ファクタリングトラブルで地獄?抜け出せないときは弁護士相談で和解?返せない・払えない。悪質業者の実態

※アフィリエイト広告を利用しています

「ファクタリングを利用し、資金を調達したい」

「ファクタリングは違法ではないのか?トラブルは発生しない?」

このように考えていませんか。初めて利用する資金調達手段は、リスクを把握したうえで申込を検討したいですよね。

ファクタリングは、民法を法的根拠とする合法の資金調達手段です。本記事では、ファクタリングにまつわるトラブルの事例を紹介します。

トラブルが起きたときの対処法や優良ファクタリング会社も紹介するので、新しい資金調達手段の導入を検討している事業者は、ぜひ参考にしてみてください。

ファクタリングでトラブルが起きたときの対処法。弁護士に相談・和解・支払い遅れなど

ファクタリング利用時にトラブルが起きたときは、以下の対処法を検討してみてください。

  • ファクタリングに強い弁護士に相談する
  • ファクタリング事業推進協会に入会する

ファクタリングに強い弁護士に相談する

ファクタリングに強い弁護士なら、売掛先に債権譲渡通知を実施しない交渉や、取引先への説明に対応してくれます。

また、悪質なファクタリング会社の取り立て行為をやめさせるほか、高額な手数料の過払い金を請求できるケースがあるのもメリットです。

悪質なファクタリング会社は、弁護士が介入すると対応が柔和になる可能性も期待できます。

3か月利用した場合、弁護士費用は1社あたり20万円程度です。無料相談を実施している弁護士事務所もあるため、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。

弁護士ドットコム」なら、信頼できる弁護士を探しやすいでしょう。

ファクタリング事業推進協会に入会する

ファクタリング事業推進協会では、資金の支払いやヤミ金融の相談に対応しています。

問い合わせは電話やメールから受け付けており、入会すると裁判事例も閲覧できるので、悪質な業者にだまされないように知識を深めたい企業にうってつけです。

入会には月会費1口につき正会員は10万円、特別会員は20万円の費用が発生します。

ファクタリングトラブルで地獄?事例|利用者サイド

冒頭でもお伝えしたとおり、ファクタリングは民法第466条「債権の譲渡性」や第555条「売買」を法的根拠にしており、違法な資金調達手段ではありません

ただ、ファクタリングの仕組みや注意点を理解していないとトラブルに発展する恐れがあります。まずは、利用者側のトラブルから確認しましょう。

  • 売掛先に通知される
  • 高額な手数料を請求される
  • 架空債権の売却や二重譲渡は罪に問われる

利用者側のトラブル事例①:売掛先に通知される

ファクタリングの仕組みを理解していないと、トラブルを引き起こすケースもあります。

“ファクタリングという資金繰り方法を税理士から紹介してもらい、一度だけ利用したことがあります。

その時はあまり調べずに相談してしまい、いわゆる3社間取引になっていて、取引先企業に通知が行ってしまいました。(後略)”

引用元:Yahoo!知恵袋

3社間ファクタリングは売掛先に通知されるので、取引先に資金繰りがうまくいっていないと思われる可能性があります。

ちなみに、2社間ファクタリングなら売掛先に通知がいかないので、知られたくない場合はこちらを利用すれば問題ありません。

また、売掛先から業者に売掛金が支払われる3社間ファクタリングとは違い、2社間ファクタリングの支払いは事業者自身です。

仕組みを理解していないと、2社間ファクタリング利用時に支払いを忘れてしまうリスクもあります。

利用者側のトラブル事例②:高額な手数料を請求される

手数料の相場を把握せずにファクタリングを利用すると、経営状況に影響を及ぼす可能性があります。

“ファクタリングって安全なのでしょうか?

妹が事業を行っているのですが、ファクタリングで融資してもらっているから大丈夫と最初は言っていたのですが、ここ数ヶ月、その支払に参っているようです。(後略)”

引用元:Yahoo!知恵袋

ファクタリングの手数料と、ビジネスローンや日本政策金融公庫の融資金利の比較表は、以下のとおりです。

資金調達手段サービス名(例)手数料・金利
ファクタリングonfact2〜20%
ビジネスローンGMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」年0.9〜14.0%
日本政策金融公庫経営環境変化対応資金(セーフティネット貸付)年1.4〜2.2%(※)

