車をクレジットカード払いで購入する際の基本情報、おすすめのカードについて解説します。新車・中古車ディーラーによって対応が異なるため、車をクレジットカード払いで購入したい方は参考にしてください。

この記事の監修者

高橋

クレットカードメディア編集長

今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします！

車をクレジットカードで購入するなら一括払いがおすすめ！

車を購入するなら、クレジットカードの一括払いがおすすめです。高額決済であるため、かなりのポイントが貯まります。

とは言え、クレジットカードの利用ができない販売店も多いため、まずは車の購入とクレジットカード利用の基本ルールから見てきましょう。

編集長

1つずつ詳しく解説していきます。

➀車をクレジットカード払いで購入する基本ルール

車の購入は、クレジットカードが利用できない場合が多くあります。理由としては、クレジットカードの手数料が関係しているのです。

販売店がクレジットカード端末を設置するには、カード会社との契約が必要です。利用者がカード決済をするたびに、販売店はカード会社に手数料を支払わなければなりません。

販売店がカード会社に手数料として支払う金額は1~5%程度。車は高額品であるため手数料もかさむので、車をクレジットカードで購入できません。

編集長

販売店にとっては手数料が損になってしまうので、車の購入はクレジットカードが利用できません。

個人経営の販売店・中古車ディーラーは例外

個人経営の販売店や中古車ディーラーなどは、クレジットカード払いに対応することで、販売の交渉がやりやすくなるので例外です。

クレジットカード払いに対応している販売店では、できるだけクレジットカード払いをしてお得にポイントを貯めましょう。

➁車の頭金や備品費用はクレジットカードが使える場合が多い

クレジットカード払いに対応していない販売店でも、車の頭金や備品費用はクレジットカードで支払えることが多くあります。

車の購入にクレジットカードを利用したい場合は、どの費用がいくらまで対応できるのかを確認すると良いでしょう。

編集長

基本的に、クレジットカード非対応なのは車の本体価格のみです。

③分割・リボ払いには手数料がかかるので注意

分割・リボ払いでは、ローンの金利を超える手数料がかかります。ローンの金利は2〜6%程度が相場ですが、リボ払いの手数料は14〜15%とかなり高額です。

その点、クレジットカード一括払いでは手数料がかからないため、手数料に損することなく決済ができます。

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ただし、クレジットカード払いでは割引が受けられないこともあるので、注意しましょう。

車をクレジットカードで購入する3つのメリット

車をクレジットカードで購入すると3つのメリットがあります。

それぞれを見ていきましょう。

①カードのポイントが貯まる

車は高額品であるためその分、お得にポイントが貯められます。

仮に車の購入代金200万円を還元率1%のクレジットカードで全額支払うと、20,000ポイントも貯まります。

ポイントはカードの支払い代金へ充当できたり、商品券などへ交換ができるため、実質現金としても利用可能です。

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お得にポイントを貯めたい方こそ、車の購入ではクレジットカード払いを利用すべきです。

②カードの利用実績が積める

クレジットカードで支払うと、利用実績が積めます。ブラックカードやプラチナカードの上位カード取得を目指す方は、できるだけカードの利用実績を増やしたいのではないでしょうか。

上位カードへの招待となるインビテーションを受け取るには、カードの利用実績も重要視されるため、数百万の車の決済にカードを利用すれば、多額の利用実績が積めます。

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アメックスであれば、利用実績に伴いカードの限度額も上がるため、決済額に余裕が持てるようになるでしょう。

③後払いで現金を用意する必要がない

後払いにでき、現金をすぐに用意する必要がありません。現金払いとは違い、クレジットカード払いは引き落としが翌月以降となるため、急いで現金を用意する必要がありません。

