【画像付】楽天証券のつみたて(積み立て)NISAの始め方8ステップ

「楽天証券でつみたて(積み立て)NISAを始めたい」

「手続きはどうやってしたらいいの?」

あなたは今、楽天証券でつみたて(積み立て)NISAを始めることを検討されていますね。

楽天証券は、下記の特徴から、多くのつみたてNISA利用者から高い評価を得ているネット証券の一つです。

・銘柄数が多く初心者から経験者まで幅広く利用しやすい
・100円から積立ができる
・楽天ポイントが貯まる

楽天証券でつみたてNISAを始める手続きはとてもかんたんで、以下の8つのステップに従って手続きを進めることで、誰でもつみたてNISAをすぐに始めることができます。

楽天証券では楽天ポイントや楽天カードとの連携など、多彩なサービスを用意しており、これらを知らずに楽天証券を利用してしまうと、せっかくもらえるポイント還元を見落として損をしてしまうこともありえます。

楽天証券でつみたてNISAを始める場合、楽天証券の特徴やサービスをあらかじめ正しく理解しておくことがおすすめです。

そこで今回は、下記の内容について詳しく解説していきます。

▼この記事のポイント

・楽天証券での積み立てNISAの始め方8STEPを画像付きで紹介
・楽天証券のつみたてNISAをお得に始めるポイント3つを説明

この記事を読めばあなたも、楽天証券で上手につみたてNISAの口座を開設し、効率的に利益を積み重ねることができますよ。

目次

1.楽天証券でのつみたてNISAの始め方8STEP

楽天証券でつみたてNISAを始める場合、以下の8つのステップに従えば、誰でも滞りなく手続きを完了することができます。

楽天証券 つみたてNISA始め方 8STEP
【STEP1】サイトから口座開設を申し込む
【STEP2】本人確認書類を提出する
【STEP3】お客様情報を入力する
【STEP4】口座開設完了通知を受け取る
【STEP5】口座の初期設定を行う
【STEP6】銘柄を選ぶ 
【STEP7】入金方法、引き落とし日、積み立て金額を設定する
【STEP8】投資信託の規則(目論見書)・設定内容を確認する

口座開設手続きでは本人確認書類として、マイナンバーカードか運転免許証が必要となるため、申し込み手続きを始める前に手元に用意しておくと便利です。

楽天証券のつみたてNISAでは、楽天のそのほかのサービスとの併用で楽天ポイントが貯まるなどのメリットがあるため、楽天銀行口座や楽天カードなどをお持ちの場合は、入金や決済でうまく連携するのがおすすめです。

それでは次章から8つのステップを、順を追って詳しく解説していきましょう。

2.【STEP1】サイトから口座開設を申し込む

まずは楽天証券のつみたてNISA口座開設のページを開き、口座開設を申し込みます。

こちらのページを開くと以下の画面が表示されます。

出典:楽天

下記からの口座開設でポイントも獲得できお得に
①下記ボタンをクリック
②ポイ活サイト「ポイントタウン byGMO」に無料登録
③楽天証券のポイントGETボタンから申し込み
④本ページの手順に戻る

画面上では「楽天証券の口座をお持ちの方」「楽天証券の口座をお持ちでない方」の二つの表示が現れます。

楽天証券に口座を持っていない方は、画面右側に表示されている「今すぐ口座開設」をクリックしてください。

既に楽天証券を持っている場合は画面左の記入欄にログインIDとパスワードを入れてログインを行ってください。楽天証券に口座を持っている方は、これから解説するほとんどの手順を省いて簡単につみたてNISAの口座開設が可能です。

「今すぐ口座開設」をクリックすると、以下の画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

楽天の買い物などで、楽天会員としてIDをお持ちの場合は画面右下の「楽天会員の方」をクリックしてください。

楽天のIDを持っていない場合は左下の「楽天会員ではない方」をクリックしてください。

「楽天会員ではない方」をクリックすると、次に示すメールアドレスの入力画面が表示されるので、登録したいアドレスを入力し、画面下に表示されている「同意のうえ、送信する」をクリックしてください。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

メールアドレスが登録されると、登録アドレスに登録用のURLが送信され、以下の画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

「楽天会員の方」をクリックした場合は、楽天のログイン画面が現れますので、買い物などで利用する楽天サイトのログインIDとパスワードを入れて先へ進んでください。

(楽天会員の方の場合は、楽天の登録アドレスがそのまま利用されます)

