JALダイナースカードは、JALマイルが貯められる&ダイナースクラブの豪華特典を利用できるハイステータスカードです。この記事では、年会費等基本情報から、メリット・審査基準・JGC入会基準まで、JALダイナースカードを徹底解説します!
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
グルメ好き・JGC修行におすすめ!JALダイナースカード
基本情報 | |
---|---|
カードの種類 | 一般 |
年会費 | 30,800円 |
貯まるポイント | JALマイル |
ポイント還元率 | 1~2% |
国際ブランド | Diners |
申し込み条件 | 年齢27歳以上の方 |
JALダイナースカードは、JALカードとダイナースクラブカードが1つになったカードです。JALマイルを貯めながら、ダイナースの豪華ダイニング・トラベル特典を利用できます。
また、JGC(JALグローバルクラブ)対象カードなので、JGC会員になりたい人・グルメが好きな人におすすめです。
要注意!JALダイナースカードにはプレミアムがない
JALダイナースカードには、インビテーション制のプレミアムカードが存在しません。
ANAより発行されているANAダイナースプレミアムカードでは、4.5%の還元率でANAマイルを貯められる&24時間プレミアム会員専用デスクを利用できるなど、さらに手厚いサポートを受けられます。
JALダイナースカードを多く利用しても、上位カードが存在しないので、さらに特典を受け取ることはできません。
JALダイナースカードのメリット&デメリット
それでは、JALダイナースカードのメリット&デメリットを紹介します。
JALダイナースカード3つのメリット
JALダイナースカードは通常カードですが、特典内容はゴールドカードと同等かそれ以上です。
▼JALダイナースカード3つのメリット
- 申し込みの時点で数百万の決済が可能&個別設定の限度額
- 国内/海外の空港ラウンジが利用可能
- 高級レストランが無料!エグゼクティブダイニング
以下で詳しく説明します。
①申し込み時点で数百万の決済が可能&個別設定の限度額
JALダイナースカードでは、申し込み時点で数百万の決済が可能です。また、限度額は個人の利用状況によって個別に審査・決定されるため、審査結果によっては申し込み時点で数百万の決済が可能になります。
また、利用限度額を超えた高額な支払いにも対応。利用予定の10日前までにオーソリセンターへ連絡することで取引きを一時的に保留できますよ。
▼限度額300万の場合の取引き保留例
長期の海外旅行や披露宴等パーティー費用の支払いなど、突然の高額な出費も保留できるので安心ですね。
②国内/海外の空港ラウンジが利用可能
JALダイナースカード会員・その家族は国内/海外1,000ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できます。
国内外の空港で、フライトまでの時間を、ラウンジ専用のWi-Fi・ドリンクバー付き、コンセント完備など快適な環境で過ごせます。
最高1億円の旅行保険もついているので、旅行やビジネスなどで頻繁に空港を利用される方におすすめです。
③高級レストランが無料!エグゼクティブダイニング
ダイナースカードは、Dinerに由来するその名の通りグルメの特典が充実したカードです。エグゼクティブダイニングというサービスでは、カジュアルからラグジュアリーまで、対象のコース料理が1人・もしくは2人分無料になります。
無料対象のコースには1万円程度のものも多くあるので、年に数回利用するだけで年会費を十分回収できます。
JALダイナースカード3つのデメリット
JALマイルも貯められて、ダイナースクラブの豪華特典も利用できるJALダイナースカード。しかし、いくつかのデメリットに注意が必要です。
▼JALダイナースカードのデメリット
- マイルが貯まりにくい
- Visa・Mastercardに比べて利用可能な店舗が少ない
- 家族カードの年会費が高い
それでは、それぞれのデメリットを詳しく見ていきましょう。デメリットを回避したカードも併せて紹介していきますよ!
