海外に行きたいけど、どのクレジットカードが海外旅行や留学に最適なのかのかわからず悩んでいる学生も多いと思います。
そんな学生の方に向けて、クレカタウン編集部が徹底調査し、学生の海外旅行に最適なクレジットカードを解説しています。
海外旅行向けのクレカを選ぶポイントも解説しているので、そちらもチェックしてくださいね。
学生の海外旅行におすすめのクレジットカード4選
学生の海外旅行におすすめのクレジットカードとそのおすすめポイントを以下の表にまとめました。
学生の海外旅行におすすめのクレカ | おすすめポイント |
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学生専用ライフカード | ・海外利用で3%キャッシュバック ・自動付帯で補償額も高い海外旅行保険 |
ANA JCBカード<学生用> | ・ANAフライトがお得 ・自動付帯の海外旅行保険 |
JCBカードW | ・通常還元率が最高水準 ・汎用性が高く、1枚で普段利用から海外旅行までカバー |
エポスカード | ・海外旅行保険の補償額が最高 ・海外キャッシング対応 |
1枚ずつ詳しく解説していきますね。
学生専用ライフカード
学生専用ライフカード 基本情報 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | Visa, MasterCard, JCB |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯(※1) 最大2,000万円補償 |
(※1)在学期間中のみ、卒業後は補償期間終了
「学生専用ライフカード」は、海外留学や卒業旅行を考えている学生に最もおすすめのクレジットカードです。理由は海外利用で利用代金の3%キャッシュバックされるためです。
また、最大2,000万円までの海外旅行傷害保険が自動付帯されています。不測の事故やケガを負ってしまっても、カードを持っているだけで補償を受けられるため、渡航先でも安心です。
ただし、卒業すると海外での3%のキャッシュバックや海外旅行傷害保険の自動付帯特典は適用されなくなることには注意が必要です。
学生専用ライフカードは海外での支払い専用カードとしての発行がおすすめです。
ANA JCBカード<学生用>
ANA JCBカード<学生用> 基本情報 | 詳細 |
---|---|
年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 自動付帯 最大1,000万円補償 |
「ANA JCBカード<学生用>」のおすすめポイントは、ANAでのフライトがお得になる点です。具体的には、ANAでのフライトでマイル×10%のボーナスマイルがもらえます。また、「スマートU25」により、25歳以下限定の割引運賃が適用されます。海外旅行でANAを利用する機会が多い人には非常におすすめです。
また、ANA JCBカード<学生用>には最大1,000万円までの海外旅行傷害保険が自動付帯されており、カードを持っているだけで補償を受けられます。
国際ブランドがJCBに限られるため、VisaやMastercardと比べて海外での利用機会が限定されてしまうことには注意が必要です。
ANA JCBカード<学生用>は、メインカードとしても、海外旅行用カードとしても優秀で、1枚で全て済ませたい人に特におすすめです。
「ANAマイラー学生必見!ANAカード<学生用>の特徴やブランドごとの違いを解説」の記事で学生用のANAカードの特徴とブランドごとの違いを詳しく解説しているので、気になった方はチェックしてくださいね。
JCBカードW
JCBカードW 基本情報 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 最大2,000万円補償 |
「JCBカードW」はポイントの還元が魅力です。通常時でも1%還元に加えて、JCBカードWを優待店では、ポイントが最大10.5倍になります。ポイントの汎用性も高く、amazonポイントなどに交換できます。
海外旅行傷害保険は最高補償額2,000万円と年会費無料のカードの中でも十分です。ただし、利用付帯なので旅行代金をJCBカードWで払っておかないといけません。
一方で、JCBはVisaやMastercardと比べて、海外での利用場面が多くないので注意が必要です。ただし、J日本人に人気のハワイ、グアム、台湾、韓国などはサービスが充実しています。特にハワイでの特典は充実しており、ワイキキトロリーバス無料乗車特典や旅行シーズン中のキャッシュバックキャンペーンなどを開催しています。
JCBカードWも、メインカードとしても、海外旅行用カードとしても優秀で、1枚で全て済ませたい人に特におすすめです。
エポスカード
ANA JCBカード<学生用> 基本情報 | 詳細 |
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年会費 | 永年無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
国際ブランド | JCB |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 最大2,000万円補償 |
「エポスカード」は、海外旅行保険の補償額が高い点特徴で、傷害死亡・後遺障害で最高3000万円に加えて、海外旅行保険で利用機会が多い、傷害治療費用、疾病治療費用も今回紹介するカードの中でも最高水準です。ただし、利用付帯のためエポスカードで旅行代金を支払う必要があります。