※令和6年5月1日時点の基準金利を記載しています。長期運転資金の上限金利は年2.5%です。

ビジネスローンや日本政策金融公庫の融資は年利が決められており、ファクタリングは売掛債権の売却ごとに手数料が発生します。

ファクタリングは融資に比べて手数料が高額なので、長期的な資金調達には向いていません。

至急、資金が必要なときは、即日融資に対応したビジネスローンの申込も検討してみてください。

<最短即日融資のビジネスローン>

実質年利融資限度額
ファンドワン2.50%〜18.0%30万円〜500万円

利用者側のトラブル事例③:架空債権の売却や二重譲渡は罪に問われる

架空債権の売却や二重譲渡は罪に問われる恐れがあるため、行ってはいけません。

朝日新聞デジタルによると、2022年3月、情報セキュリティ会社「グレスアベイル」の元社長が架空の売掛債権を売却し、約1億円の現金をだまし取った罪で逮捕されています。

架空債権の売却によって私文書偽造罪が適用されると、3か月以上5年以下の懲役が科されるのです。

また、二重譲渡も2社目以降のファクタリング会社をだましていますから、詐欺罪が成立する可能性があります。

ファクタリングトラブルの事例|悪質業者サイド

残念ながら、ファクタリング会社には悪質な業者もいます。以下のトラブルを確認し、悪質業者に引っかからないように気を付けましょう。

  • 違法に取り立てる
  • 償還請求権が設定されている
  • 高額な手数料を請求する

業者側のトラブル事例①:違法に取り立てる

まずは、ファクタリング業者を装ったヤミ金融による、違法な取り立ての事例を紹介します。

朝日新聞デジタルによると、2021年2月、一般社団法人「ハートフルライフ協会」の幹部ら6名が、貸金業法出資法の違反で逮捕されました。

勧誘時は売掛金が入金されなくても事業者に支払いを求めないと謳っていたものの、期日までに支払われないときは、利用者に催促を繰り返していたのです。

事業者に支払いを求める貸付は貸金業に該当し、正規の貸金業者は上限金利に従い融資を実施しています。

ハートフルライフ協会は貸金業者として登録していなかったため、そもそも支払いを求めること自体が違法です。

上述したような営業実態から、ハートフルライフ協会はヤミ金融として調査が入りました。

業者側のトラブル事例②:償還請求権が設定されている

原則、ファクタリングには償還請求権がありません。ファクタリングは、売掛先の経営不振や倒産によって売掛金が入金されなくても、事業者に支払義務が発生しない取引です。

償還請求権が設定されており、事業者の資金からファクタリング会社に支払わないといけない場合、貸金業に該当する可能性が高いといえます。

無登録にもかかわらず貸付を実施する「偽装ファクタリング」は、金融庁も注意喚起しています

ファクタリング利用時はノンリコース(=償還請求権なし)かを確認してみてください。

とはいえ、償還請求権を設定しているファクタリングは、貸金業登録をしているなら悪質業者とは限りません

償還請求権ありの契約は、ファクタリング会社に回収リスクが発生しないため、審査が厳しくない、手数料が安い傾向にあるなどのメリットがあります。

ただ、償還請求権があるときは、売掛金が支払われなくても事業者に支払義務が発生するので、リスクを考慮してから申し込んでください。

償還請求権のある取引に申し込むなら、金融庁のサイトに登録されている正規の貸金業者を利用しましょう。

業者側のトラブル事例③:高額な手数料を請求する

ファクタリングは一般的に、売掛金が回収できない場合でも事業者に支払義務が発生しないので、手数料が高額に設定されている傾向にあります。

ただ、営業実態からファクタリング会社が貸金業と判断されると、利息制限法が適用されます。利息制限法によって定められた上限金利は、年15〜20%です。

大阪地裁平成29年3月3日の判決では、ファクタリング会社が売掛金の回収リスクを負っていないため、債権譲渡ではなく貸付を実施する貸金業だと判断されました。

判決によって、ファクタリング会社は貸付と判断された分の支払いを命じられています。

ファクタリングから抜け出せない!返せない・払えないとどうなる?