クレジットカード払いであれば現金を持ち歩く必要もないのでセキュリティ面でも安心できます。

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支払いまでに時間的余裕がうまれますよ！

【厳選2枚】車の購入時に利用したいおすすめのクレジットカード

車の購入時に利用したいおすすめのクレジットカードを、厳選して2枚紹介します。厳選ポイントは、以下の3つです。

車は高額品であるため、多額の支払いに対応できる、限度額が高いクレジットカードが好ましいです。

また、申し込みに年齢制限がなかったり、発行者の社会的地位に依存しない申し込みハードルの低いものだと持ちやすいので便利でしょう。

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車の購入を急いでいる場合は、発行スピードが早いものを選んでください。

それぞれ解説していきます。

①オリコカード・ザ・ポイント

オリコカード・ザ・ポイントは、永年年会費無料で持てるクレジットカードです。還元率も常時1.0%と高い数字を誇り、国際ブランドも2種類から選べます。

オリコカード・ザ・ポイントは、限度額が300万円と高く、車の購入に適したクレジットカードです。一般的に、クレジットカードの限度額は10~50万円程度が相場ですので、オリコカード・ザ・ポイントの限度額の高さは破格。

入会後6ヶ月間はポイント還元率が2.0%となるので、お得にポイントを貯めたい方はオリコカード・ザ・ポイントを検討しましょう。

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原則として年齢18歳以上であれば申し込みができるため、申し込みハードルが低く、比較的取得しやすいカードです。

②ACマスターカード

ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行する年会費無料で持てるクレジットカードです。ポイント還元率は0.25%と低めですが、限度額が300万円と車の購入用には適しています。※300万円はショッピング枠ご利用時の限度額です。

また、カードローンの枠と合わせると最大800万円の上限となるため、金額を気にすることなく決済できるでしょう。
※800万円は、ショッピング枠とキャッシング枠合計の上限金額です。

即日発行にも対応しており、申し込んだその日にカードを受け取れるスピードの早さも魅力です。

編集長

ただし、他社のクレジットカードと比べると付帯保険やポイント還元率が劣るため、クレジットカードとしてはデメリットも多いです。

クレジットカード払いに対応している新車ディーラーをメーカー別に解説

ここからは、新車ディーラーごとにクレジットカード払いの基本情報についてまとめます。

基本的に新車ディーラーでは車の購入代金をクレジットカード一括で支払うことはできませんが、頭金や備品の支払いには対応しているところもあります。

しかし、場合によっては購入時の交渉次第でクレジットカードが使えることもあります。交渉方法としては「一部の金額でもクレジットカードが使えれば購入します」と伝えれば良いでしょう。

編集長

車の購入にどうしてもクレジットカードを使いたい方は、ムリのない程度に交渉してみるのもおすすめです。

以下の4つの車メーカーのクレジットカード決済について、解説していきます。

1つずつ見ていきましょう。

①トヨタは頭金30万円までが使える

トヨタでは、頭金の30万円までクレジットカード払いができます。30万円の頭金を目安に、以下のディーラーでクレジットカード払いができます。

• トヨタ・ダイハツの新車
• U-Carの中古車

なかでも特にお得に利用できるのがTS CUBIC CARDです。TS CUBIC CARDは、トヨタのグループ会社であるトヨタファイナンスが発行するクレジットカード。

TS CUBIC CARDは、貯まったポイントを新車や中古車の月々の支払いにキャッシュバックできるため、ポイントをムダなく活用できます。トヨタの車購入を検討している方におすすめです。

「KINTO」はクレジットカードが使える

トヨタ車のサブスクサービスである「KINTO」では、月々の支払いをクレジットカードでできます。個人契約の場合は契約者名義のクレジットカード、法人契約の場合は法人契約のクレジットカードであれば問題ありません。

使用可能な国際ブランドは以下の通りです。

賢く手軽に車を楽しみたい方は、KINTOをクレジットカードで支払うと良いでしょう。

レクサスなら200万円までなら使える

レクサスでは、レクサスカードを使えば200万円までクレジットカード払いができます。レクサスカードとは、トヨタファイナンスが発行するレクサスのオーナーだけが所有できるクレジットカードです。