①マイルが貯まりにくい
マイルの効率だけを考えるならJALダイナースは不向きです。JALマイルを効率よく貯めることを優先する方には、JALカードTOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードをおすすめします。
マイル還元率 | 年会費 | |
---|---|---|
JALダイナースカード | 2% | 30,800円 |
JALカード TOKYU POINT CLUBQ ゴールドカード | 3% (WAONチャージ時) | 17,600円 |
JALダイナースカードのマイル還元率は1~2%。しかし、JALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードは、特約店で獲得できるマイルが2%と2倍になることに加え、WAONチャージ時に1%マイルが還元されるので、実質ポイント3%とマイルを2重どりできます。
JALダイナースが1~2%還元なのを考えると、年会費も考慮してJALカード TOKYU POINT ClubQ CLUB-Aゴールドカードのほうがお得です。
②VISA・Mastercardに比べて利用可能な店舗が少ない
JALダイナースカードの国際ブランド・ダイナースは、JCBと提携しているため、国内のほとんどの店舗で利用可能です。その反面アメリカを除く海外では、VisaやMasterCardに比べて利用できる店舗が少なく不便です。
また、通常のダイナースクラブカードでは、広範囲で利用可能なMasterCardが付与されたコンパニオンカードを作成できますが、JALダイナースカードではコンパニオンカードを作成することができません。
海外での利便性を重視するならばMastercardかVisaのカードを利用しましょう。
③家族カードの年会費が高い
JALダイナース家族カードの年会費は、9,900円と比較的高額です。年会費6,600円のANAダイナースカードと比べるとその差は3,300円と大きく違うことが分かります。
以下2つに当てはまる方にはJALダイナースカードをお薦めできません。
- JALカードで同等のステータスであればダイナースクラブにはこだわらない
- ダイナースクラブで航空系カードであればJALカードにはこだわらない
それぞれに当てはまる方におすすめなのは次のカードです。
- に当てはまる方におすすめなのはCLUB-Aゴールドカード
- に当てはまる方におすすめなのはANAダイナースカード
▼各カードの基本情報比較表
JALダイナース カード | CLUB-Aゴールド カード | ANAダイナース カード | |
---|---|---|---|
家族カード 年会費 | 9,900円 | 8,800円 | 6,600円 |
マイル還元率 | 1~2% | 1~2% | 1% |
年会費 | 30,800円 | 11,000円 | 29,700円 |
申し込み条件 | 27歳以上 | 18歳以上 | 27歳以上 |
国際ブランド | Diners | Visa Mastercard,JCB | Diners |
貯まるポイント | JALマイル | JALマイル | ANAマイル |
Club-A ゴールドカードの家族カード年会費は8,800円。また、ANAダイナースカードの家族カードの年会費は6,600円なので、家族カードを安く発行したい方はぜひご検討ください。
JALダイナースカードはJGC(JALグローバルクラブ)対象カード
JGC(JALグローバルクラブ)とは、JALグループ便をよく利用する人に格別なサービスを提供するための会員組織です。会員になる条件のひとつとして、対象カードの所持の項目がありますが、JALダイナースカードは、JGCの条件を満たしています。
それでは、JGC 会員のメリット・会員になる条件を見ていきましょう。
JGC(JALグローバルクラブ)のメリット
JGC会員になるメリットを一部挙げると、会員専用予約デスクの利用・優先搭乗・容量を超過した手荷物の無料預りなどです。JGCに入会することで、空港利用をより快適にすることができます。
また、一度会員になればJGC対象クレジットカードの年会費を支払うだけで永続的に特典を利用できます。
JGC会員になる2つの条件
そんな豪華特典が充実したJGC会員になるための条件は以下の3つです
- 1~12月の間で50,000FLY ONポイント以上を獲得する
- 1~12月の間で50回以上搭乗かつ15,000FLY ONポイント以上を獲得する
- 対象のカードを所持している
※①or②+③を満たした場合入会可能
FLY ONポイントとは、フライトマイルをもとに自動換算されるポイントのことです。フライトマイルは利用運賃に応じて積算されます。
▼FLY ONポイント積算方法
続いて、効率的にFLY ONポイントを貯める方法を見ていきましょう。
効率的にFLY ONポイントを貯める方法
- 国内線を利用する
- JALグループ便を利用する
- 予約クラスをハイクラスにする
国内線を利用すると、フライトオンマイルが通常の2倍。また、JALグループ便を利用すると搭乗ボーナスFLY ONポイントが積算されます。また、予約クラスが上がるにつれ、搭乗ボーナスFLY ONポイントも多く積算されます。
効率的にFLY ONポイントを貯めて、サービスステイタスを上げていきましょう。*
緩和傾向 JALダイナースカードの審査基準
ハイステータスなJALダイナースカードですが、審査基準は緩和傾向にあります。現在申し込み条件として明記されているのは、27歳以上のみです。
かつての入会審査基準が「収入、生活の安定性・将来性の3点を重視し、社会的信用の高い肩をお迎えする」だったのを考えると、大きく印象が違いますね。
しかし、今なお信頼性の高いカードであり、審査が厳しいことには変わりありません。
次では、JALダイナースカードの審査に受かりやすい条件&審査を通過するために注意すべき点を紹介します。
目安は年収500万!審査に通過する条件
JALダイナースカードの審査に通過しやすいひとを、年収・職業で見ていきましょう。
審査に通過しやすい年収は500万円以上
口コミを参考にすると、JALダイナースクラブカードの審査に通過しやすい年収は500万円以上です。500万以上であれば年収の基準はクリアしているといえるでしょう。
収入の安定した職業が通過しやすい
通過しやすい職業は中小企業の正社員を含んでいて、かつてより幅広くなっています。収入の安定した職業で年収500万以上であれば、審査に通過できる可能性が高いです。
年収等をクリアすれば個人事業主でも審査に通過できる可能性があります。
審査に通過するための注意点2つ
①信用度ダウン!カード利用料金の延滞は厳禁
一般的なクレジットカードの審査と同様に、支払いの延滞は信用度を落としてしまいます。公式にクレジットヒストリーに関する記載はありませんが、信用を得るために利用料金支払いの延滞は避けましょう。
②一度に複数のクレジットカードへの申し込みは避ける
一度に複数のクレジットカードに申し込むことは避けましょう。複数のカードを申し込んだ場合、カード会社に金銭的余裕のない人だと認識されてしまうからです。
カード会社から勘違いされないためにも、複数のクレジットカードへの申し込みは控えましょう
メリット・デメリットを理解してJALダイナースカードを活用しよう!
いかがでしたか?JALダイナースカードのメリット・デメリット・審査基準・JGC会員条件を紹介してきました。メリット・デメリットを理解して、JALダイナースカードを最大限活用しましょう!