嫌な気分を吹き飛ばしたいときや、家族や友達と笑い合いたいときにぴったりのコメディー映画。大爆笑の痛快コメディからニヤリと笑えるブラック・コメディ、心あたたまるコメディまで、洋画・邦画ともにさまざまな作品があり悩んでしまいますよね。
この記事では、コメディー映画の選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。1000本の映画を見た筆者が解説する、「ホーム・アローン」や「ハングオーバー」を含むランキングの中から、あなたのツボを押さえる作品を見つけてくださいね。
コメディー映画の選び方
コメディー映画を選ぶ際に重要な2つのポイントをみていきましょう。
鑑賞シーンや気分に合わせて「笑いのテイスト」で選ぼう
コメディー映画には、子どもから大人まで楽しめるものはもちろん、大人だからこそわかる過激なブラックジョークが満載のものなど、さまざまなテイストの作品があります。
ここでは代表的な4つのテイストをご紹介するので、シーンや気分に合わせて選んでみてください。
家族で楽しむなら、ドタバタ劇にみんなで大爆笑できる「ファミリー・コメディー」
お子さんを交えた家族で鑑賞するなら、ドタバタの展開にみんなで爆笑できるファミリー・コメディがおすすめです。シンプルなストーリーで視覚だけでも楽しめる作品が多いので、台詞の意味がすべてわからない小さなお子さんでもきっと楽しめるでしょう。
動物が登場したりCGアニメーションとの融合があったりと、夢のある演出に大人もワクワクするはず。作品自体にも子どものキャラクターが登場する作品が目立つため、お子さんが感情移入しやすいのも魅力です。
過激なシーンに要注意!下ネタや風刺などブラックジョークが満載の「ブラック・コメディー」
ニヤリと笑いたいときや友達を集めたホームパーティーにおすすめなのが、過激なジョークを盛り込んだブラック・コメディです。下ネタや社会風刺など、大人だからこそわかるブラックジョークに思わず吹き出してしまうかもしれません。
とくに洋画の場合、「そんなこと言っていいの!?」と驚いてしまうほど過激なジョークを連発する作品も目立ちます。刺激的な笑いを楽しみたい方にぴったりですよ。
笑って泣いて最後は心があたたまる、見ごたえ抜群の「ヒューマン・コメディー」
笑いだけでなく、ストーリー性も重視したい方にぴったりのヒューマン・コメディー。笑いあり涙ありのちょうどいいバランスで、最後は幸せな気持ちになれる作品が多く存在します、
コミカルな演出に気を抜いていると、最後にしっかり泣かされてしまうかもしれませんよ。映画を通して大切なことを教えてくれる、見ごたえのあるコメディーを見たい方におすすめです。
恋の行方にドキドキ!笑いを交えて恋愛模様を描いた「ラブ・コメディー」
恋の行方にドキドキしたいなら、男女の運命の出会い、時にはすれ違いをコミカルに描いたラブ・コメディーはいかがでしょうか。誰もが経験したことのあるエピソードからドラマティックなエピソードまで、さまざまなロマンスを笑いを交えて楽しむことができます。
カップルで笑い合える作品、恋をしたとき・失恋してしまったときにぴったりの作品など、作品数が充実しているのも魅力。笑ってキュンとしてハッピーになれるラブ・コメディーを観て、楽しい時間を過ごしてみてください。
定番作品を観るなら、コミカルな演技や演出が光る「役者・監督」で選ぼう
海外・国内を問わず、コメディーが得意な役者や監督が多数存在します。定番作品を探すなら、コミカルな動きや表情でギャグシーンを生み出す三枚目役者、お笑い要素たっぷりの脚本・演出を手掛ける監督らの作品から選んでみてください。
記事後半のランキングでは、コメディ王と呼ばれるジム・キャリーや数々のコメディー映画を世に送り出した三谷幸喜監督作品もご紹介しています。お気に入りの役者・監督が見つかったら、その関連作品を順に観ていくのもおすすめです。
コメディー映画のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、人気のコメディー映画を10選のランキングでご紹介します。幅広いテイストのコメディー映画がランクインしているので、あなたにぴったりの作品がきっと見つかるでしょう。
1位 ホーム・アローン
子どもと泥棒のドタバタ劇に誰もが笑えるクリスマスの名作
クリスマスをパリで過ごす予定だった15人の大家族。出発の日に大慌てで家を飛び出した家族は、末っ子のケビンを家に置き去りにしてしまいます。1人取り残されたケビンは大きな家での暮らしを満喫していましたが、そこに空き巣狙いの泥棒2人組がやってきて…。
90年代に公開されたにも関わらず、今もなお絶大な人気を博すファミリー向けコメディです。ケビンが持ち前のいたずら心を駆使して仕掛ける泥棒撃退トラップに、お子さんも夢中になること間違いなし。誰が見ても楽しめる、永遠の名作です。
2位 テッド
ティディベアの中身は変態おじさん!?過激な下ネタとギャグに爆笑
主人公のジョンが幼少期にプレゼントされたテディベア・テッドに魂が宿り、いつまでも友達でいることを約束をした2人。それから27年経った今、30代となった2人はすっかり冴えない中年男になってしまいました。
かわいらしい見た目からは想像ができないほどドギツいジョークをかます、テッドのギャップが魅力的な作品です。下ネタも満載なので、一緒に観る相手には要注意。多くの話題を呼び、続編も公開されているため、ハマった方はぜひ合わせてチェックしてみてください。
3位 ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
