これからFX取引を始めたいと考えている方の中には、自動売買が可能な「トライオートFXってどうなの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
トライオートFXとは、インヴァスト証券株式会社が提供しているFXサービスです。
インヴァスト証券株式会社は上場企業インヴァスト株式会社の100%子会社なので、上場グループの安心感もあるでしょう。
本記事ではトライオートFXの特徴やおすすめポイント、口コミなどをご紹介します。また、自動売買のメリット・デメリットも解説しますので、トライオートFXに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
トライオートFXの基本情報
出典:インヴァスト証券「トライオートFX」
まずはトライオートFXの基本情報をお伝えします。
運営会社 | インヴァスト証券株式会社 |
取扱通貨ペア | 17通貨ペア(米ドル/円、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円、カナダドル/円、NZドル/円、南アランド/円、スイスフラン/円、トルコリラ/円、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、米ドル/スイスフラン、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル、ユーロ/英ポンド、ユーロ/豪ドル、豪ドル/NZドル) |
取引単位 | 1,000通貨単位(南アランド/円のみ10,000通過単位) |
取引手数料 | マニュアル注文は0円自動売買注文は手数料がかかります |
口座開設・管理費 | 0円 |
取引時間 | 通常:月曜日午前7:00〜土曜日午前6:00米国サマータイム期間:月曜日午前7:00〜土曜日午前5:00 ※火曜日〜金曜日の午前6:40〜午前7:10(米国サマータイム期間は午前5:40〜午前6:10)はシステムメンテナンス時間なので取引できません |
トライオートFXの特徴
トライオートとは、FXとETFの2つの商品を扱うインヴァスト証券のサービスです。トライオートFXとはどのような金融サービスなのか確認していきましょう。
最初にルールを作る
トライオートFXは運用条件を設定するだけで、FXの取引を自動で繰り返します。仕事中や就寝中なども投資機会を狙い続けます。
最初に以下の3つの運用条件を設定します。
- 最初にいくらで買うか
- いくらになったら売るか
- 売った後、いくらになったらまた買うか
設定した運用条件に沿ったシステムが自動的に取引を繰り返します。
運用方法は3タイプ
運用方法は3つのタイプがあるため、自分に合うタイプを選べます。
- ビルダー…相場感に沿った運用ルールを自分で作って取引したい上級者におすすめ。運用資金やリスクを自分でコントロールして運用できる。
- チャートメイク…ビルダーはまだ難しいが、自分の予想も取り入れて取引したい人におすすめ。今後の相場を予想してチャートに線を引くと、線に合った運用ルールを提案してもらえる。
- セレクト…ルールをリストから選ぶ初心者向け。人気ブロガーやストラテジスト、トライオートユーザーなど上級者が考案したルールの中から自分の予想に合ったものを選べる。
自分でトレードルールを作ることもできるし、上級者が考案したルールを選んで運用を始めることもできるので、上級者から初心者まで自分向けの運用方法を選べます。
3つの運用を併用したり、セレクトからチャートメイク、ビルダーへとステップアップしていくのもトライオートFXの楽しみ方の一つです。
初心者も始めやすい
出典:インヴァスト証券「トライオートFX」
トライオートFXは初心者の方にも多く選ばれています。
インヴァスト証券の公式サイトによれば、新規口座開設者(2020年8月1日〜2021年7月31日)の62%が初心者とのこと。ここではFX経験1年未満の方を初心者として算出されています。
年代は20代〜40代が中心です。
トライオートFXのおすすめポイント
ここからは、トライオートFXのおすすめポイントをご紹介します。
自動売買の設定が簡単
自動売買の設定は、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
