「COZUCHI(コヅチ)」は、不動産クラウドファンディングの中でも特に注目されているサービスの一つです。
不動産投資といえば、まとまった資金や専門知識が必要なイメージがありますが、COZUCHIでは1万円から始められる手軽さが魅力。
さらに、途中解約が可能な仕組みや優先劣後方式によるリスク軽減策など、他社にはない特徴も多く備えています。
しかし、どんな投資にもメリットとデメリットがあるのは事実。
この記事では20社以上のクラウドファンディングに投資経験のある筆者が、COZUCHIの評判や口コミ、元本割れリスク、注意点についてわかりやすく解説します。
COZUCHI(コヅチ)とは?仕組みを解説!
サービス名 | COZUCHI(コヅチ) |
運営会社名 | LAETOLI株式会社 |
最低投資額 | 10,000円 |
ファンドの募集件数 | 121件 |
投資対象不動産 | 土地、マンション、ビル、宿泊施設など |
COZUCHIは、不動産クラウドファンディングを提供するサービスです。
不動産クラウドファンディングは2017年の法改正で誕生した新しい投資手法で、インターネットを通じて簡単に少額から不動産投資が可能です。
通常の不動産投資ではまとまった資金が必要ですが、クラウドファンディングでは多数の出資者から資金を集めるため、1口1万円程度から投資できます。
さらに、地域再生プロジェクトや商業地開発など、大規模なファンドにも個人投資家が参加できる点が魅力です。
また、COZUCHIでは途中解約(買取)が可能で、気軽に現金化できる仕組みも特徴です。
COZUCHI(コヅチ)は優先劣後システムを導入
COZUCHIでは、優先劣後方式という仕組みを採用しています。
優先劣後方式とは、投資家の出資分を「優先出資」運営会社の出資分を「劣後出資」とし、利益分配は優先出資分から行われる仕組みです。
この方式により、万が一想定よりも低い利益になっても、劣後出資分までカバーされるため投資家の元本割れリスクが低く抑えられます。
また、COZUCHIではサポート体制が充実しており、不動産投資に関する質問が24時間いつでも可能です。
これらの特徴により、初心者でも安心して投資を始められる環境が整っています。COZUCHIの優先劣後方式は、リスク軽減を重視する投資家に最適な選択肢といえるでしょう。
COZUCHI(コヅチ)をやってみた投資家の評判・口コミは?
ここではCOZUCHI(コヅチ)の評判・口コミについて解説していきます。
COZUCHI(コヅチ)の良い評判・口コミ
COZUCHI(コヅチ)の良い評判・口コミは以下のとおりです。
COZUCHI(コヅチ)の良い口コミとして、高倍率ながら当選したという喜びの声や、利回りが高い点への評価が多く見られます。
不動産クラウドファンディングとして、手軽に投資できる仕組みや、豊富な案件の提供が魅力とされています。
また、利回りが他のサービスと比べて高水準である点も、投資家にとって大きなメリットといえるでしょう。
さらに、運営会社の透明性や信頼性が評価されている点も安心材料です。
一方で高倍率の案件に応募するには戦略が必要ですが、当選すれば高いリターンが期待できることから、チャレンジする価値があるという意見が多いです。
COZUCHI(コヅチ)の悪い評判・口コミ
COZUCHI(コヅチ)の悪い評判・口コミは以下のとおりです。
COZUCHI(コヅチ)の悪い口コミとして「当たりづらさ」への不満が挙げられています。
不動産クラウドファンディングとして高い人気を誇る一方、競争率が高いため、投資のチャンスを逃すケースがあるようです。
これに対しては、COZUCHI側でもすぐに改善するのは難しい状況でしょう。
そのため、他の不動産クラウドファンディングサービスと併用しながら、当選の機会を増やす努力が必要です。
また事前に案件情報を確認し、募集開始時に迅速に申し込むことで、当選確率を高める工夫も有効です。
このような戦略を取り入れることで、投資のチャンスを最大化することができます。
COZUCHI(コヅチ)のメリット・特徴3選
COZUCHI(コヅチ)のメリット・特徴は以下の3つです。
- 気軽に不動産投資ができる
- 短い運用から長い運用まで幅広く可能
- 運用期間中でも換金が可能
COZUCHIのメリット・特徴1.気軽に不動産投資ができる
COZUCHIでは、数十億円単位の大規模案件にも、1万円ほどの少額から出資できるため気軽に不動産投資を始めることができます。
複数の出資者が資金を集め、1つの物件に投資する仕組みなので、まとまった元手がなくても投資が可能です。
一般的な不動産投資では初期費用として物件価格の15%程度が必要であり、大規模な案件には個人投資家では手が出にくいことが多いですが、COZUCHIは自分で投資先や出資額を決められ、無理なく投資計画が立てられます。
