ANAカード<学生用>は維持費がかからず、持っているだけでANAマイルが貯まるカード。ボーナスマイルでお得にマイルがゲットできます。作っておいて損はなし。ここでは、メリット・デメリット、さらに3つの国際ブランドの選び方も徹底解説します。
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
ANAカード<学生用>はANAマイルを貯めたい学生にオススメのカード
ANAカード<学生用> | 基本情報 |
---|---|
年会費 | 在学期間中は無料 |
申し込み条件 | 18歳以上の学生(高校生は除く)の方 |
貯まるポイント | Vポイント |
ポイント還元率 | 0.5~1.0% |
国際ブランド | JCB・Visa・Mastercardから選択 |
ANAカード<学生用>は、航空会社ANAが運営する学生専用のクレジットカードです。航空会社が運営しているため、ANAカード<学生用>を使うことでお得にマイルが貯まる特典が多くあります。
年会費無料でマイルが貯まるANAカード<学生用>の特徴を詳しく説明します。
年会費無料
ANAカード<学生用>はその名の通り、学生の期間しか持てませんが、年会費が無料です。維持費がかからないため、ANAカード<学生用>を作っておいて損はありません。
年会費無料にも関わらず、入会すると1,000マイル、継続すると毎年1,000マイルもらえます
ANAマイルが貯まる
ANAカード<学生用>では、ANAマイルと交換可能なポイントが貯まります。国際ブランドが
JCBならOki Dokiポイント、Visa・MastercardならVポイントです。
飛行機に乗らなくても、普段の買い物でANAカード<学生用>を使うことで、マイルが貯められます。旅行に行かなくても、帰省などで飛行機を使う方にもオススメです。
ANAカード<学生用>は、家族でよくANAを利用する方にもおすすめです。
ANAカード<学生用>の国際ブランドはJCBを含め3つ!国際ブランドによる違いを解説
ANAカード<学生用>は、国際ブランドをJCB・Visa・Mastercardの3つの中から選べます。ここではそれぞれのブランドにどのような特徴があるのか、どのように選べばいいのか解説します。
①幅広く使えるのはVISA・Mastercard
Visa・Mastercardは世界中でシェア率が高く、様々な店舗で利用できます。
国際ブランドによっては旅行先でクレジットカードを使えないという場合もありますが、Visa・Mastercardなら国内・国外問わず多くの場面で利用できます。
②JCBならマイル移行手数料が無料
貯まったポイントを手数料無料で、マイルに移行する際、Visa・Mastercardの還元率は0.5%ですが、JCBの還元率は1%です。
JCBはマイルへの移行は優れていますが、シェア率ではVisa・Mastercardに劣ります。特に海外でのシェア率は低いため、国内では基本利用できますが、海外での利用は注意が必要です。
Visa・Mastercardでも移行手数料として年間6,600円払えば、還元率を1%にできます。
③オススメの国際ブランドの選び方
国内での利用がメインならJCB、海外での利用がメインならVisa・Mastercardを選びましょう。
マイルの還元率だけを見ればJCBの方が優れていますが、シェア率が低く海外では使えない場面があります。還元率は低くなってしまいますが、使えなければ元も子もないので海外で利用が多いのであれば、Visa・Mastercardにしましょう。
Visa・Mastercardで移行手数料6,600円を支払って、元を取ろうとすると年間1,320,000円の買い物が必要になります。とにかくマイルを貯めたいのであればJCBがおすすめです。
ANAカード<学生用>のメリット4つ
ANAカード<学生用>のメリットは以下の4つです。
- ボーナスマイルがつく
- スマートU25でマイルが貯まる
- 提携ホテル・ANA免税店で5%オフ
- 年間100万円までのショッピング保険が付帯
1つずつ詳細を解説していきます。
①ボーナスマイルがつく
ANAが運営する便を、ANAカード<学生用>で支払うとフライトボーナスがもらえます。フライトボーナスは通常のポイントに加え、フライト時のマイルの10%。
乗る飛行機をANAにするだけでマイルがもらえるのでお得です。
②スマートU25でマイルがお得に貯まる
「スマートU25」は25歳以下に限り当日の搭乗券が、半分以下の価格で買えるサービスです。航空券を破格の値段で買える大人気のサービスですが、代わりにフライトでもらえるマイルが50%になってしまいます。
しかし、ANAカード<学生用>で支払いをすると100%分のマイルがもらえます。
③提携ホテル・ANA免税店で5%オフ
ANAの提携ホテルや免税店で、支払いをANAカード<学生用>ですると、5%オフ。当然支払った分のマイルが貯まります。フライトだけでなく、旅行先でもANAカード<学生用>の恩恵があります。
④年間100万円までのショッピング保険が付帯
ANAカード<学生用>には、年間100万円までのショッピング保険が付帯しています。海外でANAカード<学生用>を利用して商品を購入すると、その商品が破損・盗難となった場合に、年間100万円までの補償が可能です。
無料で持てるカードに補償がついてくるのは嬉しいですね。作っておいて損はないでしょう。
ANAカード<学生用>のデメリット2つ
ANAカード<学生用>には
- ANAマイルの有効期限は3年
- ショッピングのポイント還元率は0.5%
の2つのデメリットがあります。1つずつ説明します。
①ANAマイルの有効期限は3年
ANAマイルの有効期限は3年です。在学期間中にお得にマイルを貯める特典が多くあり、効率よく貯めることができますが、3年以内にマイルを利用する機会がないと、なくなってしまいます。
②ショッピングのポイント還元率は0.5%
ANAカード<学生用>の基本ポイント還元率は、0.5%です。
0.5%の還元率は平均的ですが、年会費無料のクレジットカードでもポイント還元率が1%のカードはあります。そのため、基本還元率を重視するのであれば、物足りないという方もいるでしょう。
国際ブランドでJCBを選択すれば還元率は1%になりますが、使える店舗が減ってしまいます。
マイルをゆっくり貯めたいならJALカードnaviがおすすめ
マイルをゆっくり貯めたい学生にはJALカードnaviがおすすめです。JALカードnaviは学生だけが持てるJALカードで、ANAカード<学生用>と同じく、年会費が無料となっています。
JALカードnaviで貯まるJALマイルの有効期限は在学期間+3年です。ANAマイルよりも長く設定されています。
JALカードnaviのポイント還元率は常時1%。さらにJALカード特約店では還元率が2倍になり、普段の買い物でもANAカードに比べてお得にポイントを貯められます。
ANAマイルにこだわらないのであれば、JALカードnaviがオススメです。JALカードにもボーナスマイルなどの特典は多くあります。
卒業後は<学生用>から一般に自動切り替え
ANAカード<学生用>は在学中しか持てません。卒業すると自動でANAカード<一般>に切り替わります。
ANAカード<一般>の年会費は2,200円です。しかし、将来的にANAのゴールドカードを持つ、飛行機をよく利用する予定があるのなら、ANAカード<学生用>で健全なクレヒス(カードの利用実績)を作っておいて損はありません。
ゴールドカードになると、ポイント還元率が上がり、特典も豪華になります。ゴールドカードは一般カードに比べて審査が難しいので、社会人になった時のことを考えて、今のうちからクレヒスを作っておくと安心ですね。
旅行はANAカード<学生用>を作って行こう
飛行機を使う予定があるなら、ぜひANAカード<学生用>を作りましょう。年会費無料で維持費がかからず、持っているだけでマイルが貯まる上に、毎年初回搭乗でもらえるボーナスマイルもあります。
マイルを貯めてお得に飛行機を利用しましょう。