キャンプや屋外イベントなど、さまざまなアウトドアシーンで活躍するタープ。キャンプブームのなか、初心者向けのセットタイプや、設営が簡単なワンタッチタープが人気を博していますよ。
そこで今回は、タープの選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。ソロや2人用の小さめサイズから、ファミリー向けの大きいデザインまで幅広くランクインしているので、タープの購入を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
開放感もプライベート空間も演出できる!日差しや雨風を遮るキャンプ用品の「タープ」
日差しや紫外線を遮ったり、強い雨風の吹き込みを防いだりと、キャンプシーンをより快適にするためのタープ。キャンプだけでなく、運動会や釣りなどさまざまなアウトドアタイムで活躍します。
テントより広々としているので、大人数やファミリーの使用でも開放感があるのが特徴です。テントと組み合わせて使用したり、車に取り付けて個室感を出したりと、レイアウトがしやすいことでも注目を浴びています。
タープの選び方
タープを選ぶ際に重要な7つのポイントを見ていきましょう。
使うシーンや人数を考慮して、タープの「種類」を選ぼう
主に5種類で展開されているタープは、使用する人数や目的にあわせて選ぶのがポイントです。ソロ用やファミリー用、タープの下で料理や焚き火ができるタイプなど、自分にあったアイテムをチョイスしてくださいね。
3人までなら広々サイズ◎軽量で、幅広いアウトドアシーンで活躍する「ヘキサタープ」
シートが6角形(ヘキサゴン)のデザインになっているヘキサタープは、軽量かつ収納しやすいコンパクトサイズが特徴です。2本のポールで設営できるため、組み立てや片付けが簡単。女性やキャンプ初心者さんにも人気が高いデザインですよ。
また、軽量2kg前後と持ち運びに便利なため、運動会やフィッシングなど、さまざまなアウトドアレジャーで活躍します。ただ、高さが低く日陰ができる面積も狭いため、ファミリーで使う場合は、3.5m×3.5m以上の大きめシート設計のものを選んでくださいね。
テントと組み合わせ抜群のファミリー向け「レクタ(スクエア)タープ」
シートが長方形(スクエア)デザインになっているレクタタープは、ファミリーやサークルなど、大人数の使用におすすめ。タープ内にテントを置けるほど十分な高さがあり、開放感があるのが特徴です。
日陰の面積が大きくとれる4m×4mやソロ用の2m×2mサイズなど幅広くあるので、好みの張り方・使用する人数にあわせて選べるのも魅力。ただ、通気性があるため、風や雨など完全に防ぎきれないのがネックでしょう。
2人組におすすめの個室感も開放感も演出できる「スクリーン(シェルター)タープ」
サイドシートやメッシュフラップで全面を囲うデザインのスクリーンタープ。ポールで設営するものと折りたたみ式の2種類で展開されています。スクリーンが雨や風の吹き込みを防止してくれるので、天気が変わりやすい季節のキャンプにも最適。
3m×3mの設計のものなら、タープ内にテーブルやイスを置いても十分なスペースがありますよ。プライベート感が演出できるので、長時間のアウトドア活動が多い方はチェックしてくださいね。
最大で8人収容できる!BBQや焚き火もできる高さがある「ワンタッチタープ」
名前の通り設営がワンタッチで完了する、ポールのみで自立するタイプです。設営に慣れていない初心者さんでも5分程度で組み立てられますよ。また、地面にペグを打つ必要がないので、ベランダやウッドデッキで使用したい方にもおすすめです。
高さが2m以上ある商品が多いので、火の粉が飛んでシートに穴が開いてしまうなどのトラブルを回避できます。ただ、簡易的なつくりであるため、ほかのタープと比べると強度が弱いのがネックです。
カップルやソロキャンプに◎プライベート感が欲しいなら、安定性に優れた「カーサイドタープ」
近年、注目を浴びているカーサイドタープは、オートキャンプと相性がいいですよ。車のサイドやバックドアに連結させて使うタイプで、安定性に優れています。
