ファクタリングは悪質・悪徳業者・反社・ヤミ金に注意!見分け方を違法判例付きで解説

「ファクタリングを利用したいけど悪質業者に引っかかったらどうしよう……」と不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。

結論、ファクタリング自体は合法な資金調達方法ですが、悪質な業者を見極めて利用する必要があります。

本記事では悪質なファクタリング業者の見分け方やおすすめの業者を紹介します。

この記事を読むことで、違法業者を正しく見分けて、安全にファクタリングを利用できるようになるでしょう。

ファクタリングの利用を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

ファクタリングは悪徳・悪質業者・反社・ヤミ金に注意!見分け方を違法判例付きで解説

ファクタリングを装った悪質業者を利用してしまうと、脅迫まがいな取り立てに遭ってしまうことも考えられます。

まずは正規のファクタリング業者と悪質業者を見分けるポイントを実際の判例とともに紹介します。

「先払い買取現金化」は悪質業者の可能性あり

「先払い買取現金化」を謳う業者はトラブルに発展する可能性が高いため、利用しないようにしましょう。

「先払い買取現金化」とは物品の買い取りを装って現金を先払いし、後日商品の未発送による違約金名目で高額な支払いを請求されるものです。

多重債務のリスクだけでなく、取引に使用した個人情報の悪用や流出につながる可能性もあり、大変危険です。

「物品を送付する前に現金化できる」と謳った業者との取引は利用しないよう注意しましょう。

判例:2020年8月~2022年9月にかけて、大阪府と兵庫県の男性7人は「買い取り・現金先払い」と謳った業者に物品の写真を送信して現金を借りたところ、違法に高額な返済を迫られたため、東京や大阪などの業者5社に計約336万円の損害賠償を求めました。

金融庁は「貸金業法や出資法違反の可能性が高い」として、専門家への相談を呼びかけています。

参考:朝日新聞デジタル

違法な年金担保融資に注意

「年金担保融資」とは、2022年3月末まで独立行政法人福祉医療機構が実施していた融資制度です。

国民年金や厚生年金の受給権を担保とする融資制度でしたが、法改正により2022年4月以降は取扱いができなくなりました。

そのため、2022年4月以降に「年金担保融資」を謳って貸し付けを行うのは違法です。

特に年金の受給が開始している高齢者の被害が増えており、注意が必要です。

判例:2014年8月〜2016年10月にかけて、生活保護費や年金の受取口座を担保にして無登録で賃金業を行ったとして、貸金業法違反容疑で、一般財団法人「JRS」代表理事、保科勝久容疑者(58)が逮捕されました。容疑者は賃金業者の登録を受けずに生活保護や年金を受給している神戸市の54〜72歳の男性3人に現金計61万円を貸し付けたとしています。

参考:産経新聞社

給与ファクタリングは利用してはいけない

近年悪質なファクタリング手口として被害が増加しているのが「給与(給料)ファクタリング」です。

個人が勤務先から支払われる給与(賃金債権)を買い取って金銭を支払い、手数料を上乗せして資金を回収するものです。

悪質業者を利用してしまうと違法に高額な手数料を取られたり、危険な取り立てを受けたりするリスクがあります。

悪質なヤミ金業者の「給与(給料)ファクタリング」は利用しないようにしましょう。

判例:2020年3月~2020年7月にかけて無登録で貸金業を営み、504人に969回で計約2790万円を貸し付け、法定利息を上回る利息を受け取ったとして、被告(51)を懲役3年・執行猶予5年、罰金900万円とした一審判決が確定しました。被告は給料額の6割程度で債権を買い取っていたとのことです。

参考:朝日新聞デジタル

そもそもファクタリングとは違法ではない資金調達方法

悪質なファクタリング業者のニュースを見聞きすると「ファクタリング自体違法なのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

結論、ファクタリングは違法ではなく、正規の資金調達方法です。

ここからはファクタリングのメリット3つを紹介します。

資金調達するまでの時間が早い

ファクタリングは他の借り入れよりもスピーディに資金調達できるのがメリットです。

通常、融資を受ける場合は、審査や入金が完了するまでに数日から一週間以上かかるケースも少なくありません。

ファクタリング会社によっては最短即日で審査が完了・現金化が可能です。

業績に関係なくお金を用意できる

ファクタリングは事業の業績に関係なく資金調達できるのもメリットです。

融資の場合は利用者の返済能力について審査が必要ですが、ファクタリングは売掛先(取引先)企業の信用があれば利用できます。

ファクタリングは融資ではなく売掛債権の売却であり、審査の対象は売掛先企業の業績です。

利用者の業績が悪くてもお金を用意できるため、創業したての事業者でも利用しやすいといえるでしょう。

取引先の倒産リスクを回避できる

ファクタリングを利用すれば取引先の倒産リスクに備えられます。

売掛債権売却後は、ファクタリング会社が売掛先の倒産リスクを負います。

そのため売掛先が債権回収前に倒産しても、ファクタリング利用者に返金の義務は発生しません。

売掛金として保有している場合は、売掛先企業が倒産してしまうと資金を回収できず損失になってしまいます。

ファクタリングはこのような倒産リスクを回避できるのがメリットです。

安全に利用できるファクタリング業者ならこの5社

「ファクタリングを安全に利用するにはどの業者がいいの?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。

