クレジットカードはカードによって同じ会社で2枚目の発行が可能!本記事では、2枚目を発行する方法や発行時の限度額や審査について解説します。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の監修者
高橋
クレットカードメディア編集長
今までに作ったクレジットカードは楽天カードやイオンカードなど10枚に渡り、日常生活の支払いは全てクレジットカードという徹底ぶり。多くのクレジットカードを使いこなしたからこそ分かる、お得なクレジットカード情報をお伝えします!
同じ会社から2枚目のクレジットカードを発行する3つの方法
同じ会社から2枚以上のクレジットカードを発行するのは可能です。一定の条件を満たせば、正規の方法で申し込み・発行ができます。
同じ会社から2枚目のクレジットカードを発行する方法は、以下の3つです。
同じ会社から2枚目のクレジットカードを発行する3つの方法
- 異なる国際ブランドでデュアル発行する
- カードのステータスを変更する
- 家族カードを発行する
上記3つの方法について、以下で解説します。
①異なる国際ブランドでデュアル発行する
最も簡単なのは、異なる国際ブランドで2枚目のクレジットカードを発行する方法です。
たとえば、楽天カードや三井住友カード(NL)は複数の国際ブランドが選択できるので、デュアル発行が可能。とくに、楽天カードはVisa・mastercard・JCB・AMEXと4つの国際ブランドが選択でき、デュアル発行がしやすいです。
※デュアル発行とは、同一のカード会社・種類・名義のクレジットカードを、国際ブランドのみ変えて複数発行すること
同じ種類のクレジットカードでも、国際ブランドによってブランド自体が提供する特典は異なります。
②カードのステータスを変更する
すでに一般カードを所有している場合、ステータスの異なる2枚目のカードを発行できる場合もあります。1枚目のカードをランクアップさせ、2枚目のカードを一般カードで発行すると、異なる種類のクレジットカードを発行可能。
普段遣いに一般カードを利用し、大きなお買い物や旅行で、限度額が高く特典が活用できるゴールドカードを使うのが良いですね。年会費や特典それぞれにメリットがある2枚のカードを所有できますよ。
ステータスの違うカードは、特典や機能はもちろん、デザインも異なります。心機一転、新しいカードをメインに使いたいと考えている方にもおすすめの方法です。
③家族カードを発行する
家族カードを発行するのは、審査落ちのリスクが低い方法です。カード会社によって異なりますが、家族カードは本会員の信用情報をもとに審査されるため、ステータスを変更するのに比べ、審査がとおりやすい傾向があります。
また、家族カードは年会費が本会員よりも低く設定されており、特典は本会員同等のものが受けられるので、大変お得です。
家族カードは、本会員の利用分と一括で引き落としがされるため、家計管理も行いやすくなります。
同じ会社で2枚目のクレジットカードを発行する際の4つのメリット
同じ会社で、2枚目のクレジットカードを発行するには、4点のメリットがあります。
同じ会社で2枚目のクレジットカードを発行する際の4つのメリット
- 緊急時に対応できる
- 用途によって使い分けられる
- それぞれのカードの特典・サービスを受けられる
- 支払い管理が楽になる
以下で2枚目のクレジットカードを発行するメリットを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
①緊急時に対応できる
デュアル発行で2枚のクレジットカードを持っていれば、カードを紛失したり盗難されたりしてしまった際に、対応がしやすいです。カードが1枚では、トラブル時にカード決済が不可能となるため、2枚持ちはリスクを避けられ有効です。
また、お店によって特定の国際ブランドが利用できないこともあります。そうした際にも、国際ブランドが異なる2枚のクレジットカードを持っていれば対応がスムーズですよ。
Visaやmastercardは国内外で高いシェア率を誇る国際ブランドです。この2つのブランドでデュアル発行しておけば、国内外において決済不可によるトラブルをできる限り減らせます。
②用途によって使い分けられる
デュアル発行で2枚のクレジットカードを発行しておくと、用途によって使い分けができます。「家賃用・私用」や「仕事用・私用」などの使い方ができ、支払い管理もしやすく、大きなメリットです。
不動産運営をされている方や、投資・資産運用をされている方、仕事とプライベートで支払いを分けたい個人事業主の方など、デュアル発行はおすすめです。
特に個人事業主の方は、デュアル発行して支払いを別に管理しておくと、確定申告をする際に便利です。
③それぞれのカードの特典・サービスを受けられる
Visaやmastercardなど、国際ブランドごとに提供している特典は異なります。そのため、カードそれぞれの特典やサービスを受けられるのも、カードを複数枚所有するメリットです。
ブランド主催のイベントや優待特典などがあり、2枚持ちしていれば優待利用できるサービスの種類も増えます。お得に使えるサービスの幅が広がり、カードを利用しやすくなるのも複数持ちの魅力です。
大きく異なるのは、優待割引が利用できる店舗です。それぞれの国際ブランド加盟店・特約店が異なるので、うまく使い分ければとてもお得に買い物ができます。
④支払い管理が楽になる
