アメックスゴールドは日本で初めて発行されたゴールドカードと言われています。そのステータス性の高さから、ゴールドカードの中でも非常に人気の1枚です。この記事では、アメックスゴールドがステータスカードと言われる由縁について徹底解説します。
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
アメックスゴールドはステータスカードの象徴
アメックスゴールド | 詳細 |
---|---|
年会費 | 31,900円 |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Amex |
申し込み対象 | 20歳以上 |
アメックスゴールドは、世界中で認知されているゴールドカード。圧倒的なステータスを感じさせる券面は、持っているだけで周囲から「できる人」と思われること間違いありません。
また、アメックスゴールドはステータス性だけでなく充実した特典が付帯されているのも特徴。特に「ゴールド・ダイニング by 招待日和」は、年に3回程度利用すれば年会費の元が取れると定評があります。
年会費は31,900円と安くはないですが、特典内容を踏まえると十分コスパに優れた万能カードと言えます。
なぜアメックスゴールドのステータスは高いのか?
アメックスゴールドは、ゴールドカードの中でも特にステータス性が高いと言われています。クレジットカードのステータス性と直接関係してくるのが審査難易度。
アメリカン・エキスプレスは、プロパーカードと提携カードの2種類がありますが、アメックスゴールドを代表とするプロパーカードの方が審査が厳しいと言われています。
そのため相対的に提携カードよりも保有者数が少なくなり、アメックスゴールドはステータス性が高いクレジットカードと言われるわけです。この点は、さらに上位のアメックスプラチナでも同じことが言えます。
また、年会費31,900円と比較的高額な維持コストが必要となるため、毎年ムリなく年会費を支払い続けているという点も一種のステータス性と関係しています。
クレジットカードのステータスを表す3つの基準
アメックスゴールドの特典に着目する前に、クレジットカードのステータスについて見ていきましょう。一般的に、クレジットカードのステータスを形作るものは、以下の3点です。
- カード券面のランク
- 発行ブランド
- 年会費
順番に詳しく見ていきましょう。
①カード券面のランク
クレジットカードには、主に以下のランクが存在します。
- 一般カード
- ゴールドカード
- プラチナカード
- ブラックカード
ランクが高くなるほど、入会条件や審査基準・年会費が高くなります。一般カードは年会費無料のものが多く、気軽に持てるのがメリット。ランクの高いカードは年会費がかかる分一般カードにはないような、手厚いサービスが用意されています。
例えば、クレジットカードの最高峰ランクを表すプラチナカードやブラックカードには、専用のコンシェルジュが付くなどのサービスが付帯。ゴールドカードは、空港ラウンジの無料利用やレストランでの割引が受けられるのもが多くあります。
ステータス性が高いカードとして知られているゴールドカードは、過去には高い年収と地位が必要と言われていましたが、昨今では20代の保有者も多いのが特徴。中には、20代限定のゴールドカードなども存在します。
そのため、アメックスゴールドのような一部カードを除いては、ゴールドカードのステータス性はやや低下傾向にあります。
②国際ブランド
クレジットカードの国際ブランドもステータス性と関係しています。以下の、5大国際ブランドと言われる5つが世界中で流通しています。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- Amex
- Diners
中でもステータス性が高い国際ブランドが、AmexとDinersの2つ。両社は元々、富裕層向けにクレジットカードを発行していたため、VisaやMastercardよりも審査基準が厳しく、持っているだけで一目置かれる存在でした。
弁護士や医師のように社会的地位の高い方しか発行できないカードもあったため、このような名残から両社はステータス性の高さに定評があります。
Amexは1980年に日本で初めてゴールドカードを発行したことが理由で、ステータス性の高い国際ブランドという認識が広がりました。
③年会費
手厚いサービスが受けられるステータスカードには、それに伴う年会費が必要です。中には10万円を超える年会費が必要なカードもあり、維持すること自体が一種のステータスとも言われます。
高額な年会費でも、年会費分を上回る特典が付くカードは多くあります。
アメックスゴールドの魅力的な特典5つ
ここでは、ゴールドカードの中でも特にステータス性が高いと言われている、アメックスゴールドの特典を5つ紹介します。
- ゴールド・ダイニングby招待日和
- 家族カードが1枚無料
- 空港ラウンジ利用が無料
- カード継続特典
- 付帯保険
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①ゴールド・ダイニングby招待日和
ゴールド・ダイニングby招待日和は、国内外約200店舗のレストランにて、コースを2名以上で予約すれば1名分が無料になる特典。アメックスゴールドの特典の中でも、使い勝手が良く特に人気です。
対象レストランの多くが、1万円以上のコース料金となるため、年に3回程度使うだけで年会費以上の恩恵が受けられます。1店舗につき半年に1度しか使えませんが、複数の店舗に分ければ毎月のように使用可能です。
②家族カードが1枚無料
アメックスゴールドは家族カードが1枚無料。家族で利用するなら、年会費実質15,950円で2枚のカードが保有できます。
下位カードのアメックスグリーンの家族カード1枚につき6,600円の年会費が必要。アメックスゴールドはコスパの良さが感じられます。