お酒で無くした記憶をたどる、最高にアメリカンでおバカな男たち
結婚式を控えたダグは、友達のフィルとスチュ、花嫁の弟アランと共に独身最後の旅行に行くためラスベガスに向かいます。しかし、翌日目覚めると肝心なダグの姿がありません。史上最悪の二日酔いと戦いながら、前の晩の記憶をたどっていきます。
アメリカには「ラスベガスで起きたことはラスベガスに置いてくる」という有名なフレーズがありますが、まさにそれを体現したようなストーリー。終始ふざけた下ネタと演出、奇想天外な流れに爆笑必至でしょう。アメリカンコメディーに笑い転げたい方にぴったりです。
4位 ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー
エリート女子高生2人組が卒業前夜に遊び倒す痛快青春コメディー
3年間真面目に勉強してきたエリート女子高生のエイミーとモリーのコンビは、高校生活をエンジョイしていた同級生たちも一流大学や有名企業に進むことを知りショックを受けます。そこで彼女たちが思いついたのは、卒業前夜にド派手なパーティーで思い出づくりをすることでした。
主役2人の、お互いを肯定し合う関係性が最高に素敵な本作。2人の同級生たちも個性的で、きっとお気に入りのキャラクターが見つかるはず。現代らしく、自由な世界観にアップデートされた青春コメディーを楽しみたい方にぴったりの作品です。
5位 ザ・マジックアワー
名役者達の名演技にクスリ!日本のコメディ監督・三谷幸喜作品
ギャングのボスの愛人に手を出し、絶体絶命となった男。命が惜しいのならと幻の殺し屋”デラ富樫”を連れてくるよう命じられます。困り果てた男は無名の役者を使って殺し屋を演じさせ、ボスを騙し通そうとしますが…。
邦画にも関わらず、異国情緒漂う昭和モダンを感じさせるような世界観が特徴の作品です。思わずツッコミたくなるようなギャグシーンが満載で、日本を代表する役者たちのコミカルかつ本格的な演技に注目。ハラハラしながらもクスリと笑いたいときにうってつけです。
6位 パディントン
大人から子どもまで安心して楽しめるキュートでやさしい爽快コメディー
イギリス・ロンドンに降り立った、スーツケースを抱えた小さなクマ。紳士的な彼は駅で出会ったブラウン夫妻に拾われ、パディントンと名付けられます。パディントンにとっては、なにもかも初めてだらけの世界。そこからドタバタの日々が始まります。
とにかくかわいらしい、ファンタジックな世界観が魅力の作品です。イギリスらしいおしゃれなファッションやインテリアにも注目。子ども向けと思って気を抜いていると、意外にも現実的なテーマが描かれていることに驚きます。家族で楽しめる爽快なハートフルコメディーです。
7位 イエスマン “YES”は人生のパスワード
コメディアン・ジム・キャリー主演!大切なことを教えてくれるハートフルラブコメ
ネガティブな性格でいつも「ノー」と答える主人公カール。仕事もプライベートもうまくいかず、勇気を出して参加した自己啓発セミナーで、何事にも「イエス」と答える誓いを立てます。それからというもの、彼の人生に少しずつ変化が起こり始めます。
コメディアンとしても活躍するジム・キャリーがコミカルな演技を見せる本作。主人公と同じく「ノー」が口癖の方は、せひこの作品を手にとってみてください。「説教くさいものは苦手だけど、前向きな気持ちになりたい!」というときにぜひおすすめしたい作品です。
8位 エクストリーム・ジョブ
「チキンを揚げて、犯人を挙げろ!」優れた脚本の最高に笑える韓国映画
なかなか実績が挙げられず解散寸前の麻薬捜査班がついに犯罪組織の情報を掴みます。彼らは、24時間敵のアジトを監視するために、アジトの前にあるチキン店で偽装営業を行うことになりました。ところが、絶対味覚を持つ1人の刑事の才能により、チキン店は大繁盛してしまい…。
犯人を捕まえるはずがチキン店の営業で大忙しとなってしまう、滑稽すぎる刑事たちに笑いが止まりません。韓国でメガヒットを記録した作品なので、韓国映画・ドラマ好きの方も必見です。底抜けにバカバカしい作品で楽しい気持ちになりたいときにぴったりです。
9位 フリー・ガイ
ゲームのモブキャラがヒーローを目指す!小ネタ満載アクションコメディー
オンラインアクションゲーム「フリー・シティ」。その中に登場するモブ(エキストラ)キャラのガイは、ある日自我に目覚め、プログラムされた毎日から抜け出すべく意思を持って行動を始めます。
ゲームのような世界観が好きな方にぴったりの本作。さまざまな映画やゲームのオマージュや小ネタが満載なので、画面の隅々までチェックしながら観てみてください。遊び心たっぷりの演出やド派手なアクションに加え、メッセージ性も感じられる満足度の高い作品です。
10位 ブルース・オールマイティ
笑って泣いて明るい気分になれる、名言続出の感動作
地元局のレポーターとして働いていたものの、不運が続きクビになってしまったブルース。ひょんなことから神様の力を与えられ、すべて思い通りの人生に変えていくブルースでしたが…。
ハイテンションで進むストーリーの中にもしっかりとしたドラマがあり、ラストは感動させられるヒューマン・コメディーです。神様役のモーガン・フリーマンが発する名言にも注目してください。嫌なことを笑いで吹き飛ばしたいときにぜひ観ていただきたい作品です。
まとめ
コメディー映画を選ぶ際は、まずシーンや気分に合わせて笑いのテイストで選んでみましょう。悩んだときは、コメディー作品が得意な役者・監督作品から選ぶと定番の作品に出会うことができますよ。
鑑賞後にすっきり楽しい気分になれる、コメディー映画。あなたのツボにハマる作品を見つけて、楽しい時間を過ごしてみませんか。