プライベート空間を確保しつつ、開放感もあるため至極のリラックスタイムを楽しめますよ。ただ、車体に固定して使うため、一度設置してしまうと車の移動ができなくなってしまいます。取り付けるタイミングに気をつけてくださいね。
重量感や難燃性にあわせて、使用しているシート生地の「素材」をチョイスしよう
タープシートは、使用している素材によって重量感や燃えやすさなどが変わります。持ち運びやすさなどを比較して、自分にぴったりな素材を選んでくださいね。
難燃性は低いが乾きやすい◎軽量1kg前後で、折りたたみやすい「ポリエステル」や「ナイロン」
軽量1kg前後&濡れてもすぐ乾く素材のポリエステルやナイロン。手頃な価格なので、費用を抑えたい方におすすめです。伸縮性に優れているため、折りたたんで収納しているシートはシワになりにくいですよ。
なかでも、厚さがある300D(デニール)ポリエステルを採用したものなら摩擦に強く、遮断性も高いです。ただ、長期間使っていると黄ばみやすいのがネックといえます。
重量感より燃えにくさを重視するなら、断熱性が高い「ポリコットン(コットン)」
ポリコットンは、ポリエステル65%・コットン35%の比率で作られたもの。結露しにくい&断熱性に優れた生地構造のため、気温が低い冬のキャンプはもちろん、シーズンを通して快適に過ごせますよ。
難燃性が高いのでタープ内・付近で、焚き火や料理をしたい方にもおすすめ。火を扱う場合は、ポリコットン生地に加え、タープの高さが1m以上あるか確認してくださいね。ただ、濡れると重くなり、カビやすいのが欠点です。
快適さが変わる◎「UVカット・遮光加工」や「ランタンフック機能」も確認しよう
快適さを重視するなら、日焼けやシワ対策ができるUVカット加工も確認しましょう。また、遮断性・遮光性に優れたシルバーコーティング加工もチェック。暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かく過ごせますよ。
ランタンを吊るすフックや延長ベルトが付属されているものなら、夜間のキャンプをラグジュアリーに演出してくれます。運動会など小物置き場に困るアウトドア活動なら、サイドポケット付きなど便利な機能が搭載されているとよいでしょう。
お手持ちのテントと組み合わせるなら、「カラー」や「シートデザイン」で選ぼう
テントと組み合わせて使用したい方、シートのレイアウトを目的にあわせて変えたい方は、カラーやシートデザインで選びましょう。選べるカラーが多いタープは、お手持ちのテントの色とあわせるのがポイントです。
グレーテントなら、グレーのタープやネイビーのタープなど、同色またはトーンをあわせて、統一感を出しましょう。シーンにあわせて張り方を変えたい方は、シンプルな長方形デザインのレクタタープがおすすめですよ。
「耐水圧」が1000mm〜1500mmなら、雨天時の使用も安心して使えるので便利
耐水圧とは、どれくらいの水圧までなら、生地に浸透せずに耐えられるかを表した性能数値のことです。JIS規格にもとづいた耐水圧試験によって算出されています。
高耐水圧5000mm以上のものは大雨の使用も安心ですが、通気性が悪く蒸れやすくなってしまいます。1000mm〜1500mmのアイテムを探してくださいね。小雨300mm・中雨2000mmが目安になっているので、使い勝手にあわせて選びましょう。
収納袋付きだと◎軽量1.5kg前後&「持ち運びやすい」コンパクトサイズか確認しよう
ソロキャンプやツーリングなど、荷物を最小限にしたい方や移動が多い場合は、バッグに入れても負担にならない軽量1.5kg前後のものがおすすめ。また、収納袋がセットになっているものならコンパクトに収納できるので、持ち運びやすくなるでしょう。
軽量モデルのアイテムは、携帯性に優れているだけでなく、タープの設営&収納も簡単。女性ひとりでもシートを広げやすく、折りたたみやすいのでストレスなく組み立てが完了しますよ。
初めての方は、ポールやペグなどの「付属品」がセットになっているかもチェックしよう