登録アドレスに送信されたメールのリンクをクリックすると、以下の画面が表示されることを確認してください。(楽天会員の方はログイン後すぐにこの画面が表示されます。)

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

3.【STEP2】本人確認書類を提出する

次に本人確認書類を提出しますが、この手続きもウェブ上で全て完結することができます。

まずは既に表示されている下記画面で①国籍を選択と②本人確認書類の選択を行います。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

①の国籍の選択では、「日本」が既に選択された状態となっていますので、日本国籍をお持ちの方はそのままで問題ありません。

外国籍をお持ちの方は「その他」を選んでください。「その他」を選択すると、外国人登録証の上の方などの入力画面が現れますので、画面の表示に従って入力をしてください。

②では提出する書類(運転免許証かマイナンバーカードのいずれか)を選択します。

選択を完了すると以下の画面が表示され、下記画面が表示されますので、内容を確認して「表面の撮影説明へ」をクリックします。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

あとは画面の表示に従って本人確認書類と顔写真の撮影・画像のアップロードを行えば、書類提出は完了です。

4.【STEP3】お客様情報を入力する

次に、お客様情報画面に住所や電話番号などの情報を入力していきます。

本人確認書類の提出が終わると、以下の情報の入力画面が順番に表示されます。

・本人氏名(性・名・カナ表記)
・性別
・生年月日
・住所
・携帯電話番号

これらの入力が終わると、以下の画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

つみたてNISAの口座を他社で開設していない方は、①「開設する」と②「初めて開設する」を選択します。

他社につみたてNISA口座を持っている場合は移行手続きが必要です!
NISAの口座は一つしか持つことができないため、既にほかの金融機関を利用してつみたてNISAの口座を持っている場合、口座の移行手続きが必要になります。
この場合、上記画面の「他社から乗り換える」をクリックし、画面の指示に従って以下の対応を行うことになります。
・NISA口座のある金融機関から「勘定廃止通知書」か「非課税口座廃止通知書」を取り寄せる・楽天証券から郵送された「NISA口座申込書」と「マイナンバー通知届出書」に必要事項を記入・全ての書類を楽天に郵送(返信用封筒が同封されています)

次に表示された画面で「つみたてNISA」を選択してください。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

「特定口座の開設」画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

ここでは「確定申告が不要」を選択してください。

つみたてNISAは基本的に非課税のため、つみたてNISAの利益だけで確定申告が必要になることはありません。

次の「楽天証券ニュースの受信の有無」については、どちらか希望する方を選択してください。

金融商品などの情報が必要ない場合は「受信しない」を選択しても、問題ありません。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

次の画面では、楽天銀行口座開設の申し込みページが表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

こちらも希望しない場合は「申し込まない」を選択するかたちで問題ありません。

ただし、後に紹介する通り、楽天銀行口座を持っている場合、

・楽天証券への入金をたいへんスムーズに行うことができる
・楽天銀行の普通預金金利が100倍になる

などのサービスが利用できるため、楽天銀行口座がない方は、合わせて楽天銀行口座を作っておくことをおすすめします。

次の画面では楽天カードの案内が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

楽天カードについても必要ない場合は「受け取らない」を選択して問題ありません。

ただし10-1.「楽天カード」か「楽天キャッシュ」からの引き落としで楽天ポイントが貯まるでも解説している通り、楽天証券では、つみたてNISAの積み立て金を楽天カードからの引き落としにした場合、楽天ポイントが付与されるというサービスがあります。

つみたてNISA口座開設に合わせて、楽天カードの申請を行う方法を検討してもいいでしょう。

楽天カードの案内の後、

・個人型確定居室年金(iDeCo)の申し込み
・楽天FXの申し込み
・楽天信用口座の申し込み

などのページが続きますが必要がなければ全て「申し込まない」を選択して次に進めてください。

次に以下に示す「楽天証券 総合口座の申し込み」画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

画面上には、登録した内容に従って、国籍、氏名、性別などが表示されています。内容が異なる場合は「修正」ボタンを押して正しい内容を入力し、先に進めてください。

全ての入力が終わると、以下のような画面が表示され、総合口座の申し込みが完了します。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

