「ふるさと納税をやっている人はどのくらいいる?」
「利用者の年収は?自分も対象になるかな?」
ふるさと納税について、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
これから「ふるさと納税をしたい」と考える場合、ご自身が控除の対象になるのか、そもそも得をするのか、気になりますよね。
そこで本記事では、ふるさと納税利用者の割合や年収、得をする人の特徴などをまとめて解説します。
ふるさと納税をやっている人はどれくらいいる?利用者の割合
ふるさと納税の利用者は年々増え続けていると言われていますが、やっている人の割合は、一体どのくらいなのでしょうか。
総務省が令和4年に公表した「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、令和4年度課税における控除額の実績は約5,672億円、控除適用者数は約741万人とあります。
画像出典:総務省:ふるさと納税に関する現況調査結果
総務省の「令和3年度 市町村税課税状況等の調査」では、納税義務者数(均等割)が64,249,644人です。納税義務者数はふるさと納税ができる人の数ですから、割合は約12%(11.5175735448% )の人が利用していることがわかります。
住民税の控除が受けられるうえ、実質2000円の負担で様々な返礼品がもらえることがメリットのふるさと納税ですが、この結果をみて、思ったより少ないと感じた人も多いのではないでしょうか。
ふるさと納税をしない理由では「やってみたいと思うけど制度ややり方がよくわからない」と答える人が少なくありません。
ふるさと納税の手続きは思っているよりも簡単
「手続きが難しい」「制度がよくわからない」と躊躇している方も多いふるさと納税ですが、実は、案外簡単にできます。
《ふるさと納税のやり方》
やること | |
①自分の寄付限度額を調べる | ふるさと納税ポータルサイトなどで提供されているツールで寄付限度額を調べましょう。例えばマイナビふるさと納税の「簡易シミュレーション」が便利。 |
②返礼品や自治体を探す | ふるさと納税のサイトから寄付したい自治体や欲しい返礼品を探して寄付申し込みボタンを押す。 |
③返礼品と寄付金額受領証明書を受け取る | 寄付した自治体から、「返礼品」と「寄付金受領証明書」が届くので受け取りましょう。 |
④寄付金控除の手続き | 確定申告の必要がない便利な「ワンストップ特例制度」、または「確定申告」を行う。詳しくは「マイナビふるさと納税 」のふるさと納税の流れへ。 |
もっとも難易度が高く感じる④の「寄付金控除の手続き」ですが、寄付を行う自治体数が5以下の場合は、ワンストップ特例制度を選ぶと、確定申告の必要がありません。
フリーランスなどもともと確定申告が必要な方は選べませんが、そうでない場合はおすすめです。確定申告が必要な場合でも、確定申告書類とともに、寄付金受領証明書を提出すれば申請できますので、そう難しくはありません。
住民税は年収により算出されるため、絶対に払わなければならないお金です。住んでいる自治体に支払うよりは、他の自治体に寄付して返礼品をもらった方がお得なので、ぜひ利用してみてください。
ふるさと納税利用者の年収っていくらくらい?
総務省が公表している「ふるさと納税の仕組み〜税金の控除について〜」では、全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安を公表しています。
画像:総務省「税金の控除について」より
上記の表では、ふるさと納税を行う本人の給与収入が、年収300万円から記載があります。独身または、共働き夫婦なら、年収300万円からふるさと納税を行えます。
共働き+子供2人の場合は、325万円で1万円の上限額、450万円で20,000〜28,000円の上限額となります。
もし5万円以上寄付したい場合は、共働き夫婦で年収450万円、共働き+子供2人で年収600万円が必要です。
自分の年収でいくらまで寄付できるか知りたい方は、「マイナビふるさと納税」の控除額シミュレーションを活用してみましょう。
「ふるさと納税むかつく」と言われる口コミ評判の真相
ふるさと納税は便利な制度ですが、ときに「むかつく」と言われることがあります。
その理由は、下記の3つです
- ふるさと納税できない人の妬み
- ふるさと納税の制度に納得できない人の声
- ふるさと納税で満足できなかった人の愚痴
むかつくと発する人の立場によって意味が異なるため、解説していきます。
ふるさと納税できない人の妬み
まずはふるさと納税できない人の妬みからくる「むかつく」について。
先ほども紹介したように、総務省が控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安を公表しているため、ふるさと納税は、寄付した金額や返礼品の話である程度の年収がわかってしまいます。
年収の話ははっきりしないまでも、上限額や返礼品の話が飛び交うこともありますから、ふるさと納税できない人からすると、羨ましい話なのかもしれません。
ママの掲示板「ママスタ」では下記のような投稿がありました。
画像:ママスタ「ふるさと納税している人むかつく」より
このように、「ふるさと納税しているだけでも控除があるから他の自治体サービスは受けられなくしてほしい」という声もあるのです。
他にもInstagramなどで返礼品を載せる人も少なくないため、反感を買ってしまうことがあります。
下記のように、ふるさと納税の手続きができている人への声もありました。
ふるさと納税とか、なんかちょっとした手続きが得意なやつが得するの若干むかつくな
— 柏野真之 (@lilium0721) December 3, 2020
ふるさと納税の手続きは、やってみると簡単です。しかし、初めての人には難しく感じられるため、このような口コミにつながっています。
ふるさと納税の制度に納得できない人の声
ふるさと納税の醍醐味は、寄付することで魅力的な返礼品をもらえることです。しかし、この制度に納得が行かない人もいます。
さっきふるナビのCMむかつくと言ったけどさとふるとかふるさと納税に関係するCM全部おかしい
— 渡邉 拡庸 (@FactJustice) December 11, 2019
だいたい物で釣られないと納税しないのがおかしい
ふるさと納税ばかりしてる人は自分の自治体のサービスが低下しても文句を言えないな
なんでわざわざ書いたかとというと、ふるさと納税といえば、の、豪華返礼品の制度がたまらなくむかつくからです
— トン (@headphoneghost) September 30, 2016
このように、本来自分住んでいる自治体に収めるべき税金を、他の自治体に寄付する制度が許せないという声もあります。
さらに豪華な返礼品に疑問を感じる方も少なくありません。こればっかりは価値観の違いですが、「むかつく」という口コミにつながる理由の1つとなっています。
ふるさと納税で満足できなかった人の愚痴
「ふるさと納税むかつく」という発言には、返礼品や自治体に満足できなかった人の声も含まれます。例えば下記のようなものです。
ふるさと納税、マイナンバーのweb提出できない自治体むかつくなぁ。
— たけのなかのしょうた (@syota86_) December 8, 2021
めんどくさすぎるだろ!
