優れた収納力と防水性で大切な荷物を守り、効率的にパッキングできるスタッフバッグ。日常使いはもちろん、登山などアウトドアシーンでも活躍してくれます。しかしモンベルなど、さまざまな有名メーカーから販売されており、どのような基準で選べばよいか迷ってしまいますよね。
そこで今回はスタッフバッグの選び方と、おすすめ人気商品をランキング形式でご紹介します。荷物の種類によって最適な素材やサイズが異なるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
アウトドアで使いやすい防水性も◎荷物を小分けにパッキングできる「スタッフバッグ」とは
スタッフバッグはザック内の荷物を小分けにパッキングできるアイテムです。荷物をばらけることなく収納できるのはもちろん、役割や使用頻度に合わせて仕分けをすることで、快適に荷物の出し入れが可能になります。
中身が見えやすいよう透明になっていたり、防水性能が優れていたりと、アウトドアシーンで快適に使える工夫が織り込まれているのも嬉しいポイント。デザインやサイズのラインナップも多く、旅行や普段使いでも活躍してくれるでしょう。
スタッフバッグの選び方
スタッフバッグを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
荷物の種類で使い分けるのが◎開閉のしやすさや防水性能が異なる「種類」で選ぼう
スタッフバッグには用途によって大きく2種類あります。それぞれ開閉のしやすさや防水性能が異なるので、使い方に合わせて必要なスペックを確認してくださいね。
巾着式の開口部で開け閉めしやすい!日常使いなら「スタッフバッグ」
日常使いも考慮して手軽に使えることを重視するなら、スタッフバッグがおすすめです。スタッフバッグは巾着袋のような形状になっており、紐により開口部を操作します。
メッシュ素材など軽量性を重視するものが多く、基本的に防水性はありません。生地に防水素材を使うものもありますが、開口部が完全に閉じられないため、水の侵入は防げません。普段使いやザック内の荷物を小分けしたい場合に使うとよいでしょう。
ロールトップ型の開口部で水の侵入を防ぐ!アウトドアには「ドライバッグ」
防水性能を重視するならドライバッグがおすすめ。開口部がロールトップ型になっているので、水の侵入を防いでくれます。縫い目にシームテープを施すなど、さらに防水性能を向上させている商品もあり、水に濡らしたくない大事な荷物を収納するのに役立つでしょう。
一方、スタッフバッグと比べ開閉しにくく、値段も高くなる傾向にあります。重量も重くなるので、荷物の種類によってスタッフバッグと使い分けるのがよいでしょう。
収納するアイテムの大きさや荷物の量に合わせて、スタッフバッグの「容量・サイズ」をチェック
持ち運ぶ荷物のサイズに合わせて効率的にパッキングできるよう、適切なサイズのスタッフバッグを選びましょう。スタッフバッグにはさまざまなサイズがあり、1L~35Lまで豊富なラインナップがありますが、できる限り小分けにするのがおすすめ。
大きいサイズのみだとザックの中で重量配分ができず、体に負担がかかってしまいます。1L~7L程度のサイズを中心に小分けに収納し、3~5個程度でまとめるようにするとうまくバランスが取れるでしょう。
日常使いには定番のナイロンが◎重量や防水性が異なる生地の「素材」で選ぼう
スタッフバッグには荷物を守るさまざまな工夫が施されていますが、使用される素材によって特徴も異なります。収納する荷物の種類に合わせて、必要なスペックを持つ素材を選ぶのがよいでしょう。
摩擦に強く、耐久性抜群の軽量で使いやすい「ナイロン製」
ナイロン製は耐久性に優れ、破れにくいのが特徴。軽量なものが多いため、繰り返し荷物の出し入れをするような日常使い、旅行用として使いやすいです。ナイロンにもいくつか種類があり、用途に合わせて選ぶのがおすすめ。
コーデュラナイロンは強度に優れ、リップストップ加工のナイロンは引き裂けに強いという特徴があります。持ち運びがしやすく使い勝手が良いので、迷う方はまず定番のナイロン製を選ぶとよいでしょう。
丈夫な生地と優れた防水性が魅力!アウトドアシーンにぴったりな「ポリエステル製」
ポリエステル製は生地が丈夫で、耐久性・防水性に優れています。速乾性もあるので、登山や釣り、キャンプなどアウトドアシーンで使うのがおすすめです。
紫外線に対する耐久性も高いので、長く使い続けられるのも嬉しいですよね。素材自体がやや重いので、パッキングする荷物に合わせてナイロンと使い分けるのがおすすめです。
優れた防水透湿性で大切な荷物も安心◎厳しいアウトドアには「ゴアテックス・イーベント製」