同一のカード会社であれば、支払い明細が一元管理できるため、支払いの管理がしやすくなります。家族カードの支払いも本会員利用分と一括で引き落とされますので、家計管理もしやすくなって便利です。
ビジネスとプライベートで異なるカード会社のカードを利用していた場合、それぞれのサイトを確認しないといけないため、支払い管理に手間がかかります。
利用料金の表示自体は、カード毎に分かれます。全カードの支払い情報が混在することはありませんので、ご安心ください。
同じ会社で2枚目のクレジットカードを発行する際の選び方
2枚目のクレジットカードを発行する場合、どの会社・種類のカードを発行するかが難しい判断ポイントです。
ここからは、2枚目のクレジットカードを発行する際の選び方を解説します。
同じ会社で2枚目のクレジットカードを発行する際の選び方
- 年会費で選ぶ
- 特典やメリットが違うカードを選ぶ
- ポイントが同じものを選ぶ
それでは上記3つのポイントについて、以下で詳しく解説します。
年会費で選ぶ
年会費は毎年発生するコストとなるため、安いものを選択するのがおすすめ。楽天カードのように一般カード2枚持ちができるカードは、コストを増やさず2枚持ちができます。
カード会社によっては、一般カードの2枚持ちや、ゴールドと一般の2枚持ちができないこともあるため、1枚目発行時に確認しておきましょう。
楽天カードは「一般・一般」や「一般・ゴールド」など2枚持ちの組み合わせを柔軟に選べます。2枚持ちを視野に入れている方におすすめです。
特典やメリットが違うカードを選ぶ
カードの種類によって特典やメリットが異なるため、同じカード会社のなかで異なる特徴を持ったカードを2枚持ちするのもおすすめです。
付帯保険やラウンジサービス、各種割引優待など、1枚目についていない特典を、2枚目のクレジットカードで補えると、どちらのカードもより扱いやすくなります。
「楽天カード(一般)と楽天カードゴールド」のように、同じ種類の2枚持ちだと特典の内容や強みも似てしまいます。そのため、特典やメリットが異なるといった点を重視する場合は、種類の異なるカード2枚持ちがおすすめです。
ポイントが同じものを選ぶ
貯められるポイントがバラバラだと、ポイントを効率よく貯めることができません。そのため、2枚持ちする場合は1枚目と同じポイントが貯められるカードを選んでください。
貯まるポイントは「Vポイント」「OkiDoki ポイント」「永久不滅ポイント」などカード会社ごとに異なります。たとえば、同じANAカードでも、「ANA VISAカード」と「ANA JCBカード」では貯まるポイントが異なるので、ご注意ください。
同一名義であれば、ポイントは合算となります。仕事用と個人用で分けて使ってもポイント合算となるので、大変便利です。
同じ会社で2枚目のカードを発行する際の3つの注意点
さまざまなメリットのあるクレジットカードの2枚持ちですが、発行する際にはいくつかの注意点も存在します。発行前に確認してください。
同じ会社で2枚目のカードを発行する際の3つの注意点
- 利用限度額は増えない
- カードによってはデュアル発行できない
- デュアル発行でも審査はある
それでは上記3つの注意点について、以下で詳しく解説します。
①利用限度額は増えない
クレジットカードを2枚所有しても、利用限度額は増えません。同じクレジットカード会社で同じ種類のカードを発行した場合、限度額が高い方の金額が適用となります。
たとえば、1枚目が30万円、2枚目が100万円だった場合は、130万円ではなく100万円の限度額となる場合がほとんどです。
別会社のカードと2枚持ちすれば、それぞれの限度額が利用できるので、同一会社発行ならではのデメリットと言えます。
②カードによってはデュアル発行できない
カードによっては、国際ブランドを変えて2枚持ちする「デュアル発行」が出来ない場合があります。
とくに、JCBやアメックスのように、ほかの国際ブランドを選択できないカードはデュアル発行も不可となりますので、注意してください。
デュアル発行不可のカード
- JCBカード オリジナルシリーズ
- アメリカン・エキスプレスカード
- イオンカードセレクト
また、イオンカードセレクトのように、そもそも同一種類での複数発行を不可としているカードもあります。1枚目を申し込む段階で、複数発行が可能かどうか調べておくと安心です。
三井住友カードや三菱UFJカード、楽天カードなどはデュアル発行が可能なことで有名です。
③デュアル発行でも審査はある
デュアル発行であっても、通常どおりに審査があります。しかし、特別に審査が厳しくなることはなく、審査落ちリスクが高まることもないので、過度に心配する必要はありません。
ただし、1枚目発行時から以下に該当する方は、審査にとおりづらくなることも考えられます。
- 職業・職種が変わった方
- 年収が変わった方
- 独立したばかりの方(個人事業主等) など
審査に通過したい方は、多重申し込みを避けたり、キャッシング枠を0にしたりしましょう。
該当する方は、収入が不安定になりやすい傾向があるため、クレジットカード審査も厳しくなります。審査が不安な方は下記記事にて比較的作りやすいカードを紹介していますので、参考にしてください。
同じ会社で2枚目発行におすすめのクレジットカード4選
すべてのクレジットカードが、同じ会社で2枚目の発行ができるわけではありません。
複数発行やデュアル発行に対応したカードは限られています。2枚目発行ができるクレジットカードを探している方は、以下を参考にしてください。
同じ会社で2枚目発行におすすめのクレジットカード4選
