法人口座開設が断られる。作れないとどうなる?審査は厳しい?審査ゆるい銀行など

昨今「法人口座が作りにくくなった気がする」と耳にする機会も多いのではないでしょうか。実際、法人口座開設が断られるケースは珍しくありません。

本記事では、法人口座開設が断られる場合に考えられる理由を解説します。メガバンクの審査傾向やブラックリスト入りの場合、法人口座が作れないとどうなるかもまとめました。

法人口座開設ができずに悩んでいる方は、ぜひ最後までお付き合いください。

法人口座開設が断られる。審査は厳しい?作れないときに考えられる理由

冒頭でもお伝えしたとおり、法人口座開設は断られる場合もあります。法人口座の開設が断られるときは、作れない理由を考えて対策しましょう。

以下からは、法人口座開設が断られるときに考えられる理由を解説します。

  • 資本金が少ない・事業の実績がない
  • 事業内容が理解してもらえていない
  • バーチャルオフィスを登記場所にしている
  • 許認可・届出の申請・受領を済ませていない

資本金が少ない・事業の実績がない

資本金の少なさや事業の実績によっては、法人口座の開設が断られる可能性があります。会社設立自体は1円でもできますが、存続していけるかは別問題だからです。

資本金が極端に少なく、事業の実績がないとなると、会社の存続を危ぶまれても仕方ありません。実際に、実績なしの状態で会社を設立し、法人口座開設に苦戦している方がいます。

また、資本金が多いことはデメリットにはなりません。法人口座開設を断られるようなら、なるべく資本金を多めに用意し、実績を積んだ状態で申し込んでみるといいでしょう。

事業内容が理解してもらえていない

資本金が少なく、会社設立後すぐは、事業内容が担当者に伝わらなければ法人口座開設が断られるケースが多くなってきています

担当者から事業内容に関する書類提出を求められたり、口頭でしっかりと説明を要求されたりするのは珍しくありません。

また、会社のホームページが重要な審査材料になる場合があるので、持っていないなら作っておきましょう。

SNSを見ていても、会社ホームページを要求される場合が多いようです。

ココナラ」等でプロに依頼して作成してもらってもいいですし「ペライチ」「WordPress」を利用して自分で作ってもいいでしょう。

バーチャルオフィスを登記場所にしている

バーチャルオフィスを登記場所にすると、銀行によっては法人口座開設を断られるケースがあります。本当に事業を行っているのか、銀行で把握できないからです。

バーチャルオフィスでも問題ない銀行も多くありますが「資本金が少ないうえに実績もない」となると、法人口座開設のハードルは上がると考えてください。

登記住所がバーチャルオフィスの場合は、銀行に住所確認書類等を追加で提出し、事情を説明しましょう。

許認可・届出の申請・受領を済ませていない

主たる事業で許認可や届出が必要な場合は、申請や受領を済ませてからでないと法人口座開設を断られる可能性があります。法人口座開設ができないほか、融資も受けられません。

たとえば、食品を販売するなら保健所に許可を得なければいけませんし、旅行業をするなら観光庁・都道府県に登録する必要があります。

銀行によっては、事業許可証がないと受け付けてすらもらえません。

特にメガバンクは厳しく見ているため、法人口座開設前に済ませておきましょう。

メガバンクの法人口座は審査が厳しい傾向。特にブラックリスト入りは注意

詐欺目的等で利用されるケースが増えてきているため、メガバンクの法人口座は審査を厳しくしています。特に、ブラックリスト入りは難しいと考えていいでしょう。

過去に任意整理していた方や借入金を滞納していた方は、諦めて別の銀行を探したほうが賢明です。

メガバンクの法人口座を開設したいなら、信用情報が回復するまで待ってから申し込みましょう。詳細を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:【三菱UFJ銀行】法人口座開設は審査厳しい!断られる原因・必要なもの・手数料など

法人口座作れないとどうなる?なくても大丈夫だが注意点あり

法人口座が作れなかった場合、個人口座を使っても問題ありません。法的に違反とはならないため、安心してください。しかし、以下のデメリットや注意点があります。

  • 融資が難しくなる
  • 社会的信用を得にくい
  • 資金管理が大変になる

会社を経営していれば、資金難に直面するときもあるでしょう。融資の際は必ず審査が行われ、信用度も判断材料の一つとなります。

法人口座を保有していないということは、信用度に欠けるから銀行に断られたと相手に判断されても不思議ではありません。社会的信用を得にくいのも、そういった理由からです。

また、会社と個人の資金を同じ口座で管理すると、流れが複雑化してしまうでしょう。法人口座は絶対に必要なものではありませんが、保有していたほうが便利といえます。

法人口座に審査落ちしても再申し込みは可能

法人口座に審査落ちしてしまっても、再申し込みは可能です。ほとんどの銀行では再申し込みを受け付けています。

とはいえ、前回審査落ちしたポイントを確認せず、再申し込みしても法人口座は作れません。法人口座開設を断られた理由を考え、対策してから再申し込みしましょう。

もし、同じ銀行にこだわりがないなら、ほかを検討してみるのもおすすめです。

法人口座開設の審査がゆるいわけではないが柔軟に対応してくれる銀行

法人口座開設の審査でゆるいところはありません。しかし、柔軟に対応してくれるおすすめの銀行はあります。以下から紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

  • GMOあおぞらネット銀行
  • 住信SBIネット銀行

①GMOあおぞらネット銀行

「GMOあおぞらネット銀行」は、創業期の会社におすすめの法人口座です。

設立1年未満の会社なら1年間、毎月の振込手数料が20回まで無料になる嬉しい特典を用意しています。振込手数料が有料になっても、145円と格安です。

資金調達・経理・法務・決済の支援サービスも充実しており、創業期の頼もしい味方となるでしょう。社会保険料の口座自動振替もでき、利便性の高さは抜群。

「GMOあおぞらネット銀行はあっという間に開設できた」と口コミでも評判ですから、ぜひ検討してみてください。

口座維持費無料
振込手数料当行宛無料
他行宛145円
口座開設スピード最短当日
ネットバンキング利用時間原則24時間365日(※)

※システムメンテナンス時間を除きます。

GMOあおぞらネット銀行の法人口座開設はこちら

②住信SBIネット銀行

「住信SBIネット銀行」なら、運転免許証とスマホで本人確認するだけで、最短翌営業日に口座開設ができます。

法人口座専用アプリもあり、使いやすさはネット銀行でも随一と評判です。また、口座開設日の当月と翌月は誰でも振込手数料が月10回無料とお得。

振込件数に応じて振込手数料が優遇される嬉しいプログラムも用意されています。

「新設したばかりの法人でも無事に開設できた」と口コミがありますから、法人口座開設を断られた経験がある方も、ぜひ申し込んでみてください。

口座維持費無料
振込手数料当行宛無料
他行宛145円
口座開設スピード最短翌営業日
ネットバンキング利用時間原則24時間365日(※)

※システムメンテナンス時間を除きます。

住信SBIネット銀行の法人口座開設はこちら

まとめ

法人口座開設が断られるのは珍しくありません。法人口座が作れない原因は必ずあるので、ぜひ本記事で解説した理由を確認してみてください。

特に、メガバンクの法人口座開設は審査が厳しい傾向にあるため、信用情報に不安がある場合は申し込みを控えたほうが賢明です。

法人口座がなくても問題はありませんが、保有していたほうがメリットを享受できます。
GMOあおぞらネット銀行住信SBIネット銀行は特におすすめですから、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

マネ子

ファクタリング・金融系の発信をするWEBライターです。お金にまつわる情報をWEBメディアで執筆しています。

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