ゴアテックスやイーベントは防水透湿性に優れる素材です。中の荷物への水の侵入を防ぐだけでなく、こもった湿気を外に効率的に逃がす特徴を持っています。中を常に清潔に保つのに長けているので、着替えやスマホなどの精密機器をパッキングするのにおすすめ。
ゴアテックスはシェルジャケットにも使われる防水性・透湿性に優れた素材で、イーベントはゴアテックスよりも防水性では劣りますが、高い透湿性を示します。ややコストは高くなりますが、大切な荷物を守りたいという方はチェックしてみるとよいでしょう。
貴重品を入れるならロールアップが安心◎開けやすさや防水性が異なる「形状」で選ぼう
スタッフバッグには形状によって大きく3種類あります。パッキングする荷物や使用するシーンによって、使いやすい形状が変わってくるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
紐で簡単に開閉操作が可能!水・タオルなど出し入れが多いものを入れるのに便利な「巾着タイプ」
巾着タイプは紐を使って手軽に操作できる、開け閉めのしやすさが特徴です。上着や雨具、水・軽食・タオルなど頻繁に出し入れする小物を入れておくとよいでしょう。
生地に防水性が施される商品が多いですが、開口部を完全に閉じられないため、水の侵入は防げません。雨や水に触れることが少ないシーンや、濡れても大丈夫なものを入れるバッグとして活用するのがおすすめです。
優れた防水性で、スマホや財布などの貴重品を入れても安心な「ロールアップタイプ」
ロールアップタイプは開口部をクルクルと巻いて閉じ、バックルで留めることで固定します。開口部を完全にふさぐことができるので、水の侵入を防げ、優れた防水性を発揮してくれるでしょう。
着替え用の衣類やスマホなどの精密機器、財布などの貴重品をパッキングするバッグとして利用するのがおすすめです。密閉度が高いので、空気を抜いてコンパクトに収納することもできますよ。
手提げ袋としても使える!ちょっとした買い物にも便利な「エコバッグタイプ」
エコバッグタイプは持ち手が付属しており、手提げ袋のように使用することができます。ザックの中の荷物の小分け用だけでなく、スタッフバッグ単体でエコバッグとして使えるので、より汎用性が高いといえるでしょう。
なかには持ち手が長い商品もあり、肩にかけて使うこともできますよね。ちょっとした買い物など日常生活でも役に立ってくれるでしょう。
色で入っているものが判別できると使いやすい!「パッキングのしやすさ」も確認しよう
効率的に収納するために重要なパッキングのしやすさは、スタッフバッグの底面の形状と本体の色に影響されます。より効率的に多くの荷物をパッキングするには底面積が広い円柱形のスタッフバッグがおすすめです。
ザックの中でどのスタッフバッグに何の荷物を収納したのか一目で判別するために、色で分けるのがよいでしょう。夜のテントなど暗い場所でも見分けがつくように、明るい色味の商品を選ぶのがおすすめですよ。
スタッフバッグのおすすめ人気ランキング10選
ここからはおすすめのスタッフバッグ10商品をランキング形式でご紹介します。商品によってデザインや使用する素材が異なるので、使用するシーンに合わせて最適なものを選んでくださいね。
1位 THE NORTH FACE(ザノースフェイス) PF STUFF BAG(ピーエフスタッフバッグ) NM61726
縫い目まで補強テープを施し、耐久性と防水性を向上
シューズや着替えなどの収納に適したロール式のスタッフバッグです。70Dのリップストップ加工を施したナイロン素材を使用し、軽量性と優れた耐久性を両立しているので、荷物をコンパクトに携行することが可能。
縫い目をバインディングテープとシームテープにより補強することにより、強度と防水性を向上しています。厳しいアウトドアシーンでも十分に活躍するスタッフバッグでしょう。
2位 イスカ(ISUKA) スタッフバッグ
ビビッドなカラーでバッグの中でも判別がしやすい
巾着式を採用するシンプルなスタッフバッグで、荷物が取り出しやすく日常使いに便利です。防水コーティング加工を施したナイロンを使用するため、高い対水圧性を示し、中の荷物を安心して収納できます。
ビビッドなカラーも魅力で、バッグに入れてもすぐに見分けがつくでしょう。小物の収納にはXS~Lサイズ、レインウェアやダウンジャケットなどには5Lサイズがおすすめです。
3位 コールマン(Coleman) アウトドアドライバッグ
ロールアップ式の開口部で水の侵入を防止
ロールアップ式のスタッフバッグで、水の侵入を許さない優れた防水性が魅力です。PVC素材を使っているため、軽量性と防水性を両立しており、アウトドアシーンで活躍してくれるでしょう。
