学生ローンは無利子で借りられる?第一種奨学金の条件・年収&やめたほうがいいと言われる理由

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一般的な学生ローンは利息が発生するため、「負担が重すぎる……」「無利子で借りられたら……」と思う方は多いでしょう。

中には、利用する前から「自分には無理」と考えたり、周囲から「やめたほうがいい」と止められたりする方もいますよね。

結論を申し上げると、無利子で借りられる学生ローンは存在します。

そこで本記事では、無利子で借りられる学生ローンの利用条件や年収について詳しく解説します。

さらに、「国の教育ローンは学生本人が借りられるのか?」「やめたほうがいいと言われる理由とは?」といった疑問にもお答えするので、ぜひ一読ください。

大学生が利用できる学生ローンで無利子はある?第一種奨学金の条件や年収は?

大学生が無利子で利用できる学生ローンといえば、「第一種奨学金」が挙げられます。

独立行政法人「日本学生支援機構」が提供する学生ローンで、両親の年収や学力基準を満たしていれば利用が可能です。

大学進学で利用する「両親」「本人」「中学生」の家族4人の給与所得者世帯の場合、第一種奨学金では年収が約747万円以下なら融資を受けられます。

学力基準は、「全履修科目の評定平均値が5段階評価で3.5以上」です。

上記の条件を満たしていれば、無利子でローンを組めます。

ちなみに、受け取れる金額は進学する学校の種別や進学形態によって異なります。

奨学金の種類等大学短期大学・専修学校
国公立私立国公立私立
自宅通学自宅外通学自宅通学自宅外通学自宅通学自宅外通学自宅通学自宅外通学
最高月額4万5,000円5万1,000円5万4,000円6万4,000円4万5,000円5万1,000円5万4,000円6万4,000円
最高月額以外の月額3万円2万円4万円3万円2万円4万円3万円2万円5万円4万円3万円2万円3万円2万円4万円3万円2万円4万円3万円2万円5万円4万円3万円2万円

例えば、地方から上京して一人暮らしをしながら国公立大学に通う場合、月に最大5万1,000円のお金を借りられます。

大学は4年間なので、「5万1,000円 × 48ヶ月(4年)= 約244万円」を受け取れる計算です。

ちなみに、日本学生支援機構には利息が発生する「第二種奨学金」もあり、第一種奨学金と併用して利用することもできます。

ただし、これらの制度を利用するには、保証機関による「機関保証」または親族による「人的保証」が必要となるので注意してください。

国の教育ローンは学生本人が借りられる?メリット・デメリット

学生が組めるローンの中には、政策金融機関が提供しているサービスもあります。

それが「日本政策金融公庫」の「教育一般貸付(国の教育ローン)」です。

融資の対象となる学校に入学・在学する保護者(主に生計を維持されている方)で、世帯年収(所得)が下記の表の金額以内なら利用できます。

子どもの人数世帯年収(所得)の上限額
1人790万円(600万円)
2人890万円(690万円)
3人990万円(790万円)
4人1,090万円(890万円)
5人1,190万円(990万円)

※括弧内の金額は事業所得者の場合の所得上限額です。

※世帯年収(所得)には、世帯主のほか、配偶者等の収入(所得)も含まれます。

※今年の世帯年収(所得)が上記の金額以内となる見込みのある方(以下の1-8の要件に該当する見込みある方を含む。)は、ご利用いただける場合があります。

※ご親族などでもご利用いただける場合があります。

※独立行政法人日本学生支援機構の奨学金と併せてご利用いただけます。

※審査の結果、お客さまのご希望に沿えないことがございます。

そんな教育一般貸付(国の教育ローン)は、成人しており、なおかつ安定した収入があれば、学生本人の申し込みも可能です。

Q:学生本人が申込人になることはできますか。

A:例えば、成人されており、勤務収入などの安定したご収入があって、独立して生計を営んでいらっしゃる方であれば、学生ご本人でお申込みいただけます。

ただし、今回の入学・在学により、学業に専念されるような場合は、ご返済の見通しが困難となることから、ご両親のうち主に生計を維持されている方やご親族の方にお申込人となっていただくようお願いいたします。