ここからは賃金業登録のある正規のファクタリング会社を5社紹介します。

ファクタリング会社選びに不安のある方は、ここで紹介する業者の利用を検討してみてください。

QuQuMo online

出典:QuQuMo online

「QuQuMo online」は資金調達までのスピード感とコストの低さがメリットのファクタリング会社です。

最短2時間で申し込みから入金まで完了するため、急いで資金を用意したい人に向いています。

手数料率は1%〜と業界内でも低水準となっており、余計な費用を払わずファクタリングを利用しやすいのもポイントです。

即日対応OK
取り扱いファクタリング2社間ファクタリング
手数料1%~14.8%
対象者法人 個人事業主 フリーランス

QuQuMo onlineの詳細はこちら

①PMGファクタリング

出典:PMGファクタリング

PMGファクタリング」は、毎月の取扱買取件数1,500件以上を誇る、業界最大規模の請求書買取サービスです。

審査&見積もりは最短20分、着金までも最短2時間です。何日も待つ必要がないため、急ぎで資金が必要な場合に向いています。

また、他社からの乗り換えもおすすめ。乗り換え率が98%と高水準であり、どこよりも親身に対応してくれていることがわかります。

リピート率も96%と、継続して利用している人も多いファクタリングですから、ぜひ利用を検討してみてください。

運営会社ピーエムジー株式会社
利用対象者原則として法人のみ
買取可能額50万円~2億円
手数料審査による
入金スピード最短2時間
契約の種類2社間・3社間
債権譲渡登記不要
オンライン手続き可能
PMGファクタリングの詳細はこちらから

アクセルファクター

出典:アクセルファクター

「アクセルファクター」は利用者ごとに柔軟な対応や審査をしているのが魅力のファクタリング会社です。

クライアント目線の対応・審査を強みとしており、実際の審査通過率は93%を誇っています。

売掛債権の下限額が30万円となっており、少額利用もしやすいでしょう。

まずは公式ホームページの簡単10秒の自動診断で、調達可能額をチェックしてみてください。

即日対応OK
取り扱いファクタリング2社間ファクタリング
手数料2%〜
対象者法人 個人事業主

アクセルファクターの詳細はこちら

ペイトナーファクタリング

出典:ペイトナーファクタリング

「ペイトナーファクタリング」はフリーランス・個人事業主が使いやすいファクタリング会社です。

「ペイトナーファクタリング」はAI審査を導入しており、事業計画書不要で原則請求書と本人確認書類で利用できるのがメリットです。

企業との取引だけでなく個人間の取引にも活用できるため、個人事業主向きといえるでしょう。

手数料が一律10%なので、ファクタリング利用にいくらかかるのか分かりやすいのもポイントです。

即日対応OK
取り扱いファクタリング2社間ファクタリング
手数料固定10%
対象者法人 個人事業主

ペイトナーファクタリングの詳細はこちら

ファクタリングが不安な方は即日・審査なし支払い.comもおすすめ

出典:支払い.com

「ファクタリング以外の方法で資金繰りを改善したい」「今すぐ資金を用意しなければいけない」という方は「支払い.com」の利用もおすすめです。

支払い.comは銀行振込が必要な支払いをクレジットカード払いに変更できる後払いサービスです。

クレジットカード払いに変更して支払い期限を延長することで、借り入れせずに資金繰りを改善できます。

手持ちのクレジットカードがあれば、審査も書類も不要で口座振込を代行してもらえます。

振込名義は自由に設定できるため、支払先に支払い.comを利用したことを知られずに済むのもメリットです。

手数料率は一律4%と低コストなので、資金繰りに悩んでいる方はぜひ利用を検討してみてください。

支払い.comの詳細はこちら

まとめ

ファクタリングは違法ではなく、メリットの多い資金調達方法ですが、悪質業者には注意する必要があります。

「先払い現金化」「年金担保融資」「給与ファクタリング」といったサービスは違法の可能性が高いので利用しないようにしましょう。

資金繰りを改善したい方は、ファクタリングだけでなく「支払い.com」のような後払いサービスの利用もおすすめです。

自分に合った資金繰り改善方法を探してみましょう。

この記事をシェアする

この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

この記事を読んだあなたへのおすすめ