「楽天カードとライフカード、どちらがお得?」普段の買い物では楽天カード、公共料金の支払いやL-Mallの高還元ショップでの買い物ではライフカードがおすすめです。この記事では、シーン別に、どちらがどれほどお得なのかを解説します。
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
楽天カード・ライフカード 基本スペック比較
基本情報 | 楽天カード | ライフカード |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
基本還元率 | 1.00% | 0.50% |
公共料金支払い時還元率 | 0.50% | 0.20% |
ポイントアップ | 楽天市場利用で 最低3.5% | 年間利用額に 応じて最大1% |
旅行保険 | 海外旅行傷害保険 最大2,000万円 | なし |
国際ブランド | Visa,JCB Mastercard,Amex | Visa Mastercard・JCB |
申し込み条件 | 18歳以上 | 日本国内にお住まいの18歳以上(高校生除く) 電話連絡が可能な方 |
楽天カードとライフカード、単純な還元率だけを見れば楽天カードのほうがお得に見えます。しかし、お得度はカードの利用目的によって違うので、次でそれぞれのカードがどんな人におすすめか紹介します。
楽天カードが楽天関連サービスの利用でポイントアップするのに対して、ライフカードは光熱費の支払いでも変わらず0.5%のポイントが付きます。
楽天カードはこんな人におすすめ
以下のいずれかに当てはまる人は、楽天カードがおすすめです。
- 楽天市場で買い物をする人
- ETCカードを月4,600円以上使用する人
- 海外旅行損害保険を付帯させたい人
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①楽天市場で買い物をする人
楽天市場で買い物をする人には楽天カードがおすすめです。楽天市場を利用&楽天カードで支払うと、ポイント還元率が最低でも3.5倍以上と非常に高還元になります。
ライフカードの基本還元率が0.5%なのを考えると、通常時の楽天市場での買い物においては楽天カードが圧倒的にお得ですね。
もし楽天市場で月10,000円分、楽天以外の支払いで月20,000円分使った場合、年間6,600ポイントたまる計算です。かなり大きいですよね。
②ETCカードを年間55,000円以上使用する人
楽天ETCカード | ライフETCカード | |
---|---|---|
年会費 | 550円 | 無料 |
ポイント還元率 | 1% | なし |
ETC利用において、楽天カードがお得になる条件は2つあります。どちらか1つに当てはまれば楽天カードの方がお得です。
- ETCカードの利用が年間55,000円以上である
- 6か月間のカード支払いが15回以上かつ金額が20万円以上である
ライフETCカードが無料なのに対し、楽天ETCカードは*年会費が基本的に550円がかかります。しかし、年間55,000円以上ETCを利用すると、1%還元で年会費550円のモトが取れるため、楽天カードがお得です。
また、楽天ETCの年会費を無料にする方法もあります。楽天カードを6ヵ月で20万円&15 回以上利用した人はETCカードの年会費が無料になるため、1%還元される楽天カードがお得です。
③海外旅行保険を付帯させたい人
▼楽天カードの補償内容と保険金額
楽天カードには、カード盗難保険と海外旅行保険が付帯されています。このうち、海外旅行保険はライフカードには付帯されていません。
そのため、クレジットカードに無料で海外旅行時の損害保険を付帯させたい人にも、楽天カードがおすすめです。
ライフカードはこんな人におすすめ
続いて、ライフカードはどんな人におすすめか見ていきましょう。
以下のいずれかに当てはまる人にはライフカードがおすすめです。
- 公共料金の支払いでポイントを貯めたい
- 月に17万円程度お買い物をする
- ETCカードをあまり利用しない人
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
①公共料金の支払いでポイントを貯めたい
電話代・電気料金・ガス代など、公共料金の支払いでポイントを貯めたい人にはライフカードがおすすめです。ライフカードなら、公共料金の支払いでも通常の買い物と同様に0.5%のポイントが還元されます。
楽天カードの公共料金支払いにおける還元率は0.2%なので、楽天カードの2倍以上ですね。
▼ポイント還元対象の公共料金一覧
公共料金代の還元率を楽天カードと比較!
どのくらいポイントに差が出るか計算してみましょう。
1か月の光熱費を21,836円・携帯利用料を3,000円・国民年金保険料を16,610円とすると、すべてライフカードで支払った場合、年間2486円分も還元されます。楽天カードで支払った場合994円ですから、1492円もの差になります。
家賃や公共料金などの固定費は、ポイントを毎月確実にゲットできるチャンス。まだ口座からの引き落としにしている方は、ぜひライフカードで公共料金をまとめて支払う方法に変えてみてください!