金ない自治体なのかな…
鎌倉市の住民税の計算ミスむかつく。ふるさと納税の分がまるまるすっ飛ばされてる。
— hironor (@hironorg) June 20, 2020
市民税・県民税の決定通知書を良く確認しましょー。。
ハンバーグ、ふるさと納税でたくさん買ったんですけど、まんまるタイプでほぼ球体なので真ん中までなかなか火が通らなくてむかつく
— 弓月🐎🦄 (@taxusl) February 11, 2022
ふるさと納税、切手と返信用封筒をこっちに用意させる自治体むかつくから消滅してほしい
— なるせ (@ivy_u9) December 12, 2021
返礼品は届いてみなければわからない部分もあるため、期待通りのものが届かなければ「せっかく寄付をしたのに…」とむかついてしまうのは仕方がないでしょう。
また、対応が異なる自治体への不満を募らせる方も少なくありません。ふるさと納税を選ぶ際は、返礼品や自治体の口コミなどをチェックすると失敗を防げます。
ふるさと納税で得するのはこんな人
返礼品がもらえるふるさと納税について、賛否両論ありますが、お得な制度であることは間違いありません。しかし、実は利用してもお得にならない人もいます。
そこでここからは、ふるさと納税で得する人の特徴を解説します。
- 住民税や所得税を納めている人
- 所得税・住民税の課税額が高い人
- 住宅ローン控除などの税金控除がない人
ふるさと納税が向いているのは、住民税や所得税を納めている人です。課税額が高い人ほど、ふるさと納税がお得になります。
課税額が高い人=年収が高い人ですから、寄付上限額の幅も広がります。高価な返礼品を選べますから、課税額が高い人にはおすすめできます。
さらに住宅ローン控除や医療費控除があれば、所得が下がるため、寄付上限枠も異なります。ふるさと納税は、このような控除を受けていない人に適しています。
手続き簡単!おすすめのふるさと納税サイト
最後に、おすすめのふるさと納税サイトをご紹介します。
ふるさと納税の寄付額に対し、ポイント還元やAmazonギフト券をもらえるキャンペーンがありますので、下記のサイトを利用すれば、さらにお得です。
マイナビふるさと納税:Amazonギフト券10%還元
画像:マイナビふるさと納税
Amazonギフト券10%還元中「マイナビふるさと納税」は、2022年11月にオープンした、マイナビが運営する新しいふるさと納税ポータルサイトです。
決済方法や寄付金額にかかわらず、期間中にマイナビふるさと納税を利用して寄付をすると、全員に寄付金額の10%分のAmazonギフト券がプレゼントされるキャンペーン中なので、今が狙い目!
お肉や魚介類など人気の返礼品はもちろん、おせちや日用品まで揃っています。サイトがシンプルなので見やすく、初めてのふるさと納税でも迷わず利用できます。
自治体数 | 1,134(2022年10月時点) |
返礼品数 | 487,841(2022年9月時点) |
ポイント還元 | サイトオープン記念Amazonギフト券を寄付金額の10%還元 |
さとふる
画像:さとふる
ソフトバンクが運営するふるさと納税サイト「さとふる」は、応援したい自治体や特産品情報をすぐに探せると評判です。「ワンストップ特例制度」にも対応し、ふるさと納税の申請が簡単に行えます。
返礼品には口コミが掲載されているので、迷った時の参考になります。
寄付してから早くて1週間ほどで返礼品が手元に届くスピード感も、嬉しいポイントです。
自治体数 | 1,134(2022年10月時点) |
返礼品数 | 487,841(2022年9月時点) |
ポイント還元 | 初めて寄付する方限定!寄付金額の最大20% PayPayポイント還元 |
楽天ふるさと納税
画像:楽天ふるさと納税
楽天ポイントが貯まる「楽天ふるさと納税」は、楽天ユーザーにおすすめです。楽天スーパーセール対象や楽天カード払いなら、さらにポイント還元率が上がります。
自治体の数も豊富で、魅力的な返礼品も盛りだくさん。ランキングなども見やすいため、迷ったときは楽天ふるさと納税がおすすめです。
楽天市場の買い物に慣れている方なら、初めてでも安心して利用できるでしょう。
自治体数 | 1,486(2022年10月時点) |
返礼品数 | – |
ポイント還元 | 楽天ポイントが貯まる |