タープは、ワンタッチ式を除きポール・ペグ・ロープ・ベルトなどを使って設営します。商品によっては、タープ本体(シート)のみの販売で、組み立てに必要なパーツは別売りの場合もあります。
パーツが付属されているタープなら、買い足し不要なので、キャンプ初心者さんや費用を抑えたい方にぴったりですよ。ただ、ポールを支えるためのペグについては、強度のあるモデルを個別に買うのもよいでしょう。
タープのおすすめ人気ランキング8選
ここからは、タープのおすすめ商品を紹介します。選び方を参考に、自分にぴったりな商品を選んでくださいね。
1位 DOD(ディーオーディ)いつかのタープ ヘキサタープ UV加工済み TT5-631-TN
組み立てに必要な部品がセットになった初心者向けヘキサタープ
ペグ・ロープ・ポール・ベルト・収納袋がセットになったオールインワンタープ。買い足し不要なので、キャンプ初心者さんに最適です。UVカット加工済みシートなので、紫外線が気になる季節も安心してリラックスできるでしょう。
ランタンフックにもなる延長ベルト付きなので、夜間のキャンプシーンを上品に演出してくれます。ポールの高さは2.3mあるので、タープの下で焚き火や料理をしたい方にもおすすめです。
2位 FIELDOOR(フィールドア)ワンタッチタープテント 377191191
持ち上げて広げるだけの簡単設営と高耐水加工が魅力
従来のモデルより屋根柱が4本追加され、強度が増したシリーズ最高峰のワンタッチタープ。2m×2mの小さめサイズが特徴で、ソロキャンプでも活躍しますよ。
高耐水加工の耐水圧2000mm以上、転倒を防止するためのベンチレーション(隙間)が設置されているため、大気が不安定な季節でも安心。ただ、総重量は約11kgでずっしりとした重さがあるため、持ち運びには不便でしょう。
3位 luckily(ラッキーリィ)ヘキサタープテント 2〜4人用 568003006
開放感もありながら遮光性抜群の最軽量モデル
夫婦やカップルといった少人数の使用に最適なヘキサタープテントです。UVコーティングと、厚さがある210Dオックスフォード生地の二重構造シートが、紫外線や強い日差しを遮断してくれます。
女性でもラクラク運べる軽量約850gかつ収納ケース付きなので、荷物をコンパクトにしたいキャンプツーリングにも最適なモデルです。また、シンプル設計のシートであるためレイアウトしやすく、レジャーシートとしても使えます。
4位 OUTDOORMASTER(アウトドアマスター)スクエアタープ 防水 紫外線カット B088TK7WZ3
10WAY以上の張り方ができる破れにくいシートが特徴
ファミリーやサークルなど、大人数のアウトドアシーンで活躍する4m×4mの大きめサイズ。300Dポリエステル採用のシートは、最高水準UPF50+であるため紫外線を強力カットします。
さらに、シート裏面には遮断性・遮光性に優れたシルバーコーティングが施されているので、気温に左右されやすい屋外活動も快適に過ごせます。シートだけでなく、付属の収納ケースも防水加工されているため、雨の日でも安心して持ち運べますよ。
5位 Kaitou(カイトウ)カーサイドタープ od303
突然の雨や強い風にさらされても安心の耐水圧3000mmが魅力
オートキャンプにおすすめの設営・収納が簡単な軽量型カーサイドタープ。車の側面には付属の吸盤で設置するため、設営に慣れていない初心者さんでも直感的に取り付けられます。
車の入り口と連結しているため、急な雨でも荷物を濡らすことなく出し入れができますよ。ミニバンからSUVまで、幅広い車種に対応しているのも魅力。もちろん、タープ単体の使用も可能なので、キャンプスタイルにあわせて組み立ててくださいね。
6位 S’more(スモア)Tarppi R-400 レクタ ポリコットンタープ G400
高品質な生地でワンランク上のアウトドアタイムを
女子会やパーティーなど、居心地よさに加えおしゃれな空間も演出したい方におすすめ。あたたかみのあるポリコットン生地は、撥水・UVカット・防カビ加工が施されています。
