この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
電子マネーとクレジットカードの5つの違い
電子マネーとクレジットカードの違いは、主に以下の5つです。
- 物理的カードの有無
- 支払いにかかる時間
- 利用できる店舗
- チャージの有無
- 審査の有無
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①物理的カードの有無
電子マネーとクレジットカードでは、物理的カードの有無が大きな違い。電子マネーほとんどがスマホに搭載され、カードがないタイプが多いです。
一方で、クレジットカードは物理的なカード。最近はデジタルカードもありますが、カードが発行されるタイプがほとんどです。
交通系ICなど、カード型の電子マネーもあれば、デジタルのみのクレジットカードもあり、違いがややこしくなっています。機能でそれぞれの特徴を捉えるようにしましょう。
②支払いにかかる時間
電子マネーとクレジットカードでは支払いにかかる時間も異なります。電子マネーは専用の端末機にスマホをかざすだけなので、数秒で支払いが完了できるのが特徴です。
一方で、クレジットカードは支払い時に暗証番号入力が必要な場合も。昨今は暗証番号不要のタッチ決済ができるカードが登場しているものの、支払いにかかる時間は電子マネーの方がスピーディです。
クレジットカードでも少額決済なら暗証番号不要な店舗が増えてきました。
③利用できる店舗
決済に利用できる店舗は、クレジットカードの方が多くあります。電子マネーは専用の端末機がある店舗でしか利用できないため、一部店舗では非対応。
普段よく利用するコンビニやドラッグストアでは問題なく利用できますが、個人経営の飲食店などでは使えないと考えたようが良いでしょう。
クレジットカードの方が利便性は高いですよ。
④チャージの有無
一部の電子マネーは利用する前にチャージが必要です。
▼チャージが必要な電子マネー
- Suica
- PASMO
- WAON
- nanaco
- 楽天Edy
一方クレジットカードは後払いなので、事前チャージが不要。すぐに使えて便利なのがクレジットカードです。
電子マネーもQUICPayやiDは事前チャージなしで利用できますよ。
⑤審査の有無
クレジットカードの発行には審査があります。仮に審査に落ちてしまうと発行できないのがクレジットカードのデメリット。
しかし、電子マネーは審査なしで利用できます。アプリをダウンロードすれば簡単に使える電子マネーもあるので便利ですよ。
クレジットカードは申し込み対象も18歳以上と限られています。
電子マネーは種類・支払方法が多数
ここからは、電子マネーの種類や支払い方法を紹介します。電子マネーには数多くの種類があり、仕様もさまざまなのが特徴。確認して利用方法をマスターしましょう。
電子マネーの種類
電子マネーの種類は4つです。それぞれ使える場所や使い方が異なるため、概要は以下を参考にしてください。
種類 | 特徴 | 代表例 |
---|---|---|
交通系 | 電車やバスでの利用が中心 | Suica PASMO |
流通系 | コンビニやスーパーでの 利用が中心 | WAON nanaco |
コード決済系 | スマホとクレカ・ 銀行口座を連携させて利用 | PayPay d払い |
クレジットカード系 | スマホとクレカを 連携させて利用 | iD QUICPay |
交通系と流通系の電子マネーに関しては、発行会社が異なるだけで使える場所や使い方に大きな違いはありません。
しかし、コード決済系とクレジットカード系は支払いが後払いになったり、引き落とし先を選べたりとさまざまな用途があります。
クレジットカード系の電子マネーを利用するには、クレジットカードの発行が必要です。
電子マネーの支払い方法
電子マネーの支払い方法は、以下の3つ。あらかじめ電子マネーの支払い方法を理解しておきましょう。
- プリペイド型
- ポストペイ型
- デビット型
最も代表的な支払い方法が「プリペイド型」です。事前にアプリや電子カードに現金をチャージして、残高分だけ使用できるスタイル。
「ポストペイ型」はクレジットカードと連携させて支払う後払いと理解して問題ありません。「デビット型」もその名のとおり、銀行からの自動引き落としです。
使いすぎが不安な方は、プリペイド型を利用すれば予定以上に決済するアクシデントが起こりません。
クレジットカードは後払いのカード決済
続いてクレジットカードの種類や支払い方法を紹介します。クレジットカードは後払いのカード決済なので、支払いまでにゆとりができる点がメリットです。
使いすぎてしまうこともあるため、計画的に利用する必要があります。
クレジットカードの種類
クレジットカードは主に以下のランクに分かれます。ラングが高いカードほど年会費が高く、特典が充実していますよ。
ランク | 主なカード |
---|---|
一般カード | 楽天カード 三井住友カード(NL) PayPayカード |
ゴールドカード | 楽天ゴールドカード 三井住友カード ゴールド(NL) |
プラチナカード | 楽天プレミアムカード |
ブラックカード | 楽天ブラックカード |
楽天カードでランク分けをすると、上記のようなイメージです。ゴールドカード以上は手厚い特典が付帯されていますが、維持コストを考慮すればまずは年会費無料カードを推奨します。
楽天カードは一般カードの中でも特に人気の1枚です。
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クレジットカードの支払い方法
クレジットカードの支払い方法は、主に以下の種類があります。
- 1回払い
- 分割払い
- ボーナス1回払い
- リボ払い
上記の中でも最もベーシックな支払い方法が1回払いです。1か月分の利用代金を支払日に1括で支払う方法であり、手数料がかかりません。
分割払いやリボ払いは支払い回数を分けられるメリットがありますが、手数料がかかるので注意しましょう。
電子マネーとクレジットカードの上手な使い分け方
ここでは電子マネーとクレジットカードの上手な使い分け方を紹介します。それぞれ特徴が異なるため、用途によって使い分けるのがおすすめですよ。