また、エポスカードは海外キャッシングにも対応しているため、困ったときに現地通貨をすぐに引き出せます。お金を借りることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、海外キャッシングは空港などで両替手数料を支払うよりも安く現金を調達できます。注意点としてはキャッシングでお金を引き出して日から支払日の間に利息がかかってしまいます。そのため、繰り上げ返済で支払日より早く返済しましょう。エポスカードは最短3日で繰り上げ返済可能なため、キャッシングにかかる金利を安くすませることができます。
デメリットはマルイ系列以外のポイント還元率は0.5%と標準的です。メインカードというよりも、海外旅行用のサブカードとしておすすめです。
学生が海外旅行のためのクレカジットカードを選ぶポイント
海外旅行で使うクレジットカードを選ぶ時、ポイントとなることが6つあります。
海外旅行傷害保険
国際ブランド
利用限度額の一時的な引き上げ
それぞれのポイントについて詳しく説明していきます。
海外旅行傷害保険
海外旅行にクレジットカードを持っていく理由の1つが旅行傷害保険です。旅行傷害保険がついていることは当然ながら以下の2つがクレジットカードを選ぶ上で重要です。
自動付帯と利用付帯
旅行傷害保険はまず、利用付帯と自動付帯に分かれます。自動付帯の場合、クレジットカードを旅先で所持していれば補償を受けられます。一方、利用付帯の場合、旅行代理店などのパッケージツアーなどの募集型企画旅行の代金を渡航前に支払いを済ませていることが補償を受ける条件になります。自動付帯は利用付帯の上位互換のため、万が一のときの保険を重視する場合は自動付帯の「学生専用ライフカード」または「ANA JCBカード<学生用>」がおすすめです。
最高補償額
クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険の最高補償額は、年会費無料のカードで最大500万円〜1,000万円が一般的です。手厚いといえる目安は、最大2,000万円以上のカードです。
ゴールドカードなどのステータスカードになると最高補償額が上がり、最大5,000万円〜1億円が相場です。海外旅行の頻度も考慮して、もしもの時に必要な補償額を考えて選びましょう。
国際ブランド
クレジットカードは国際ブランドによって、利用しやすい国や地域が異なります。代表的な国際ブランドと得意な地域を以下にまとめました。
国際ブランド | 利用しやすい国、地域 |
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Visa | アメリカ |
JCB | ハワイ、グアム、韓国、台湾など日本人に人気な観光地 |
Mastercard | ヨーロッパ |
なお、海外旅行の行き先が決まっていない人や、世界各地に行く人はとりあえずVisaを選ぶことをおすすめします。理由はVisaは国際ブランドのシェアNo.1で、加盟店も最も多いためです。
利用限度額の一時的な引き上げ
学生の場合、収入が少ない人も多いことから、利用限度額が10〜30万円と低く設定されます。長期滞在や買い物をたくさんしたいと考えている方には少し心もとないですよね。
実は、クレジットカードによっては、クレジットカード会社に申請すれば一時的に限度額を引き上げることが可能です。カード利用が増える予定の方は、限度額が一時的に上げられるかどうか、申請してみると良いでしょう。
学生向けので海外用クレジットカードのよくある質問
学生の方が海外でクレジットカードを使うとき、気をつけて欲しいポイントが3つあります。
1. 決済は現地通貨で行う
2. サインはアルファベットを使う
3. 利用限度額に注意する
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
決済は現地通貨で行う
クレジットカードで支払うと、**現地通貨**で決済するか**日本円**で決済するか選択できる場合があります。その場合は、*現地通貨で決済すると良い*でしょう。
現地通貨で決済すると、クレジットカード会社が手数料を計算して請求するのに対し、日本円で決済すると、お店側が手数料を計算して請求します。お店側に手数料の計算を任せると、お店の利益を上乗せして請求する可能性があるのです。
損をしないためにも、決済は出来るだけ現地通貨で行うのがよいでしょう。
サインはアルファベットを使う
クレジットカードで支払う時にサインを求められる場面がありますよね。その時は、クレジット**カードの裏面に自署したサインと同じサイン**しましょう。
これからカードを作る予定の方は、*カードの裏面にアルファベットでサインを書くこと*がおすすめです。サインは本人確認のためのものです。
漢字でサインすると、外国の店員さんにとって筆跡は判断しづらいです。アルファベットでサインすると、筆跡が分かりやすくトラブルなく決済できるので、アルファベットを使う方がよいでしょう。
限度額に注意する
特に学生の方は、**限度額**が10〜30万円など低めに設定されている場合が多いため、注意が必要です。特に、留学など長期滞在を予定している方は、事前にカードの限度額をチェックしておきましょう。
クレジットカードを持ってお得で安心な海外旅行を!
海外旅行に行くときは、クレジットカードを持っていきましょう。クレジットカードを持っていくと、保険やお得なサービスを利用できます。
ぜひ自分に合ったクレジットカードを選んで、お得で安心な海外旅行を楽しんでくださいね。