- 楽天カード
- 三井住友カード(NL)
- セゾンパールアメックス
- 三菱UFJカード
それでは上記4枚のカードについて、それぞれ特徴や所有するメリットなどを詳しく解説します。
①楽天カード
楽天カード | 基本情報 |
---|---|
カードの種類 | 一般 |
年会費 | 永年無料 |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | Visa,JCB,Mastercard, Amex |
申し込み条件 | 18歳以上 |
楽天カードは、基本還元率1%と高還元率なのが魅力のクレジットカード。楽天関連のサービスを利用するほどポイント還元率が上がる「SPU(スーパーポイントアップ)」もあり、楽天サービスをよく利用する方におすすめです。
楽天カードは「一般+一般」や「一般+ゴールド」などのデュアル発行が可能なカード。複数発行の自由度が高く、年会費もかからないため、複数枚発行をしたい方にはとても適しています。
年会費が無料で還元率が高いため、普段使いでとてもお得に利用できるカードです。
\ 年会費無料で二枚持ちぴったり /
②三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL) | 基本情報 |
---|---|
カードの種類 | 一般 |
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | Vポイント |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa・Mastercard |
申し込み条件 | 高校生を除く18歳以上 |
三井住友カード(NL)は、カード番号や有効期限などの情報が刻印されていない、セキュリティ面の安心度が高いクレジットカードです。
申し込みから最短10秒で発行できるのも魅力で、審査に通った場合はアプリ上でカードが発行され、即日利用できます。デュアル発行も可能なので、複数枚所有したい方や、セキュリティ対策を徹底したい方におすすめです。
※即時発行ができない場合があります。
※ご入会には、ご連絡が可能な電話番号をご用意ください。
旅行傷害保険が最高2,000万円と高額なのも、三井住友カード(NL)の魅力です。
\ ナンバーレスで安心 /
③セゾンパールアメックス
セゾンパール・アメリカン・ エキスプレス・カード | 基本情報 |
---|---|
カードの種類 | 一般 |
年会費 | 初年度無料 (2年目以降:1,100円) ※年1回の利用で翌年無料 |
貯まるポイント | 永久不滅ポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~(海外は1.0%)※ |
国際ブランド | Amex |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
※永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)のご利用毎に1ポイント貯まります。
※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合となります。
セゾンパールアメックスは、年会費無料で利用できるカードです。ステータス性の高いアメックスブランドを無料で使えるのは、大きなメリットと言えます。
ネットショップ利用でポイントが最大30倍になるのも魅力で、通販をよく利用する方には、とくにおすすめのカードです。デュアル発行も可能ですが、複数枚発行ができない場合もあると明記されているので、ご注意ください。
セゾンパールアメックスは、「プラスチックカード」のほかに、アプリ上で発行される「ナンバーレス デジタルカード」を選択できます。
\ 申し込みはこちら /
④三菱UFJカード
三菱UFJカード | 基本情報 |
---|---|
カードの種類 | 一般 |
年会費 | 初年度無料 (2年目以降:1,375円) ※年1回の利用で翌年無料 |
貯まるポイント | MUFGグローバルポイント |
ポイント還元率 | 0.4% |
国際ブランド | Visa・Mastercard・ JCB・Amex |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
三菱UFJカードは、学生も発行できる年会費無料のクレジットカードです。入会後3か月はポイントが3倍になるので、入会後3か月の使い方を工夫すれば、とても効率よくポイントを貯められます。
三菱UFJカードもデュアル発行が可能なカードです。2枚目のカードは「三菱UFJカード・アメリカン・エキスプレス®・カード」と指定がありますが、1枚目のカード年会費が割引になるのが魅力です。
対象のコンビニ利用で最大10%相当のポイント還元が受けられる特典や、年1回の利用で年会費無料になるなど、お得な特典が豊富なのも三菱UFJカードの魅力です。
\ 詳細はこちらから /
2枚目のクレジットカードを発行するなら同じ会社で発行しよう
2枚目のクレジットカードを所有すると、用途や特典による使い分けができ、紛失や盗難、磁気不良などがあった際のリスク回避もできて大変便利です。
また、同じ会社のカードを2枚持ちすれば、2枚の利用明細や引き落としを1つにまとめられるため、収支の管理もしやすくなります。すでにクレジットカードをお持ちの方も、この記事を参考に2枚目の発行をご検討ください。