ポイントももらえます。
ただしFLY ON ポイントとマイルは加算ルールが異なるため、注意が必要です。FLY ON ポイントの計算方法は、以下のとおりです。
「フライトマイル×FOP積算率(路線)+ボーナスFOP(運賃種別)」
参考:FLY ON プログラムとは – JALマイレージバンク
Step3.JMBサファイア以上のステイタス保有期間に入会申込み
JMBサファイアを保有していれば、CLUB-A以上のステイタスのカードを持っていない場合でも、JGC会員と同様の特典を受けられます。
ステイタスのの保有期間は、カードを発行した月から翌々年の3月までです。たとえば2023年の6月に入会申込みを行った場合は、2025年の3月が期限です。
JGCのFOP修行におすすめのルート
JGC会員になるには修行が必須ですが、なるべく早く終えたいと考えている方は多いでしょう。そこでFOP修行におすすめのルートを紹介します。
ルートの紹介の前に、条件を提示しておきます。
- 回数を減らしたい場合は特便割引、費用を抑えたい場合は先得割引か特便割引
- もっとも少ない回数で達成できるのは普通運賃だが費用が高額
- 一般的にFOP修行にかかる費用は50万~100万円程度
上記の条件を踏まえた上で、おすすめの目的地は「沖縄」と「北海道」です。発着地によりますが、たとえば関東地方に住んでいる場合は、沖縄への移動距離は約2時間半程です。
片道航空券でも割引運賃75%を適用させれば、約1万円で搭乗でき、1,475FOPが貯まります。発着地が関西地方より南であれば、「北海道」も同様の理由でおすすめです。
JGCの回数修行におすすめのルート
回数修行は、とにかく飛行機に乗る必要があります。たとえば東京~名古屋間で修行を行う場合、積算率75%の割引運賃で搭乗したとしても、往復26回程度は必要です。東京〜名古屋間の最安値は、片道1万円程度のため、往復25回の搭乗だと50万円ほどかかります。
そのため発着地から到着地が近い、短距離フライトを選ぶのがおすすめです。たとえば福岡〜宮崎間や沖縄〜宮古島間などは、1日に複数回往復できる距離です。
福岡〜宮崎間は、1日14便程度運航しており、乗り継ぎ時間を含めても3〜4往復できます。運賃はスーパー先特(75%)を適用すれば、片道8,000円ほどです。
居住地を基準に、1日で数回往復できるルートを選びましょう。
JGC修行から解脱する近道!ポイ活でJALマイルを貯めよう
修行を経てJGC会員になれば、通常では体験できないサービスや特典が受けられます。ただしJGC会員になるためには、より多く搭乗することが絶対条件です。
しかし、金銭的な事情から「そんなに頻繁に飛行機に乗れない…」という方もいるでしょう。そこでおすすめなのが、ポイ活サイトのポイントタウンです。ポイントタウンで貯めたポイントは、JALマイルに交換が可能です。日常の買い物をポイントタウン経由で行うだけでJALマイルに交換できるため、お得に飛行機に乗れます。
アンケートやゲームなど気軽に貯められる方法もあるため、中学生からご年配の方までかんたんに利用可能です。新規の会員登録は最短2分なので、興味をお持ちの方はぜひ試してみてください!