事業者から業者への支払いが発生するのは、2社間ファクタリングです。3社間ファクタリングは、売掛先から直接ファクタリング会社に売掛金が入金されます。

ファクタリングから抜け出せなかったり、支払えなかったりするときのリスクは、以下のとおりです。

  • 社会的な信用を失う
  • 経営が悪化する

社会的な信用を失う

2社間ファクタリングの場合、売掛先から入金された売掛金を業者に支払えないと、社会的な信用を失う恐れがあります。

まず、売掛金を使いこんだときはファクタリング会社から信用されなくなるので、今後は同じ業者を利用できないでしょう。

また、売掛金をファクタリング会社に入金できないときは、取引先に債権譲渡通知が送付されます。

本来2社間ファクタリングは、債権譲渡登記を設定しなければ、取引先に利用は知られません。

しかし、売掛先に債権譲渡通知が送付されると、債権者が変更された事実がわかり、ファクタリングの利用を知られてしまいます。

売掛先からは、ファクタリングを利用しても支払えないほど資金繰りが厳しいと思われる可能性がありますから、今後の取引に影響を及ぼすかもしれません。

経営が悪化する

ファクタリングから抜け出せないと、手数料の負担から経営が悪化する恐れがあります。

<ファクタリングの手数料目安>

  • 2社間ファクタリング・・約2〜20%
  • 3社間ファクタリング・・約1〜9%

そのほか、出張費用や事務手数料を請求されるケースもあるため、ファクタリングに依存すれば経営状況が悪化し、倒産のリスクもあります。

経営が悪化するのを避けるために、売上向上の計画を立案してから、ファクタリングを利用するといいでしょう。

トラブルのリスクが少ない!優良ファクタリング会社3選

ファクタリングのトラブルを回避するなら、低手数料や豊富な実績を持つ業者に売掛債権を売却しましょう。おすすめの優良ファクタリング会社3選を紹介します。

  • QuQuMo
  • ビートレーディング
  • 日本中小企業金融サポート機構

①QuQuMo

QuQuMoは、手数料相場が1%〜の2社間ファクタリングサービスです。法人だけでなく、個人事業主も利用でき、手数料を抑えた資金調達が期待できます。

入金まで最短2時間とスピーディーな対応も魅力です。また、電話にて聞き取りを実施する場合はあるものの、面談は実施しませんから、忙しい事業者でもスムーズに利用できます。

必要書類は請求書と通帳の2点のみですし、利用可能額に制限はないので、手元にある売掛債権をすぐに資金化できるでしょう。

手数料相場1%〜
利用可能額無制限
ファクタリング形式2社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結

※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

QuQuMoはこちら

②ビートレーディング

ビートレーディングは、累計取扱件数5.8万社を突破したファクタリング会社です。

累計取扱高は1,300億円を超えており、実績のあるファクタリング会社を利用したい事業者にうってつけでしょう。

ファクタリングの取引形態は2社間と3社間を扱っており、コストを比較したうえで選択できます。

申込方法は、Web・電話・LINEの3種類。2024年5月時点、ビートレーディングの拠点は東京都や大阪府など全国に5か所あるため、オンラインだけでなく来店手続きも便利です。

手数料相場2社間:4〜12%
3社間:2〜9%
利用可能額無制限
ファクタリング形式2社間、3社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結

※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

ビートレーディングはこちら

③日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、非営利団体のファクタリング会社です。削減したコストは事業者に還元するため、低手数料のファクタリングが期待できます。

また、日本中小企業金融サポート機構は財務局および経済産業局から経営革新等支援機関の認定を受けている団体です。

専門性の高い支援を実施してくれるうえ、取引形態は2社間と3社間を扱っていますから、事業者に適したファクタリングサービスを提案してくれるでしょう。

売掛債権の金額に制限はなく、買取実績は3万〜2億円。審査結果は最短30分で通知されるので、至急資金調達が必要な事業者は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

手数料相場1.5%〜
利用可能額無制限
ファクタリング形式2社間、3社間
入金までの期間最短即日(※)
個人事業主
オンライン完結

※申込の時間帯により、入金が翌日以降になる場合があります。

日本中小企業金融サポート機構はこちら

まとめ

ファクタリングは、民法を法的根拠にした合法の資金調達手段です。ただ、ファクタリングの仕組みや注意点の理解が不足していると、トラブルを引き起こす恐れがあります。

また、ファクタリングとは名ばかりの貸付を実施する無登録の業者も紛れこんでいるので、利用時は優良なサービスに申し込みましょう。

本記事で紹介した優良ファクタリング会社は、以下のとおりです。

ファクタリングは支払いが遅れると社会的な信用を失うほか、経営が悪化する事態も想定されます。

トラブルの発生時は、弁護士やファクタリング事業推進協会に相談してみてください。

ファクタリングは融資の金利と比較すると手数料が高額なので、売上向上の計画を立案してから利用しましょう。

この記事をシェアする

この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

この記事を読んだあなたへのおすすめ