5.【STEP4】口座開設完了通知を受け取る

口座申し込み手続きを行い、審査が完了すると、問題がなければ1週間程度で口座開設完了通知が到着します。

口座開設完了通知は本人限定受取郵便(特定事項伝達型)で送られてきますので、必ず自分で受け取る必要があります。

通知にログインID、パスワード、部店コード、お客様コードなどが表示されていることを確認してください。

6.【STEP5】口座の初期設定を行う

次に、楽天証券総合口座ログインページからログインし、初期設定を行います。

下記画面が表示されたら、口座開設完了通知に表示されているログインIDとパスワードを入力してページにロクインしてください。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

以降は、以下の手順で設定を行っていきます。

いずれの手続きも長くても1〜3分で完了するため、手間をとることはありません。

一つずつ確認しましょう。

6-1.パスワード/暗証番号設定をする

ログイン後、まずパスワード変更の画面が表示されますので、画面の指示に従いパスワードの変更を行なってください。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

初めてログインした際には、必ずパスワードの変更が必要になります。パスワードは以下の条件を守って設定してください。

・半角8桁以上16桁以内
・文字種は2種類以上使用

6-2.「投資に関するご質問」に答える

パスワードの設定が終わると、以下に示すような投資に関する質問の画面が表示されますので、質問の内容に従って返答してください。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

質問の内容は、

1.口座開設の動機
2.投資経験
3.ご興味のある投資商品
4.金融資産
5.投資目的

の順に進みますが、いずれも簡単に答えられるものばかりですので、1分程度で入力を完了できます。

6-3.勤務先登録をする

次に勤務先登録の画面で、勤務先の情報を入力します。

・会社名
・部署
・役職

などを入力したのち、以下のような画面が表示されます。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

・勤務先が上場企業であるか
・勤務先の親会社、あるいは子会社が上場しているか
・同居人に上場会社に勤めている方がいるか

の3つの質問が表示されますので、これらについての返答を入力します。

6-4.国籍を登録する

次に以下に示す「国籍登録」の画面で、国籍などの情報を入力します。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

質問の内容は以下の3点です。

・国籍・居住地国(課税上の住所等がある国)は日本のみである
・米国市民(米国籍保有者)または米国移住者である

国籍については、日本国籍での登録を行っている場合、既に「日本」が設定されているはずです。

そのほかの2つの質問について「はい」あるいは「いいえ」を入力してください。

全ての回答が完了すると、入力内容の内容確認の画面が表示され、初期設定の入力が完了します。

6-5.マイナンバーを登録する

次にマイナンバーの登録を行います。

マイナンバーの登録方法には以下に示す2つの方法があります。

・スマートフォンアプリ「iSPEED」を利用する
・郵送で手続きを行う

画面上でいずれかの方法を選択します。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より

結論から言えば基本的にスマートフォンアプリiSPEED」を使う方が、手続きが圧倒的に早いため、アプリを利用しての登録をおすすめします。

ただしマイナンバーカードがなく、さらに通知カードに裏書きがある場合は郵送での登録しかできないため、注意が必要です。

2つの方法について、一つずつ解説しましょう。

◎スマートフォンアプリ「iSPEED」を利用する

選択画面で「アプリを起動」をクリックして以下の画面が表示されたら「マイナンバー登録」をクリックします。

出典:iSPEED ※操作画面より

次の画面でマイナンバーカードか通知カードのいずれかを選択します。

出典:iSPEED ※操作画面より

次画面で「撮影に進む」を選択し、手元あるマイナンバーカードか通知カードを撮影・アップロードすれば登録は完了です。

出典:iSPEED ※操作画面より

◎郵送で手続きを行う

選択画面で「通知届出書を申し込む」をクリックし、以下の画面が表示されたら「マイナンバー通知届出書を申し込む」をクリックします。

出典:楽天 ※登録中の操作画面より 

申請後、数日で楽天から郵送手続き用の封筒と届出書が送られてきます。

届出書の所定の記入欄にマイナンバーを記載した上で、

・マイナンバーカード、または通知カードのコピー(通知カードの場合は裏面も必要)
・マイナンバーが記載された住民票(発行から6ヶ月以内)

の両方を届出書と一緒に封筒に入れてポストに投函します。

ポスト投函から登録完了まで4〜5日程度の日数がかかります。

7.【STEP6】銘柄を選ぶ

口座の設定が完了したら、いよいよ銘柄を選び、本格的につみたてNISAを利用する準備を行います。

つ投資信託の銘柄は数多くあり、運用成績は銘柄ごとに大きく異なりますどの銘柄を選ぶかが後々の利益に直結するため、銘柄選びは慎重に行う必要があります。

実際に楽天証券では、2023年6月現在、192本の投資信託を扱っており、投資初心者の方がこの中から適切な銘柄を選ぶのはたいへんです。

特に初心者の方がつみたてNISAの銘柄選びで失敗しないためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。