また、一般のクレジットカードでも100万円までなら決済ができる店舗もあります。ただし、対応は店舗や交渉によって異なるため注意しましょう。

編集長

クレジットカード払いを検討している方は、事前に電話などで問い合わせるのをおすすめします。

②ホンダはHonda Cカードが使える

ホンダでは、車の購入時の交渉で20~50万円程度までクレジットカード払いができます。なかでも特にお得に利用できるのがHonda Cカードです。

Honda Cカードは、ホンダがクレディセゾンやジェーシービーと提携発行するクレジットカードです。カードの利用額に応じてHondaキャッシュポイントが付与され、現金でのキャッシュバックか楽天Edyに還元できます。

初年度は年会費無料で持つことができ、ガソリンスタンドの出光昭和シェルやENEOSでは還元率が2.0%にアップするため、車をよく利用する方におすすめ*です。

③スズキはSUZUKI CARDが使える

スズキでは、頭金30万円までクレジットカード払いができます。なかでも特にお得に利用できるのがSUZUKI CARDです。

SUZUKI CARDは、スズキとSMBCが提携発行するクレジットカードです。キャッシュバックサービスが充実しており、以下のいずれかの条件を満たすとガソリンが1Lあたり最大38円引きになります。

スズキの車購入でクレジットカードを利用したい方におすすめです。

編集長

貯めたポイントは1ポイント1円として、SUZUKI CARD加盟店での車検、整備、用品購入などに充当できます。

④マツダ・日産ではクレジットカードが使えない

残念ながら、日産の新車ディーラーでは基本的にクレジットカード払いができません。ただし、店舗によっては備品費用のみクレジットカード払いが可能だったりと対応が異なります。

マツダに関してもマツダm’sカードのみ使える場合もありますが、店舗によっては対応不可なこともあるため、クレジットカード払いは基本的にできないと考えた方が良いでしょう。

編集長

今後のクレジットカード払いの対応を待つしかありません。

車をクレジットカードで購入する際の注意点

車をクレジットカードで購入する際の注意点をまとめます。注意点は、以下の3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①クレジットカード払いに対応していない販売店が多い

車の販売店では、クレジットカード払いに対応していない店舗が多いです。

現金やローンを組んで販売すればムダな手数料を払わなくて済むため、クレジットカード払いを不可とする販売店が多いわけです。

編集長

車購入の際は、クレジットカード払いができる店舗かを事前に電話などで確認すると良いでしょう。

②割引が受けられないこともある

クレジットカード払いでは現金払いとは違い、割引が受けられないことがあります。

現金払いでは多少の優遇があり割引が適用されることもあります。現金払いの割引と、クレジットカード払いで貯まるポイントを天秤にかけて、どちらがお得に支払えるかを考えると良いでしょう。

③カードの利用限度額を確認しよう

車の購入でもっとも意識したいのがカードの利用限度額です。仮にクレジットカード払いができる販売店であっても、カードの利用限度額が足りなければ決済はできません。

利用限度額の高いクレジットカードを持っていない方は、上記で解説した「オリコカード・ザ・ポイント」と「ACマスターカード」を検討してみてください。

編集長

どちらのカードも最大300万円の限度額を誇るカードなので、車の購入でも問題なく決済できるでしょう。

中古車ならクレジットカード払いができる可能性あり！

新車の購入では、基本的にクレジットカード払いができません。新車ディーラーの場合は頭金30万円までが目安であり、クレジットカードを使うには交渉が必要となることもあるため、難易度が少し高いでしょう。

しかし、個人経営の販売店や中古車ディーラーなどではクレジットカード払いができることも多くあります。車は高額品であるため、クレジットカードで支払えばかなりのポイントが貯まります。

編集長

限度額の高いクレジットカードを用意して、よりお得に車を購入しましょう。