引用:日本政策金融公庫「教育一般貸付(国の教育ローン)」

では、教育一般貸付(国の教育ローン)を利用するメリット・デメリットは何なのか解説します。

メリット

教育一般貸付(国の教育ローン)を利用するメリットは以下の4つです。

  • 資金使途の自由度が高い
  • 子どもの学力が問われない
  • 民間の教育ローンより低金利
  • 子どもに返済の負担をかけずに済む

まず、借りたお金は学校に納める入学金や授業料、施設設備費だけでなく、受験にかかる費用や定期券代、賃貸物件の費用、パソコン購入費など幅広く利用できます。

さらに、第一種奨学金は子どもの学力が問われるのに対して、国の教育ローンは学力に関する基準がありません。

加えて、民間の教育ローンが金利相場2.0〜5.0%なのに対して、国の教育ローンは1.95%と低金利です。

他にも、借りたお金を返済するのは保護者なので、子どもに返済の負担をかけずに済むのもメリットとして挙げられます。

デメリット

教育一般貸付(国の教育ローン)を利用するデメリットは以下の3つです。

  • 借りるには審査がある
  • 奨学金よりも高金利
  • 融資限度額が低い

国の教育ローンを利用するには、必ず厳しい審査を受ける必要があります。

申込内容や提出書類、保護者の収入や借り入れ状況等を総合的に判断して、しっかり返済できるか厳しく審査されるため、中には融資不可の判断を下される人がいます。

仮に審査に通過しても、無利息でも借りられる奨学金よりは高金利です。

さらに、進学・在学する学校や家庭の経済状況によっては、最大で350万円しか借りられません。

このようなデメリットがあるので、利用する際はしっかり詳細をチェックした方が良いでしょう。

学生ローン「イーキャンパス」なら初回に限り30日間無利子

画像:イー・キャンパス

イー・キャンパス」は、初回利用なら契約から30日間は無利子で利用できる学生ローンです。

契約してから30日間なら、いくら借りても利子は発生しないので、その間に多めに返済すれば一気に元金を減らせます。

しっかり返済計画を立てて利用すれば、かなり負担を軽くできるのでおすすめです。

さらに、原則として郵送物や電話によるやり取りが発生しないので、周囲に内緒でお金を借りられます。

オンライン完結にも対応しているので、来店せずにすべての手続きがWEB上で行えるのも魅力です。

自宅や外出先など場所を選ばずパソコン・スマホから手軽に申し込めるので、勉強やアルバイトで忙しい学生の方でも無理なく利用できるでしょう。

実質年利新規申込:15.5%~16.5%追加申込:14.5%~16.5%
借入限度額学生:50万円社会人:80万円
返済期間5年
融資対象者安定した収入のある18歳から30歳までの学生の方が対象。高校生は不可。
融資までの期間下記時間帯の申し込みなら同日中に審査月~金(祝日は除く):10:00~17:45土:10:00~15:45
WEB完結可能

イー・キャンパスの詳細はこちら

急いでいる場合はカードローンもおすすめ

第一種奨学金や教育一般貸付(国の教育ローン)は、申し込みから融資まで1ヶ月程度かかります。

そのため、「今すぐお金を借りたい」という方には適していません。

もし、急ぎでお金を手に入れたいなら、大手消費者金融が提供しているカードローンがおすすめです。

ここでは、若い人の間でも人気のサービスを2つご紹介します。

  • プロミス
  • アイフル

プロミス

「プロミス」は、審査時間が最短3分(※)という業界最速のスピードを誇るカードローンです。

しかも、WEB完結申込に対応しているため、書類のやり取りは原則としてありません。

必要書類の提出や契約書へのサインも、パソコン・スマホを使ってできるので、場所を選ばずに利用できる特徴があります。

さらに、審査は平日だけでなく土日祝日も休まず9時〜21時の間で実施中です。

最短即日融資(※)にも対応しているので、今すぐにお金を手に入れたい学生の方は利用してみると良いでしょう。

ちなみに、はじめて利用する方なら30日間は無利息で借りられます。

実質年利4.5%~17.8%
借入限度額1万〜500万円
※借入限度額は審査によって決定いたします
融資までの期間最短即日融資(※)
WEB完結可能

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

【プロミスの詳細はこちら】

アイフル

アイフル」は、カードレスとオンライン契約に対応している非接触で利用可能なカードローンです。

来店する必要がないのはもちろん、自宅への郵送物も原則としてないので、手間をかけず気軽に融資を受けられます。

気になる審査時間は最短18分(※2)です。

スムーズに手続きが進めば即日融資(※2)に対応してくれるので、緊急事態に陥る学生の助けとなってくれるでしょう。

しかも、契約後は提携コンビニATMを利用して、基本的に24時間365日いつでもお金を借りられます。

契約だけしてお金を借りないという使い方もOKなので、万が一への備えとして申し込みだけでも済ませておくと良いでしょう。

ちなみに、初回利用者を対象とした30日間の無利息期間も用意されています。

無利子でお金を借りたい方は、しっかり計画を立ててから申し込むようにしてください。

実質年利3.0%~18.0%
借入限度額800万円(※1)
融資までの期間最短即日融資(※2)
WEB完結可能

※1:ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。
※2:お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※貸付条件※———————————————————————
■商号:アイフル株式会社
■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号
■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)
■遅延損害金:20.0%(実質年率)
■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)
■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式
■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)
■担保・連帯保証人:不要