・日経平均やダウなどの株式指数(市場平均)に連動する「インデックス型」銘柄を選ぶ
・世界に分散投資を行う銘柄を選ぶ
・信託報酬(手数料)が安い銘柄を選ぶ

3つのポイントを踏まえて銘柄を選べば、初心者でも低いリスクで安定的な利益を目指すことができるでしょう。

特に初心者の方に楽天証券で購入をおすすめしたい、つみたてNISAの銘柄は、以下の4つになります。

銘柄特徴1年間の騰落率(2023年6月24日現在)3年間の騰落率(2023年6月24日現在)信託報酬(手数料)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド・全世界8800銘柄にバランスよく投資
・低いリスクで安定的な利益
+21.16%+78.10%0.195%程度
SBI・全世界株式インデックス・ファンド・全世界の株式指数に連動
・コストの安さと投資実績両面から人気
+21.46%+78.52%0.1102%程度
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・世界70カ国の株式指数に連動
・アメリカへの投資比率が大きい
+21.91%+79.91%0.1133%以内
たわらノーロード 全世界株式・国内株式5%、先進国85%、新興国10%の投資比率(2023年1月時点)+21.90%+79.50%0.1133%以内

一つずつ詳しく解説しましょう。

7-1.楽天・全世界株式インデックス・ファンド

運用会社楽天投信投資顧問
特徴・FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動することを目指して運用
・全世界8800銘柄にバランスよく投資
1年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+21.16%
3年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+78.10%
信託報酬0.195%程度

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、楽天投信投資顧問が運用する全世界にバランスよく投資できる投資信託の一つです。

先進国から新興国まで世界中の8800の株式にバランスよく投資しており、この銘柄を一つ持つだけで世界の経済成長の恩恵を受けるかたちで、低いリスクで安定的な利益を上げることができます。

7-2.SBI・全世界株式インデックス・ファンド

運用会社SBIアセットマネジメント
特徴・全世界の株式市場の動向を示すFTSEグローバルオールキャップ・インデックスに連動することを目指して運用
・全世界にバランスよく投資
1年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+21.46%
3年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+78.52%
信託報酬0.1102%程度

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」という株価指数への連動を目指し、全世界にバランスよく投資しており、特につみたてNISA初心者におすすめの投資信託の一つです。

「SBI」という名前がついていますが、楽天証券でも取り扱っています。

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は信託報酬が0.1102%程度と、投資信託銘柄としては最低水準である上、利回り実績もたいへん高く、コストの安さと投資実績の高さ両面から人気の銘柄の一つです。

7-3.eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

運用会社三菱UFJ国際投信
特徴・全世界70か国の株式指数をカバーするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指して運用
・アメリカへの投資比率が高い
1年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+21.91%
3年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+79.91%
信託報酬0.1133%以内

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は三菱UFJ国際投信が運営する、代表的な世界分散型インデックスファンドの一つですが、こちらも楽天証券で取り扱われています。

全世界70カ国の株式指数に連動し投資成果を目指していますが、アメリカへの投資比率が高く、世界分散投資をしながらアメリカの成長を期待したいという方におすすめのファンドです。

7-4.たわらノーロード 全世界株式

運用会社アセットマネジメントOne
特徴・全世界70か国の株式指数をカバーするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動することを目指して運用
・国内株式5%、日本を除く先進国85%、新興国10%の投資比率(2023年1月時点)
1年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+21.90%
3年間の騰落率
(2023年6月24日現在)
+79.50%
信託報酬0.1133%以内

「たわらノーロード 全世界株式」はアセットマネジメントOneが運営する投資信託銘柄の一つです。

日本国内株式5%、日本を除く先進国85%、新興国10%の投資比率(2023年1月時点)で構成されており、先進国株式を中心に、バランスよく世界に投資しています。

2023年3月に信託報酬(手数料)の引き下げが行われ、現時点(2023年6月)で0.1133%以内と、銘柄全体の中でも最安の水準を保っています。

8.【STEP7】入金方法、引き落とし日、積み立て金額を設定する

銘柄が決定したら入金方法、引き落とし日と積み立て金額の設定を行っていきます。

楽天証券には以下に示す4つの入金方法があります。

・証券口座(楽天銀行マネーブリッジ)からの積み立て
・楽天クレジットカード決済
・楽天キャッシュ(電子マネー)
・その他金融機関からの自動引き落とし

これら4つの入金方法の中から一つを選択することになります。

いずれの方法も、積み立て金額は月額100円〜33,333円までの範囲で自由に設定することができますが、引き落とし日の設定方法は若干異なるため、一つずつ解説しながら説明していきます。

