ミントの爽やかな香りが特徴的なミントリキュール。カクテルはもちろん、お菓子作りにも使いやすいですが、定番のジェットなどさまざまな有名銘柄があり、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回はミントリキュールの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。商品によってアルコール度数や甘さも違ってきます。ぜひ自分好みの味わいを見つけてくださいね。
お菓子作りにも◎爽やかなミントの香りとフレッシュな味わいが魅力の「ミントリキュール」とは
爽やかなミントの香りとすっきりとした味わいが魅力のミントリキュール。フレッシュなミントから抽出されたオイルをベースとなるスピリッツと混ぜ合わせています。
クセになる爽やかな香りは世界中のファンに愛されており、カクテルには欠かせないリキュールのひとつですよね。お菓子の香り付けにも使われ、味わいや風味はもちろん、鮮やかな緑色も魅力です。フレッシュな味わいは甘い味わいが苦手な人にもおすすめですよ。
ミントリキュールの選び方
ミントリキュールを選ぶ際に重要な4つのポイントを見ていきましょう。
20%を目安に使う目的にあわせて「アルコール度数」を選ぼう
ミントリキュールはアルコール度数15〜27%程度の商品が多く、好みに合わせて好きな商品を選ぶことができます。使い方に合わせて、最適なアルコール度数の商品を選びましょう。
カクテルとして楽しむなら、アルコールの風味を感じられる「20%以上」がおすすめ
カクテルとして楽しみたい方は、アルコール度数が20%前後以上のものを選ぶのがおすすめです。カクテルは他の食材と混ぜ合わせるため、しっかりとしたアルコール感を感じるためには、やや高めのアルコール度数の商品選ぶのがよいでしょう。
一方アルコール度数が高すぎるとストレートでは飲みづらく、楽しみ方が制限されてしまいます。20%前後の商品なら、さまざまな使い方で楽しめるでしょう。
お菓子の材料として使うなら、アルコールを飛ばしやすい「15~20%」が使いやすい
お菓子作りの材料としてミントリキュールを使うなら、やや低めのアルコール度数が15%~20%程度の商品を選ぶのがよいでしょう。アルコール度数が高すぎると、アルコールを飛ばす作業に時間がかかり、味わいが変化してしまいます。
アルコール度数が低いほど、まろやかな飲み口で、ミントらしい爽やかな風味を存分に感じられるでしょう。甘みを感じられる商品も多いので、アルコールが苦手という方にもおすすめです。
作りたいカクテルやお菓子の色合いに合わせて、リキュールの「色」を選ぼう
ミントリキュールには、ミントらしい緑色と透明の2種類があります。ミント感を主張したいなら色付きの、ほかの食材と色を混ぜ合わしたくない場合には透明を選ぶのがよいでしょう。
ミントらしい爽やかな色合いが映える「緑色」
緑色のリキュールは、ミントらしい爽やかで鮮やかな色合いが特徴です。炭酸割りならその涼しげな雰囲気を存分に楽しめ、お菓子では緑がテーブルにも映える色合いを演出してくれるでしょう。
カクテルでもよく用いられ、グラスホッパーやミントビアは味わいはもちろん、見た目からもミントのフレッシュさを感じられますよね。
ブランデーやウイスキーなど色を持つベースと合わせるなら「透明」がおすすめ
透明のリキュールは色が付かないため使い勝手がよく、どんなカクテルでも見た目の邪魔をしません。別名ホワイトミントリキュールとも呼ばれ、見た目はそのままにミントの味わいをしっかり感じられるでしょう。
お菓子作りでもミントの緑色を主張したくない場合には重宝するはずです。スティンガーやハリケーンはベースのブランデーやウイスキーの色味を保ちながら、ミントの味わいをしっかり楽しめますよ。
ミントリキュールに甘さを求めるなら「クレーム・ド」の記載があるかチェックしよう
ミントリキュールの甘さの程度を見分けるには、「クレーム・ド」の表記があるかを確認しましょう。「クレーム・ド」はEUが定める糖度基準で、1Lあたりに糖分が250g以上含まれるリキュールに付けられます。