便利なショルダーベルトが付属しているので、単体でも使用が可能。水に濡らしたくない荷物はもちろん、濡れてしまったアイテムを持ち帰る際にも重宝する商品です。
4位 oxtos(オクトス) 透湿防水スタッフバッグ
日本の自社縫製工場生産で品質面でも安心
巾着式のスタッフバッグで、40Dのリップストップ加工ナイロンを使用しています。薄めの素材で取り扱いがしやすく、一方で2.5層防水(透湿)コーティングが施されるので、レインウェア同等の優れた防水透湿性を発揮します。
縫い目に施された防水シームテープ加工により、さらに防水性を向上。大切な荷物を水から守ってくれます。日本に拠点を置く自社縫製工場で生産しているので、品質面でも安心できるのは嬉しいですよね。
5位 SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) eVac ドライサック
eVentファブリックによる優れた防水透湿性を発揮
転がりにくく効率よくパッキングできるオーバル型ボトムを採用しているので、収納力は抜群。バックパックの内側の形状にフィットし、整理しやすいでしょう。
ボトムに防水透湿素材eVentファブリックを使用しているので、軽量ながらも優れた防水透湿性を示してくれます。バルブを使わずにコンパクトに圧縮できる設計になっているので、バックパックのスペースを圧迫せず、多くの荷物を収納できるでしょう。
6位 mont-bell(モンベル) ライトスタッフバッグ
40Dナイロン素材が重量わずか40gの軽量性を実現
40Dのリップストップ加工ナイロンを使用し、本体重量わずか40gの軽量性と優れた強度を実現。すべての縫い目にシームテープ処理を施すことで高い防水性を発揮してくれます。
丸底デザインを採用しているので、バックパックに収納した際も内部の形状に合わせてデッドスペースができにくいようになっているのも助かりますね。サイズ展開も豊富なため、収納する荷物に合わせて最適な容量のスタッフバッグを選べるでしょう。
7位 Boundless Voyage メッシュバッグ 【5枚セット】
メッシュ素材で中の荷物の判別がしやすい
強力なナイロンメッシュで作られ、軽量で持ち運びが簡単なスタッフバッグです。ドローコード付巾着デザインを採用しているので、荷物の取り出しがしやすいですよね。
メッシュ素材なので中の荷物の判別がしやすく、どのバッグにどの荷物を入れたのか迷うことはありません。コスパにも非常に優れているので、手軽に荷物の整理整頓をするにはうってつけの商品ですね。
8位 Hillsound(ヒルサウンド) PackStack Pro
三日月形のデザインがザックのスペースを有効活用
ヒルサウンドは2007年の創業以降、優れたクライミングギアを作り続けるカナダのメーカーです。バックパックの中を簡単に整理整頓できるスタッフバッグは、三日月形の形状が特徴的ですよね。
ザックのハイドレーションのスペースを考慮した設計になっており、ザック内のデッドスペースをなくすのをサポートしてくれます。開口部はジッパー式になっているので、優れた密閉性と快適な開け心地を実現しています。
9位 PaaGoWORKS(パーゴワークス) W-FACEスタッフバック3 US106
素材の異なる2ルーム構造で荷物の仕分けがしやすい
独自の2ルーム構造で、旅先で雑になりがちな荷物を仕分けて整理できます。2つの気室を隔てる仕切りは可動式で、フレキシブルに容量を変えられるのも嬉しいですよね。2つの気室は異なる素材が使用されています。
ひとつは水に強く、パッキングのしやすいナイロン、もうひとつは視認性と通気性を向上させたメッシュを採用。使用前や使用後、WET&DRYなど使い方に合わせて汎用性高く便利に使えるでしょう。
10位 THE NORTH FACE(ザノースフェイス) スーパーライトドライバッグ
空気を抜くバルブにより荷物をコンパクトに収納できる
40デニールリップストップナイロンを使用したドライバッグです。開閉部は防水性を高めるロールトップ式を採用し、また生地は縫製せずウェルディングで接着した耐水仕様により、大切な荷物から水の侵入を防いでくれます。
ボトムにバルブが設置されており、開閉することにより内側の空気を簡単に抜くことができます。これによりダウンや寝袋などかさばる荷物もコンパクトに収納できますよね。
まとめ
スタッフバッグがあれば、日常使いはもちろん、旅行やアウトドアシーンでの荷物を効率的に収納できます。防水性にも優れるので大切な荷物を守ってくれますよね。丁寧に仕分けがされていれば、いざ使用するときにも簡単に必要な荷物を取り出せ、ストレスを感じません。
スタッフバッグは素材や大きさ、デザインによってさまざまな種類があるので、荷物の種類に合わせて複数のタイプを組み合わせるのがおすすめです。