家族カードのポイントも、本カードにまとめて貯まる仕組みなので、家族で利用すればポイントがお得に貯まるのもメリットですね。
③空港ラウンジ利用が無料
ゴールドカードの代表的な特典が、空港ラウンジサービス。もちろん、アメックスゴールドにも付帯されています。
国内主要空港ラウンジとハワイの合計29ヶ所の空港ラウンジが無料で利用可能です。同伴者も1名まで入場できるため、友人や恋人との旅行で喜ばれること間違いなし。
通常、空港ラウンジ利用には1名あたり1,100円程度かかるので、よくラウンジを利用する方にもおすすめのカードです。
プライオリティ・パスも付帯
アメックスゴールドにはプライオリティ・パスも付帯されています。プライオリティ・パスは、国内外1,200ヶ所以上の空港VIPラウンジへアクセスできる会員証のようなもの。
プライオリティ・パスは通常、年会費が99米ドルかかるため、保有するには1万円以上の維持コストがかかります。また、1回32米ドルかかる利用料も年2回までなら無料です。
VIPラウンジを利用する場合、アメックスゴールドを保有するだけで毎年2万円近くの恩恵が受けられる計算です。
④カード継続特典
年1回のカード更新で2つの継続特典が受けられます。
- ザ・ホテル・コレクション・国内クーポン
- スターバックス特典
上記の特典だけでも合計18,000円分です。
国内クーポン15,000円分プレゼント
ザ・ホテル・コレクション・国内クーポンは国内対象ホテルで2泊以上の予約で使える15,000円分のクーポンの特典です。
世界中から厳選された600以上のホテルが参加する「ザ・ホテル・コレクション」とも併用が可能であり、合計26,000円程度の割引が受けられます。
スターバックス・ドリンクチケット3,000円分プレゼント
スターバックスのモバイルアプリで使えるドリンクチケットが3,000円分もらえます。スターバックスを利用する方には嬉しい特典ですね。
⑤付帯保険
アメックスゴールドには、ゴールドカードの中でもトップクラスの旅行保険やプロテクションが付帯されています。代表的な付帯保険やプロテクションは、以下の通りです。
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- 最高5,000万円の国内旅行傷害保険
- 航空便遅延費用補償
- 不正プロテクション
- ショッピング・プロテクション
- スマートフォン・プロテクション
旅行保険の補償を受けられるのはカード会員だけではなく、配偶者および生計を共にする家族も含まれます。旅行保険は最高1億円と、かなり充実しています。
また、アメックスゴールドには多彩なプロテクションが付帯されており、中でもスマートフォン・プロテクションは下位カードであるアメックスグリーンには付帯されていない特典。
スマホをうっかり落としてしまい、画面にひびが入った際などに修理代金を補償してくれるサービスです。
スマートフォン・プロテクションの補償額1年間を通して最大5万円までと、場合によっては年会費以上の補償が受けられます。
アメックスゴールドのステータスに関する評判・口コミ
ここでは、アメックスゴールドのステータス性に関する評判や口コミを紹介。審査難易度が下がったという噂もありますが、いまだにアメックスゴールドのステータス性はゴールドカードの中でもトップクラスです。
ステータス抜群のゴールドカード
SNSの口コミを確認すると、アメックスゴールドのステータス性を評価する意見が多く見受けられました。
年会費はかかりますが、特典やステータスの補填としてアメックスゴールドは持っておきたいという意見が目立ちます。
「ステータスはない」という声も一部あり
一部では「アメックスゴールドにステータス性はない」との口コミも見受けられました。審査難易度が下がったとの噂や、学生でも審査通過したなどの評判から、このような意見に繋がるようです。
/ステータス性は確かに低下しているようですが、年会費に対して十分な特典があるので、オススメするゴールドカードの1枚です。
アメックスゴールドのデメリット2つ
アメックスゴールドに大きなデメリットはありませんが、強いて挙げるとすれば以下の2つです。
- 年会費が高い
- ポイント還元率は一般カードと変わらない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①年会費が高い
アメックスゴールドは年会費が31,900円と、一般カードに比べると高額です。クレジットカードに興味のない方からすれば、クレジットカードに31,900円の維持コストをかけるのは疑問に感じるでしょう。
しかし、アメックスゴールドは持っているだけでステータスの補填になるうえに、充実した特典が付帯されています。特に、旅行好きの方には旅行保険や空港ラウンジサービス、多彩なプロテクションなど、安心して旅ができるメリットがあります。
高額な年会費ですが、ゴールド・ダイニングby招待日和を年に3回程度利用すれば、年会費は簡単に回収できます。
②ポイント還元率は一般カードと変わらない
アメックスゴールドのポイント還元率は1.0%であり、年会費無料の高還元率カードとあまり差はありません。年会費がかかってもポイント還元率に違いがないのは、デメリットと言えるでしょう。
しかし、着目すべきはポイントの使い道。アメックスゴールドで貯めたポイントは、利用代金への充当や商品券だけではなく、マイルやその他提携ポイントへの交換もできます。
一般カードよりポイントの使い道が豊富なのも、ゴールドカードの魅力の1つです。
アメックスゴールドは憧れのステータスカード
アメックスゴールドはゴールドカードの中でも憧れの的となるステータスカード。保有しているだけで様々な特典が受けられるため、周囲から一目置かれることも少なくないでしょう。
ステータス性が高いため、審査基準がかなり厳しいようにも思われますが、申し込みハードルもあまり高くないので、気になる方はこの機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。