リストから選ぶだけで簡単に自動売買の設定ができるので初心者も安心です。
オリジナルの自動売買を作成できる
上級者はビルダー機能を使えば自由にカスタマイズできるので、オリジナルの自動売買を作成できます。
ビルダーには次の4つのポイントがあります。
<1.新しいプログラムを生み出せる>
既存プログラムのアレンジや、一からオリジナルの自動売買を作成することが可能です。
<2.高いカスタム性>
自動売買注文のレンジ幅、エントリー価格、数量、利確幅、損切幅など細かな設定が可能です。
<3.ポートフォリオ運用>
複数のプログラムを組み合わせたポートフォリオを構成できます。既存プログラムとオリジナルのプログラムを組み合わせることも可能です。
<4.カート内で数量の調整可能>
カート内でプログラムのセット数の調整が可能。資金に合わせたポートフォリオを構成できます。
取引コストが安い
トライオートFXは原則固定(例外あり)の業界最狭水準スプレッドで、取引コストが安いことも魅力です。
- 米ドル/円:0.3円
- ユーロ/円:0.5銭
- 英ポンド/円:1.0銭
- 豪ドル/円:0.6銭
また、以下の各種手数料は0円です。
- マニュアル注文の売買手数料
- 両替手数料
- 口座開設手数料
- 即時入金手数料
- 出金手数料
- 口座管理手数料
スマホでもパソコンでも使える
出典:インヴァスト証券「トライオートFX」
スマホにトライオートFXアプリをダウンロードすれば、いつでもどこでも運用成績をチェックできます。
自宅にいるときはブラウザからも操作可能です。面倒なインストールは必要ありません。
コンシェルジュに相談できる
トライオートFXを利用する際、さまざまな悩みが出てくるかもしれません。
そのようなときは、お客様の悩みに応えてくれる専任スタッフ「トライオートコンシェルジュ」にZoomか電話で相談できます。
利用対象となるのは以下の条件を全て満たす方です。
- トライオートFX・トライオートETFの初回入金月から3ヶ月経過した方
- 証拠金預託額100万円以上の方
- 自動売買にて取引している方
コンシェルジュスタッフへの相談には予約が必要です。以下の手順で利用できます。
- 予約フォームへ入力
- 予約確定メールが届く
- 予約日時に電話番号へ連絡・Zoom接続
コンシェルジュサービスは投資助言を行うサービスではありませんが、「何を基準にプログラムを選べばいいかわからない」「どのくらいの資金で取引を始めたらいいかわからない」など、さまざまな悩みに応えてくれます。
トライオートFXの注意点
トライオートFXには多くのメリットがありますが、デメリットといえることもあります。トライオートFXの注意点を3つ挙げます。
デモトレードがない
FX口座を開設する前にデモトレードで試してみたい方は多いでしょうが、トライオートFXにはデモ口座がありません。
口座を開設し、入金してからでなければFXの取引ができません。事前に取引の練習をしたり、ツールの使いやすさを確認したりできないことに注意しておきましょう。
自動売買に手数料がかかる
トライオートFXでは、マニュアル注文の手数料は無料である一方、自動売買には手数料がかかります。
自動売買の手数料は以下のとおりです。
取引実績 | 新規 | 決済 | 1,000通貨あたり |
1万通貨未満 | 2.0pips | 2.0pips | 片道20円(対外貨は0.2外貨) |
1万通貨以上10万通貨未満 | 1.0pips | 1.0pips | 片道10円(対外貨は0.1外貨) |
10万通貨以上50万通貨未満 | 0.5pips | 0.5pips | 片道5円(対外貨は0.05外貨) |
50万通貨以上 | 無料 |
引用:インヴァスト証券「トライオートFX取引概要」
トライオートFXでは、スプレッドに上乗せされるかたちで取引手数料がかかります。
FXの自動売買を提供する会社の中には取引手数料が無料のところもあるので、デメリットに感じる方もいるでしょう。
FX自動売買のメリット
トライオートFXで運用できる自動売買にはどのようなメリットがあるのでしょうか。FXの自動売買には主に次のメリットがあります。
投資機会を24時間逃さない
FXの自動売買は24時間投資機会を狙えることが大きなメリットです。
ルールに沿って自動的に取引を繰り返す自動売買に対し、自分でチャートを見ながら相場を分析して売買する取引は「裁量トレード」と呼ばれます。裁量トレードはリアルタイムでトレード画面を見ていなくてはいけないため、忙しい人には難しいです。