さらに、物件を選んで応募・出資後は放置するだけで利回りを得られるため、長時間の投資管理を避けたい方や初心者にも簡単に投資を開始できます。
COZUCHIのメリット・特徴2.短い運用から長い運用まで幅広く可能
COZUCHIでは、幅広い運用期間のファンドを提供しており、投資家のニーズに合わせた選択が可能です。
例えば、短期運用型ファンドは1ヶ月未満からスタートするものもあり、より迅速なリターンを狙う投資家向けです。
一方で、中長期運用型では3〜10年にわたるファンドも組成されており、長期的な安定した収益を見込むことができます。
これにより、1つのサービスで運用期間が異なる複数のファンドに分散して投資することが可能となり、投資家は自分のスタイルに最適なファンドを選ぶことができます。
さまざまな運用期間に分散投資したい方は、COZUCHIに登録することをおすすめします。
COZUCHIのメリット・特徴3.運用期間中でも換金が可能
多くの不動産クラウドファンディングでは、途中解約ができないため、ファンドの満期償還を待つ必要があります。
急に現金が必要な場合、資金繰りに困ることもあるでしょう。
しかし、COZUCHIでは運用途中であっても途中解約が可能です。
マイページから換金申請を行うことで、対応してもらえます。
ただし、解約には換金手数料が発生し出資元本の3.3%を支払う必要があるため、この点は注意が必要です。
それでも、急な資金需要に対応できる柔軟性は、COZUCHIの大きな利点と言えるでしょう。
COZUCHI(コヅチ)のデメリット・注意点2選
ここではCOZUCHI(コヅチ)のデメリット・注意点2選について解説していきます。
COZUCHIのデメリット・注意点1.投資が不可能なことがある
COZUCHIでは、先着式と抽選式の2種類の応募方式が採用されています。
先着式では、応募開始時間になると投資受付が始まり、資金が集まるとすぐに満額達成になることが多いです。
一方、抽選式は受付期間中に申し込みを行えばよいため、忙しい方にも応募しやすい仕組みです。
しかし、COZUCHIは非常に人気が高く、常に応募率が100%を超えています。過去のファンドでは、応募率が3,000%を超えることもありました。
そのため、COZUCHIでは必ずしも投資できるわけではないことを覚えておく必要があります。
COZUCHIのデメリット・注意点2.キャピタルゲインメインのファンドが多数
COZUCHIのファンドの特徴は、キャピタルゲイン(売却益)がメインである点です。
キャピタルゲイン型ファンドでは、売却益による利回りの上振れが期待でき、高利回りを狙えるというメリットがあります。
しかし一方で、売却が成立しなければ利益はほぼゼロとなるリスクも存在します。
これに対しインカムゲイン(賃料収入)がメインのファンドは、賃借が完全になくなる可能性が少なく、安定性が高いといえるでしょう。
リターンが大きいファンドはリスクも大きい点を理解した上で、キャピタルゲイン型ファンドへの投資を検討することが重要です。
COZUCHIの仕組みをよく理解して判断しましょう。
COZUCHI(コヅチ)のリスク2選
ここからはCOZUCHI(コヅチ)のリスクについて解説していきます。
COZUCHIのリスク1.元本保証がない
COZUCHIが提供する不動産クラウドファンディングは、元本保証型ではなく、想定利回りも将来の運用成績を保証するものではありません。
これらはあくまで予想値であり、リスクを伴う点に注意が必要です。
しかし、このリスクはCOZUCHIに限らず、ほとんどの投資手法に共通するものです。
また、COZUCHIでは投資家に有利な優先劣後方式を採用しているため、一定の元本保全性が期待できます。
さらに、運用期間が短いファンドを選ぶことで、リスクを低減することも可能です。
これらの特徴を踏まえ、自身の投資スタイルに合わせて慎重に検討することが大切です。
COZUCHIのリスク2.応募が多数となった場合には落選してしまう恐れがある
COZUCHIでは、先着方式と抽選方式の2つの応募方法を採用しており、投資家は自分に合った方法でファンドに応募できます。
しかし、どちらの方法を選んだ場合でも、当選が保証されているわけではありません。
特に先着型ファンドでは人気が高く、募集開始直後に枠が埋まってしまうことが多い点に注意が必要です。
一方、抽選方式は受付期間内であれば応募が可能ですが、応募者が多数の場合は落選の可能性もあります。
これらを踏まえ、COZUCHIを利用する際はタイミングや応募状況を考慮しながら投資計画を立てることが大切です。
COZUCHI(コヅチ)の実績は?元本割れはない?