また、難燃性も高いので、タープ付近の焚き火はもちろん、タープ下でも可能ですよ。シートサイズは横4m×縦2.6mと、横幅が長いデザインになっているため、6人程度までなら窮屈に感じることはないでしょう。
7位 Soomloom(スームルーム)レクタタープ 焚き火可 ポリコットンTC ファイアプレイス 553141322
大人数の使用に最適なゆったりサイズのレクタタープ
高品質なポリコットン生地のシートかつ多彩な張り方ができるレクタタープをお探しの方におすすめ。グロメットとロープを結ぶループは、全16カ所もついているため、連結・レイアウトが思いのままにできます。
シートは、ゆったりサイズの4m×4.9m。2〜3人での使用だと大きく感じるでしょう。口コミでは、「火に強い」、「暴風雨にも耐えてくれた」と高品質なポリコットン生地に定評があります。
8位 ogawa(オガワ)アウトドア キャンプ カーサイドタープ AL-2 2334
少人数向けの軽量・耐久性・耐水圧に優れた高性能タープ
老舗アウトドアブランドogawaのカーサイドタープは、ソロ・デュオ向けの小さめサイズをお探しの方におすすめ。タープ下で食事を楽しんだり、景色を見ながら休憩したりと大人なリラックスタイムを演出できますよ。
重量は、ポールなどの付属品をあわせて約2.3kgと、ひとりでの設営・持ち運びもラクラク。ただ、強風には弱い簡易的な構造のため季節の変わり目など、大気が不安定なシーズンは要注意です。
おすすめのタープの口コミをチェック
おすすめのタープの口コミをご紹介します。ご購入の際の参考にしてみてくださいね。※口コミはあくまで個人の感想です。
DOD(ディーオーディ)いつかのタープ ヘキサタープの口コミ
とにかくウサギのマークがかわいい。
軽いし、一人でも設置できます。延長紐も付属されているので、小川張りが出来ます。ムササビ張りも楽しめますので、ソロデイキャンプ時はいつも活躍しています。
出典:amazon.co.jp
OUTDOORMASTER(アウトドアマスター)スクエアタープの口コミ
・張り方も簡単で一人で短時間で設営できました。
・キャンプ当日、夕食中に少し雨が降りましたが、タープテントのおかげで濡れずにすみました。
・使用後の片付けも一人で簡単にできて扱い易い商品でした。
・お陰様で楽しいツーリングとなりました。
・今後もこのタープテントと共に「ツーリング + キャンプ」を楽しむ予定です。
・商品もしっかりとしておりコスパ OK です!
出典:amazon.co.jp
S’more(スモア)Tarppi R-400 レクタ ポリコットンタープ G400の口コミ
スモアベルテントと一緒に買いましたが、買ってよかった。というか買わなきゃ損。
ベルテントと結合してタープを張れば、荷物から靴まで様々な物が置けて、もともと広いベルテントが更に快適になる事間違い無しです。
ベルテント持ってる方ならめっちゃオススメです。色も揃うしね。良き買い物でした。
出典:amazon.co.jp
設営は意外と簡単!風向きに注意しながらのタープの「張り方」をご紹介
設営が難しそうなタープですが、コツを掴めば初心者さんでもひとりで組み立てられますよ。コツは、風上を低くして、風を受け流すように設営する&タープにメインポールを事前に打っておくことです。
設営手順は、「タープを広げメインポールのペグを打つ→メインポールにロープをかける→ポールを立てロープやサブポールを張る」の3ステップ。ただ、張り方や種類によって、ポールを使用する数などが変わるので、説明書をよく確認してくださいね。
まとめ
選べる種類が多いタープは、使用する人数や目的にあわせて、デザインを選ぶのがポイントです。アウトドアタイムをより快適にするなら、雨風をしのげるフルクローズ仕様や、日焼け対策にもなるUVカット加工などが施されているものを選んでくださいね。
キャンプ用品を一式揃えるのが面倒という方は、タープ設営に必要なパーツが、すべて揃ったアイテムもあるので要チェック。自分にぴったりなタープで、アウトドアシーンをラグジュアリーに演出してみてくださいね。