8-1.証券口座からの積み立て

楽天証券の証券口座に積み立て資金を入金し、その資金でつみたてNISAを行う方法です。「証券口座からの積み立て」は唯一、毎日積み立ての設定ができます

つみたてNISAを始める前には、あらかじめ楽天証券に入金を行う必要があります。入金方法には、下記の4つの方法があります。

・リアルタイム入金(インターネットバンキングを利用して入金)
・通常振り込み(ATMなどから入金)
・らくらく入金(楽天銀行口座を持っている場合利用可能)
・マネーブリッジ(楽天銀行口座と楽天証券口座を紐付けた上で、自動で入金)

中でもおすすめは楽天銀行から自動入金を設定するマネーブリッジです。

マネーブリッジを利用すれば、楽天銀行口座に残高があればわざわざ入金を行う必要がなく、積み立て指定日は下記のいずれかを選択することができます。

・月1回、毎月1日~28日の中から好きな日を選んで設定
・毎日、一定額を積み立てる設定

8-2.楽天クレジットカード決済

楽天クレジットカードから、積み立て資金を引き落とす方法です。

楽天カードからの自動引き落としとなるため、あらかじめ積み立て資金を入金する必要がありません。

また、「10-1.「楽天カード」か「楽天キャッシュ」からの引き落としで楽天ポイントが貯まる」でも説明しますが、決済額に応じて楽天ポイントが付与されるため、現金を入金するよりもお得でおすすめの方法です。

その月の12日までに申し込みが完了すれば、翌月の8日に積み立てが行われ、27日(休日の場合は翌営業日)にカードからの引き落としが行われます。

8-3.楽天キャッシュ(電子マネー)

楽天が提供する電子マネーサービス「楽天キャッシュ」から積み立て資金を引き落とす方法です。

こちらの場合も楽天カード同様、自動引き落としとなるため、資金を入金する手間はなく、決済額に応じて楽天ポイントが付与されるため、現金を入金するよりもお得でおすすめです。

また楽天キャッシュの場合は、楽天カードと違い「積立指定日」を毎月1日~28日の中から自由に設定することができます。

楽天キャッシュを利用する場合には、オートチャージ機能の設定をおすすめします。

8-4.その他金融機関からの自動引き落とし

指定する金融機関口座から、自動引き落としで積み立て資金を入金する方法です。

「積立指定日」は月1回、原則として7日と24日に設定することができますが、積立指定日の11営業日前までに資金が証券口座に入金されている必要があります。

毎月の積み立て金額はいくら?平均は1ヶ月当たり12,000円
つみたてNISAの設定で悩むのが、毎月の設定金額をいくらにするかという点です。
つみたてNISAの年間非課税枠40万円を1ヶ月当たりで割ると、月額は33,333円になりますが、この金額を毎月積み立てられる人もあまり多くはありません。
日本証券業協会のNISA口座開設・利用状況調査結果(2023年3月31日現在)について(PDF)では、つみたてNISA利用者のひと月当たりの平均積み立て額は12,000円程度と報告されています。
つみたて金額に悩んでいる方は、この1ヶ月12,000円を目安とするのも一つの方法です。
もし、つみたてNISAで達成したい目標金額がある場合は、以下のページから毎月の積み立て額を算出することもできます。
楽天証券|積立かんたんシミュレーション