甘めのお酒が好きな方やデザートみたいな芳醇な甘味を持つカクテルを作る方は、「クレーム・ド」の記載を参考にするとよいでしょう。逆に甘みが苦手な方は、「クレーム・ド」の記載がない商品を選べば、甘さ控えめでミントらしいきりっとした味わいを楽しめますよ。
使い方に合わせてミントリキュールの「容量」を選ぼう
ミントリキュールはさまざまなサイズで販売されています。使い方に合わせて必要量購入するとよいでしょう。
家庭でのお菓子作りに使用するなら、使い切りやすい100〜200mlの「少量タイプ」
ミントリキュールは特徴的な味わいのため、一度に大量を使うのは少ないかもしれません。お菓子作り用として少量使うことを想定している方は、100mlや200mlの容量の小瓶タイプを選ぶとよいでしょう。
コンパクトサイズで収納もしやすく、比較的すぐに使いきれるので劣化の心配もありませんよね。可愛らしいデザインの商品も多く、インテリアとしても魅力的です。
カクテル用に購入するなら、700ml以上の「大容量タイプ」
自宅でカクテルを作って飲む方や、ホームパーティなどでカクテルを振る舞う方は、700ml以上の容量のものがおすすめです。すぐに飲み終えられなくても、デザイン性も高い瓶を使用した商品が多いので、飲み終えるまでインテリアの一部として飾っていてもおしゃれです。
なかには、高コスパの1L以上の業務用サイズも販売されているので、頻繁にミントリキュールを使ってカクテルを作る方はチェックしてみてくださいね。
ミントリキュールのおすすめ人気ランキング10選
ここからはおすすめのミントリキュール10商品をランキング形式でご紹介します。商品によってミントの味わい、ベース酒による口当たりが変わってくるので、自分好みの商品を選んでくださいね。
1位 ボルス ペパーミントグリーン
自然素材の風味を引き出す製法でミントを存分に感じる
ボルス ペパーミントグリーンは、ペパーミントのフレーバーが楽しめる、グリーンカラーのリキュールで、100年以上の歴史があります。自然素材の風味を引き出す伝統製法で作られ、その高品質の味わいは世界中で愛され続けています。
新鮮なミントを使用しており、ミントらしい清涼感あふれる上質なリキュールに仕上がっています。クラシックなカクテルから「グラスホッパー」などの現代風のカクテルまで、さまざまに活用されるリキュールです。
2位 ドーバー クレーム ド ミント グリーン
良質なミントを使用し、爽やかな香りが広がる
良質なミッチャム系ミントを使用した、爽やかなハッカの風味を実現した香草系リキュールです。色鮮やかな緑色が特徴的で、カクテルにしても映える色合いですよね。
クレーム ドの表記が付いた商品なので、甘さをしっかり感じられるのがポイント。カクテルはもちろん、お菓子作りにも使えますが、アルコール度数は25%とやや高めなので、しっかりとアルコールを飛ばすようにしてくださいね。
3位 ペパーミント ジェット27
程よい甘さが特徴のNo.1シェアのミントリキュール
世界No.1シェアを誇るミントリキュールで、程よい甘さとミントの風味が絶妙にマッチする商品です。1796年、フランスのボンボニエール蒸留所で誕生し、現在はバカルディ・マルティーニ社傘下のブランドとして、世界中で愛されています。
原材料のミントはフレンチアルプスのものを始め、イギリス、日本など7種類が使われています。27という数字は、昔アルコール度数27度で作られていたためですが、今は21度で製品化されています。より日常生活で飲みやすくなっており、カクテルやお菓子にも使いやすいですよね。
4位 シャルトリューズ・ヴェール
130種類のハーブを複数の浸漬・蒸溜によって調製
シャルトリューズ ヴェールは、1605年からカトリックの修道院「ラ・グランド・シャルトリューズ」の修道士によって、受け継がれる秘伝のリキュールです。大切に受け継がれてきたレシピは門外不出となっているのも特徴的。
ブランデーをベースとして、アンゼリカ、クローブ、コリアンダーをはじめとする130種類のハーブを加え、5回の浸漬と4回の蒸留を経て調製されるということだけが公開されています。スパイシーでハーブの香りも豊かに感じられ、さわやかで心地よい余韻を長く楽しめますよ。