COZUCHIの累計募集額は2025年1月時点で882億円、累計ファンド数は121件に達しています。
このペースは不動産クラウドファンディング業界でも非常に早く、大型案件が多いことも特徴です。
短期運用型から中長期運用型まで幅広く、実際に毎週のようにファンドが組成される月もあり、投資家にとっては魅力的な環境でしょう。
また、現在までに元本割れは一度も発生しておらず、高いリターンを得られる点も注目すべきポイントです。
このように、COZUCHIは実績ベースで見ても、信頼できるおすすめの投資先と言えるでしょう。
COZUCHI(コヅチ)に税金はかかる?
ここではCOZUCHI(コヅチ)に税金はかかるのかどうかについて解説していきます。
COZUCHIは確定申告が必要な場合がある
COZUCHIで利益(分配金)が発生した場合、それは雑所得に分類され総合課税の対象となります。
年間の雑所得が20万円を超える場合には確定申告が必要です。
また、株式投資や投資信託のような申告分離課税ではなく、税制優遇措置があるNISAやiDeCoの対象外である点にも注意が必要です。
これにより、所得状況によっては支払う税金が増える恐れがあります。
特に、高所得者の場合は税率が上がるため、最終的な利益が圧縮される可能性もあります。COZUCHIを利用する際は、税制面での影響も十分に考慮し、計画的に投資を行うことが重要です。
COZUCHI(コヅチ)の最新キャンペーン情報!
2025年1月時点、COZUCHIでキャンペーンは実施しておりませんでした。
キャンペーン情報が入り次第、追記していきます。
COZUCHI(コヅチ)は「リスク管理に自信のない人」におすすめ!
COZUCHIがおすすめな人の特徴は、不動産投資のためのまとまった資金がない人や、投資経験が少なくリスク管理に自信がない人です。
1口1万円から投資できるため、少額から始めてリスクを抑えたい方に最適です。
また、長期運用が前提のため、株のデイトレードのように細かく運用状況をチェックする必要がなく投資に時間をかけたくない人にも向いています。
さらに、証券会社以外の投資先を探している人にもおすすめで、仕組みがシンプルでわかりやすい点や、中途換金が可能な点も魅力です。
COZUCHIは初心者から経験者まで幅広い投資家に適したサービスです。
COZUCHI(コヅチ)の運営会社情報
COZUCHIを運営するLAETOLI株式会社は、設立から20年以上経過した安定経営が特徴の非上場企業です。同社は資本金1億円を有しており、信頼性の高い企業といえるでしょう。
取り扱うファンドは、設定された募集金額を大幅に上回る申し込みが集まることが多く、投資家からの高い支持を受けています。
このような人気の背景には、堅実な運営方針と長年にわたる実績があります。
資産運用においてCOZUCHIは信頼できる選択肢となり得るでしょう。LAETOLI株式会社の取り組みは、投資家に安心感を提供し続けているのです。
COZUCHI(コヅチ)の会社概要
以下がCOZUCHI(コヅチ)の会社概要です。
会社名 | LAETOLI株式会社 |
設立日 | 1999年5月20日 |
所在地 | 〒107-0061 東京都港区北青山二丁目5番8号 青山OM-SQUARE4階 |
登録免許 | 宅地建物取引業 東京都知事(6)77822 号 不動産特定共同事業 東京都知事 第 60 号 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第 740 号 |
資本金 | 1億円 |
役員構成 | 代表取締役 武藤 弥 |
まとめ
COZUCHI(コヅチ)は、不動産クラウドファンディングの中でも投資家に配慮した仕組みや高い実績が魅力的なサービスです。
優先劣後方式によるリスク低減や1万円から始められる手軽さ、さらに途中解約が可能な柔軟性など、初心者から経験者まで幅広い層に支持されています。
しかし、元本保証がないことや税制面でのデメリットも理解しておく必要があります。COZUCHIを活用する際は、口コミや実績を参考にしつつ、リスクとリターンのバランスを考えた投資を心がけましょう。