9.【STEP8】投資信託の規則(目論見書)・設定内容を確認する

つみたてNISAの設定が終わったら最後に、銘柄の「目論見書」と設定内容を確認します。

目論見書とは、その銘柄(投資信託)についての重要事項が記載された書類で、その銘柄(投資信託)の購入者には必ず渡すことが義務付けられています。

目論見書には信託報酬などの手数料や、リスクなどが詳しく書かれており、購入者は目論見書に同意したものとみなされます。

また積み立て金額や入金方法など、設定した内容についても不備がないかを確認してください。

これでつみたてNISAの設定は全て完了です。

10.楽天証券のつみたてNISAをお得に始めるポイント3つ

これまで楽天証券のつみたてNISAを始める方法について詳しく解説してきました。

最後の章では楽天証券でつみたてNISAをお得に始めるために知っておくべきポイント3つについて、詳しく解説しましょう。

楽天証券は楽天のサービスと相性が良く、買い物などで普段から楽天を利用している方にはお得なサービスが多くあります。

これらをうまく利用すれば、楽天証券のつみたてNISAをさらに効率的に利用することができます。

一つずつ解説しましょう。

8.【STEP7】入金方法、引き落とし日、積み立て金額の設定を行うでも解説していますが、楽天証券では積み立て金の引き落とし設定を「楽天カード」か「楽天キャッシュ」にすると、金額に応じて楽天ポイントを獲得することができます。

10-1.「楽天カード」か「楽天キャッシュ」からの引き落としで楽天ポイントが貯まる

楽天カードのポイント還元率は、カードのランクによって異なりますが、積み立て額の0.5%〜1%となっており、カード経由でつみたてNISAを行うだけで0.5%〜1%の金利アップと同じ効果があります。

また楽天キャッシュの場合、楽天カードから楽天キャッシュにジャージする際に0.5%の楽天ポイント付与が行われます。

\ポイ活サイトと楽天のポイントが両方もらえる/

10-2.楽天ポイントをつみたてNISAの資金として利用できる

楽天証券のつみたてNISAでは、楽天ポイントを1ポイント1円で積み立て資金として利用することができます。

普段から買い物などで楽天を利用している方であれば、買い物で付与されたポイントを、そのままつみたてNISAに利用できます。

もともと現金ではないポイントを利用して出費を抑えることができる上、さらに非課税の複利運用で、それを増やすことができるのです。

楽天ポイントの有効利用という点から考えれば、たいへん効率的な利用方法であると言えるでしょう。

10-3.増額設定で無駄なく非課税枠を利用できる

増額設定を行うことによって、つみたてNISAの非課税枠年間40万円を無駄なく利用することができます。

一般的につみたてNISAの毎月の積み立て額の上限は33,333円(12ヶ月で40万円になる)に設定されているため、金額を上限に設定しても1月から積み立てを開始しない場合は非課税枠を全額使い切ることができません。

例えば7月からつみたてNISAを始めた場合は、積み立て金額を上限に設定しても、年間で20万円しか投資ができません。

このような場合に増額設定を利用することで、1月からつみたてNISAを始めなかった場合も、年間非課税額40万円を目一杯使い切ることができるというわけです。

ただし、増額分については証券口座からの引落になるため、入金方法で楽天キャッシュ、楽天カードを選択した場合は、増額分を証券口座にあらかじめ入金しておく必要があるため注意しましょう。

11.まとめ

今回は楽天証券でのつみたてNISAの始め方について詳しく解説しました。

楽天証券のつみたてNISAは以下の示す8つのステップで、誰でも簡単に始めることができます。

楽天証券 つみたてNISA始め方 8STEP
・【STEP1】サイトから口座開設を申し込む
・【STEP2】本人確認書類を提出する
・【STEP3】お客様情報を入力する
・【STEP4】口座開設完了通知を受け取る
・【STEP5】口座の初期設定を行う
・【STEP6】銘柄を選ぶ
・【STEP7】入金方法、引き落とし日、積み立て金額を設定する
・【STEP8】投資信託の規則(目論見書)・設定内容を確認する

楽天証券を利用してつみたてNISAを始める場合、以下に示す楽天証券のつみたてNISAをお得に始める3つのポイントを把握しておくことをおすすめします。

・「楽天カード」か「楽天キャッシュ」からの引き落としで楽天ポイントが貯まる
 ・楽天ポイントをつみたてNISAの資金として利用できる 
・増額設定で無駄なく非課税枠を利用できる

この記事が、あなたが楽天証券でつみたてNISAを始める際の一助となることを願っています。

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この記事を書いた人

投資家のしん

長年にわたり金融市場の動向と投資戦略について研究。幅広い業界での経験と洞察力を活かし、投資家向けに具体的で洞察に富んだ記事を提供しています。私の目標は、個人投資家がより賢明な投資判断をするための情報を提供し、皆さんの資産を成長させるお手伝いをすることです。常に最新のトレンドを追い求め、投資家に価値ある情報を届けることを使命としています。

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