少額決済は電子マネーがスムーズ
忙しいときや少額決済は、スムーズに支払いが完了する電子マネーがおすすめ。特にコンビニなどでの少額決済は電子マネーを選ぶと良いですよ。
電子マネーはクレジットカードよりも支払い時間において強みがあります。
電子マネーなら支払いが数秒で終わるので忙しい時こそ利用したいですね。
高額決済ではクレジットカード払い
そもそも電子マネーに対応していない店舗や、高額決済ではクレジットカードを利用しましょう。店舗によっては、電子マネーには未対応だがクレジットカード払いは可能なケースがあります。
また電子マネーで支払える金額には上限があり、2〜5万円程度までしか一度の決済で支払えません。したがって、高額決済ではポイントの貯まるクレジットカード払いがおすすめですよ。
ショッピングモールや百貨店に行く際は、クレジットカードがないと不安ですね。
電子マネーとクレジットカードの2つのメリット
ここまで電子マネーとクレジットカードの違いを見てきました。似ていますが機能や適している部分に違いがありました。
ここからは電子マネーとクレジットカードのメリットを紹介します。
①電子マネーのメリット
電子マネーのメリットは、主に以下の通り。
- 支払いがスムーズ
- スマホのみでお財布いらず
- 審査なしで始められる
とくに大きな点が「支払いがスムーズ」であること。現金いらずで支払いが完了するため、頻繁にATMから現金を引き出す必要や、重たい小銭を持ち運ぶ必要はありません。
審査なしで利用できる電子マネーは、利用までのハードルが低いのも特徴です。電子マネーによって使い方はさまざまなのでぜひ自分に合った電子マネーを見つけましょう。
電子マネーはスマホのアプリと連動させることによって支出額を簡単に把握できるため、安心ですね。
②クレジットカードのメリット
クレジットカードのメリットは、主に以下のとおり。
- 限度額内で高額決済が可能
- 後払いで支払いに余裕が生まれる
- 補償が手厚い
クレジットカードも電子マネーと同様に、現金を持ち歩く必要がないのがメリットです。しかし、電子マネー以上に高額決済が可能だったり、後払いで支払いに余裕が生まれたりするのがうれしいですね。
また、クレジットカードによっては旅行保険や盗難保険も付帯されているため、安心して利用できます。
クレジットカードは電子マネーに比べて利用できる機会が多くあるので、持ってて損しません。
電子マネー対応のクレジットカード3選
世の中には数多くのクレジットカードがありますが、中には電子マネーと連動できるクレジットカードもあります。ここでは、電子マネー対応のクレジットカードを厳選して3枚紹介します。
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
- PayPayカード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①楽天カード
楽天カード | 詳細 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Visa・Mastercard JCB・Amex |
申し込み対象 | 満18歳以上(高校生は除く) |
楽天カードは4種類の国際ブランドの中から、自分好みの組み合わせができるクレジットカード。2枚目のカードも無料で発行できるため、1契約で2枚のカードが発行できます。
電子マネーは楽天Edyと楽天ペイに対応しているため、スマホ1つで簡単に支払いが可能。年会費無料ながら基本還元率も1.0%と高還元なので、メインカードにもピッタリですよ。
迷ったら楽天カードで決まりです。
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②三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL) | 詳細 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
申し込み対象 | 満18歳以上(高校生は除く) |
三井住友カード(NL)は電子マネー「iD」に対応しています。iDはスマホに搭載できるクレジットカード系の電子マネーであり、コンビニや自販機などでも利用可能。
基本ポイント還元率は0.5%とやや物足りない印象ですが、セブン-イレブンやローソンなどでスマホのタッチ決済を利用すれば最大7%ポイント還元※になります。普段よく利用する店舗で高還元を受けたい方は、三井住友カード(NL)を選んでみてください。
※スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
iDは非常に使い勝手の良い電子マネーですよ。
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③PayPayカード
PayPayカード | 詳細 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 最大1.5% |
国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
申し込み対象 | 満18歳以上(高校生は除く) |
PayPayカードはPayPayに唯一チャージできるクレジットカードであり、PayPayユーザーには必要不可欠な1枚でしょう。年会費無料ながら高還元なので、カードスペックも優れていますよ。
シンプルな黒いカード券面はナンバーレスで、セキュリティも安全です。
PayPayをお得に利用したい方は、PayPayカードを検討してみてください。
\ PayPayユーザー必見 /
電子マネーとクレジットカードの違いを理解して便利に決済しよう
電子マネーとクレジットカードには主に5つの違いがありました。それぞれメリットがあるため、ベストな使い方は電子マネーとクレジットカードを用途に合わせて使い分ける方法でしょう。
少額決済は支払いがスピーディな電子マネー、高額決済はクレジットカードを利用してみてください。この記事で紹介した3枚の中から自分に合ったクレジットカードを選べば、電子マネーも使えるのでおすすめですよ。