②月に17万円程度クレジットカードでお買い物をする
年間200万円ライフカードで支払うとポイント還元率が1%に上がります。さらに、お誕生日月の還元率は3%です。年間利用額ごとの還元率は以下の通り変動します。
ステージ | 利用金額 | ポイント還元率 |
---|---|---|
プレミアム | 200万円以上 | 1% |
ロイヤル | 100万円以上~200万円未満 | 0.90% |
スペシャル | 50万円以上~100万円未満 | 0.75% |
レギュラー | 50万円以上 | 0.50% |
1%還元であれば楽天カードの基本還元率と同じですが、公共料金の支払いも1%還元になるので、それだけでもライフカードを利用する価値ありです。
③ETCカードをあまり利用しない人
ライフカードはETCカードの初年度年会費が無料。2年目以降は、初年度の利用額に応じて年会費が変わります。
ただし、利用金額ごとのポイント還元は0なので、ETCカードをあまり利用しない人におすすめです。
楽天カード・ライフカードの新規入会キャンペーンを比較
結論から言うと、新規入会キャンペーンでよりお得な内容となっているのはライフカードです。楽天カードは5,000円分、ライフカードは最大15,000円のキャッシュバックされます。
それでは、それぞれのキャンペーンについて見ていきましょう。
楽天カードは新規入会特典で5,000ポイント獲得
楽天カードは、新規入会特典で5,000ポイントを獲得できます。ポイント獲得のプロセスを見ていきましょう。
楽天カード申し込みののち、①楽天カードを受け取った時点で2,000ポイント、②楽天カード初回利用時に3,000ポイント獲得できます。
詳しい獲得手順は下のボタンからチェックしてみてください。
ライフカードの新規入会特典で最大15,000円のキャッシュバック
ライフカードの新規入会特典では最大15,000円のキャッシュバックされます。しかし、入会すれば無条件でポイント獲得できるわけではありません。
キャッシュバックの獲得条件は以下の通りです。
▼ポイント獲得プロセス
アプリログインで1,000円キャッシュバック、ショッピング利用で6,000円キャッシュバック、水道光熱費の支払いで最大3,000円キャッシュバック、Apple Pay/Google Payの利用で3,000円キャッシュバック、サブスクの利用で2,000円キャッシュバックと特に厳しい条件はありません。
普段使いでライフカードを利用すれば最大15,000円のキャッシュバックも難しくないでしょう。
楽天カード・ライフカードの優待特典を比較
楽天カード・ライフカードには国内・海外旅行やショッピングを快適にしてくれる特典が盛りだくさん!以下で詳しく見ていきましょう。
楽天カード優待特典
楽天カードに優待特典は以下の3つです。
- 楽天銀行を引き落とし口座とすると普通金利アップ
- 海外でのWi-Fiレンタル1日240円
- ハワイラウンジが無料
以下で詳しく説明します。
①楽天銀行を引き落とし口座とすると普通金利アップ
楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にすると、普通預金の金利が0.04%と、大手銀行の金利が0.001%のところ40倍になります。
また、楽天市場でのお買い物でさらにポイントが1倍プラスされ、いつでも4.5%還元されますよ。
②海外でのWi-Fiレンタル1日240円
楽天カード会員ならば、海外でのWi-Fiレンタルを一日当たり300円のところ20%OFFの240円で利用できます。
国内主要空港に加えて、ハワイ、韓国、台湾の現地受渡も可能で、急に必要になった際も安心ですね。
③ハワイラウンジが無料
楽天カードの提示で、会員だけでなく同伴者も無料でハワイのラウンジを利用できます。同伴は原則会員1名に対して5名までです。
店舗は2店舗で、ワイキキ中心部のTギャラリアハワイ by DFS 2階とアラモアナセンターエヴァウィング 3階。日本語対応のスタッフ常駐で、荷物を1日預けたり、カード紛失時の相談がてきたりとかゆいところに手が届くサービスが充実しています。
ライフカードの優待特典
ライフカードの優待特典は以下の3つです
- L-Mallでネット通販がポイント2~25倍
- 国内・海外ツアーが最大8%OFF!
- 国内レンタカーが最大20%OFF
①L-Mallでネット通販がポイント2~25倍
ライフカードのお買い物ではL-Mallがお得です。ショップの中にはポイント最大25倍のショップもあります。その場合、20%還元となるため、楽天カードと比べても圧倒的にお得になります。
しかし、**すべての店舗が楽天カード+楽天市場より高還元というわけではありません。ポイント7倍以上のストアを選びましょう。
よく利用するショップがポイント7倍以上ならライフカードがおすすめですよ!L-Mallでチェックしてみてください。
②国内・海外ツアーが最大8%OFF!
対象となる旅行会社のツアーを、リロの旅デスク経由で申し込むと、国内ツアーが最大5%OFF、海外ツアーが最大8%OFFになります。
▼海外ツアー対象旅行会社ブランド
③国内レンタカーが最大20%OFF
ライフカードにはレンタカー優待が付帯しており、多くのレンタカーサービスをお得に利用できます。
サービス | 割引率 |
---|---|
ニッポンレンタカー | 5% |
オリックスレンタカー | 5% |
タイムズレンタカー | 5% |
MMCレンタカー | 20% |
トヨタレンタカー | 5% |
日産レンタカー | 5% |
特に、三菱のMMCレンタカーは20%還元とかなりお得です。例えばミニバンを6時間借りると約17,050円ですから、その20%OFFで、3410円分得する計算になります。
楽天カード・ライフカードのおすすめ使い分け
比較してわかった通り、両者のカードにはそれぞれ得意分野があるため、思い切って両方発行するという手もあります。次では、楽天カード・ライフカードのおすすめの使い分け方を紹介します。
おすすめなのは、楽天カードをメインで使い、ライフカードがお得な場面で、適宜ライフカードを利用する方法です。
▼各カードのおすすめ使い分け表
用途 | 楽天カード | ライフカード |
---|---|---|
普段の買い物 | ◎ | △ |
楽天市場での買い物 | ◎ | △ |
誕生月の買い物 | △ | ◎ |
光熱費の支払い | △ | ◎ |
L-Mallの高還元率ショップ | △ | ◎ |
レンタカー | △ | ◎ |
具体的には、楽天市場や普段の買い物の支払いでは楽天カードを利用します。
そして、L-Mallの高還元率ショップ・誕生月・公共料金・レンタカーの支払いではライフカードを利用するという使い分けです。
基本の支払いは楽天カード・場面に応じてライフカードを使おう
楽天カード・ライフカードは、どちらもお得なカードですが、シーンによってお得度に差が出ます。カードの利用シーンを考えて、どちらを利用するか考えましょう。
基本的に楽天市場でカードを利用する人には楽天カード、光熱費支払い・レンタカーでカードを利用する人にはライフカードがおすすめです。