5位 ペパーミント ジェット31
世界No.1ミントリキュールの無色透明タイプ
世界No.1ミントリキュールのペパーミント ジェットの色が無色透明の商品です。色味がないため他の食材と混ざらず、カクテルやお菓子にも幅広く使いやすいですよね。
アルコール度数は24%と、ジェット27よりもやや高い点には注意が必要。原料には同じくフレンチアルプス・イギリス・モロッコ・ポーランド・日本など7種類が使われているので、芳醇なミントの香りを楽しめるでしょう。
6位 バーディネー クレーム ド ミント(グリーン)
ラム酒をベースに使い、まろやかな味わいを実現
香草系リキュールは長い歴史を持つと言われていますが、その代表格であるバーディネー社のミントリキュールは、抽出したミントオイルをスピリッツに配合して造られています。口に含むと広がるミントの爽やかな香りが印象的な商品です。
ベースにはラム酒が用いられ、フレッシュな風味の中に深くなめらかな口当たりを加えてくれます。クレーム・ドの表記があるので、しっかり甘さを感じられるのも特徴。ラムベースの甘くほろ苦い風味と合わさり、口当たりの良さを体感できるでしょう。
7位 マリーブリザール ミント・グリーン
透き通るようなグリーンがカクテル・お菓子作りで活躍
フランス・ボルドーにて250年以上の歴史を誇る、高品質リキュールブランド「マリーブリザール」。爽やかな清涼感が持ち味のミント・グリーンですが、新鮮ミントから抽出されたミントオイルが、ピュアな味わいを醸しだしています。
透き通るような美しいグリーンが特徴的で、カクテルやお菓子作りで活躍してくれるでしょう。割材のおすすめは、テキーラ・フレッシュライム・生クリーム・カカオリキュールなので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
8位 クライナーファイグリング ペパーミント
20mlの小瓶タイプでショットとしても楽しめる
ドイツで生まれた商品で、冴え渡るようなエメラルドブルーの色味が印象的ですよね。口に含むとすっきりとしたミントの風味が広がり、その爽快感を味わえるでしょう。
フルーティーで爽やかな喉ごしに加え、甘みもあるのでお酒に弱い人でも飲みやすいのが特徴です。可愛らしいデザインのボトルは、小瓶タイプで容量は20ml。アウトドアやパーティーへの持ち出しもしやすく、瓶のまま直接ショットとして飲むこともできますよ。
9位 ハイト クールパワー
鮮やかなブルーが爽やかな雰囲気を演出
1860年設立のドイツの名門リキュールメーカー、ハイトが作るミントリキュールです。ベースにはウォッカが用いられているので、クセの無いすっきりとした味わいとミントの清涼感が絶妙にマッチします。
目が覚めるような鮮やかなブルーの色味が特徴的で、爽やかな味わいのカクテルとぴったりですよね。アイスキャンディーやラムネを連想させる、柑橘系ジュース・牛乳・ヨーグルトリキュールとの相性が抜群なので、ぜひ試してみてください。
10位 ジファール マント・パスティーユ
ミントの爽快感となめらかなボディのバランス
ペパーミントの原産地ミッチャム産のペパーミントを存分に使用したリキュールで、強すぎない香りとなめらかなボディを楽しめます。ミント由来の爽快感はしっかり感じられるので、食後酒向きのリキュールといえるでしょう。
カクテルにはもちろんですが、フランスでは水割りなどでも飲まれています。無色透明タイプなので、味だけでなくシンプルな見た目の美しさも感じられるでしょう。CLASS MAGAZINE で最高得点5点を超える5+を獲得したこともある、高品質なリキュールです。
まとめ
フレッシュなミントの味わいで、清涼感あふれる風味を楽しめるミントリキュール。グラスホッパーやスティンガーなどカクテルの楽しみ方もさまざまで、いろんなアレンジに挑戦できますよね。
爽やかなグリーンの色味も大きな魅力のひとつ。薬草・香草系のリキュールは消化促進効果もあるといわれているので、毎日の一杯におすすめですよ。