アイフルの貸付条件・詳細はこちら

学生ローンはやめたほうがいい?借りる際の注意点

一部の人からは、「学生ローンはやめたほうがいい」と言われています。

その理由は、学生には安定した収入がないからです。

そもそも、学生ローンは借りたら返す必要があります。

さらに利息が発生するため、最終的には借りた金額以上のお金を返済しなければなりません。

当然、滞りなく返済を続けるには安定した収入がないと難しいため、勉学が本業の学生はやめたほうがいいと言われているわけです。

もちろん、しっかり計画を立てたうえで、以下のポイントを押さえれば学生でも安全にお金を借りられるでしょう。

  • 安定した収入を得る
  • 他社借入を作らない
  • 返済シミュレーションを行う

学生なら、雇用形態はパート・アルバイトで問題ありません。

重要なのは勤続年数です。

最低でも1年以上は同じ職場で働いてから申し込みましょう。

他社借入があると審査では不利になるので、学生ローンを組みたいなら他で借金を作らないことが大切です。

最後に、必ず返済シミュレーションを行いましょう。

返済シミュレーションは、「プロミス」等のサイトにある「返済シミュレーション」を使えば誰でも簡単に算出できます。

安全にお金を借りるためにも、これら3つのポイントは必ず押さえるようにしてください。

大学生で学費が足りない場合の対処法|学生ローンを賢く活用

最後は、学費が足りない大学生がおすすめの対処法と学生ローンを賢く使う活用法について解説します。

学費が足りない時の対処法3選

学費が足りないなら、以下の3つの対処法を講じると良いでしょう。

  • 即日バイトで稼ぐ
  • 不用品を売却する
  • 授業料の免除・減額制度や給付型助成金を使う

お金が必要な時の一番の対処法は働いて稼ぐことです。

近年は、その日に応募して履歴書・面接なしで働ける仕事が増えています。

いわゆる即日バイトと呼ばれる働き方なら、隙間時間を使って1、2時間だけ働いても良いですし、丸1日仕事して稼ぐといった使い方も可能です。

次に、不用品を売却してお金を得る方法も有効です。

出張買取なら、自宅に査定士の人が来てくれるので、重たい荷物やたくさんの品物を手間をかけずに売約してお金に換えられます。

他にも、国や地方自治体が提供する授業料の免除・減額制度や給付型助成金があるので、使える制度がないか調べてみるのも良いでしょう。

もちろん、学生ローンを上手に活用するのも対処法の一つです。

学生ローンを賢く活用する3つのポイント

学生ローンを検討している方は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 必要最低限の額を借りる
  • 色々なサービスを比較する
  • 卒業後の返済計画を立てる

まずは、何にいくらかかるのか明確にしたうえで、必要最低限のお金だけ借りるようにしてください。

次に、学生ローンと一言で言っても、国の教育ローンや日本学生支援機構の奨学金、銀行や消費者金融のローンといったさまざまなサービスがあります。

最初から1つに絞るのではなく色々なサービスをチェックして、金利や返済期間、利用条件等を比較しましょう。

そして、利用する学生ローンが決まったら、卒業後にどのように返済していくかを具体的に考えてください。

就職後の収入を予測し、毎月の返済額をシミュレーションすれば、無理のない借り入れができるでしょう。

以上3点を押さえて学生ローンを活用すれば、学費が足りないという現状を変えられる可能性があります。

まとめ

学生ローンの中には、無利子で利用できるサービスがあります。

代表的なサービスとしては「第一種奨学金」が挙げられます。

学力や年収が条件を満たしていれば、元金のみの返済でOKなので、負担をかけずに学ぶことが可能です。

他にも、政策金融機関が提供している「教育一般貸付(国の教育ローン)」は、利息こそ発生するものの、学力に関係なく融資を受けられるので多くの学生が利用しています。

もちろん、民間の金融機関が提供する学生ローンも人気です。

イー・キャンパス」なら、はじめての利用で30日間は無利子でお金を借りられます。

大手消費者金融の「プロミス」と「アイフル」なら、最短即日融資に対応しているので、今すぐにお金を借りたい学生にはおすすめです。

それぞれの違いをよく理解したうえで、あなたに合ったサービスを選びましょう。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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