とくに21時〜早朝2時の間は、ロンドンとニューヨークの2大為替市場が同時に動いているため、1日の中でもっとも取引量が多い時間帯です。為替レートが大きく動く傾向がありますが、仕事中や睡眠中という方も多いのではないでしょうか。
自動売買ならチャートを見られない時間帯でも投資機会を逃しません。
感情に影響されない
FXトレードにおいて感情は敵になってしまうことがあります。裁量トレードでは「もっと儲かるかもしれない」「負けた分を取り戻したい」と思ってしまうからです。自動売買は感情に邪魔されずに利確や損切りできます。
自動売買のデメリット
自動売買にはさまざまなメリットがあるもののデメリットになることもあります。これからFXの自動売買を始めようと検討中の方は、デメリットについても確認しておきましょう。
手数料が高い
自動売買は裁量トレードに比べてコストがかかることがデメリットとなります。取引手数料が割高になるケースが多いからです。
自動売買の手数料が無料のFX会社もありますが、裁量トレードに比べてスプレッドが高く設定されていることもあります。
相場の急激な変動に対応できない
FXの自動売買はルールに沿って運用されるため、相場の急な変動には対応できません。
たとえばレンジ相場に強い自動売買では、上昇トレンドに対応できない場合があります。今の相場に合っているか定期的に見直すことも大切です。
トライオートFXの使い方
トライオートFXの口座開設方法と自動売買の始め方をご説明します。
口座開設方法
まずは口座を開設しましょう。オンライン本人確認を利用した場合の口座申し込みの流れをご紹介します。
- 口座開設フォームで必要項目を入力します
- マイナンバーカードをアップします
- 最短即日で口座開設が完了し、メールでIDを受け取れます。
- 入金完了後、取引スタート
マイナンバーカードのない方は、マイナンバー記載のある住民票の写しと運転免許証を用意してください。
自動売買の始め方(初心者向け)
初心者は「セレクト」がおすすめです。次の3ステップでスタートできます。
- ランキングから選択してカートに入れる
- 資金に合わせて数量を変更する
- 取引スタート
自動売買の始め方(上級者向け)
上級者向けに自分だけの自動売買が作成できる「ビルダー」機能が搭載されています。次の3ステップでオリジナルの自動売買を作成して取引を始めましょう。
- チャートを見ながら自動売買を作成
- シミュレーションを確認する
- 自分だけの自動売買の完成
トライオートFXのルールの作り方
ここからは、トライオートFXでルールを作る方法をご説明します。先ほどもご紹介しましたが、トライオートFXには「ビルダー」「チャートメイク」「セレクト」の3種類があります。
ルールの作り方を確認して、自分に合うものを見つけましょう。
ビルダー
出典:インヴァスト証券「トライオート」
上級者向けのビルダーには、主に次の特長があります。
- 簡単操作でルールを作成できる
- 戦略に合わせたルール作りができる
- 収益シミュレーションができる
ビルダーは自分で一からトレードルールを作ることができます。クリックや入力だけのシンプルな操作でオリジナルのルールを作れるため、難しいプログラミング知識は必要ありません。
作ったルールは過去のレートによるシミュレーションが可能です。過去の相場変動リスクを加味した推奨証拠金額を運用資金の目安にできます。
ビルダーでは上昇、下落、レンジとあらゆる相場に対応したルールを作れるため、自分がどの相場を予想してルールを作るか決めてから設定を考えましょう。初めての方は、セレクトにも戦略が多く用意されているレンジ相場を狙うのがおすすめとされています。
次に多彩な銘柄の中から銘柄を決めましょう。狙う相場や銘柄が決まったら、運用期間を考えます。一般的に狭い値幅は短期的な運用で運用資金を抑えられます。広い値幅であれば中長期の運用が可能で運用資金も多く必要です。運用期間によって設定値や運用資金が変わります。
ルールを作ったらシミュレーションでテストしましょう。ロジックグループから削除すれば、稼働するまでに何度でも作り直しができます。満足いくルールができたらカートに保存しておきましょう。
稼働後もルールの状況を定期的に確認しながら運用し、ルールの設定から外れた場合は、新しいルールでの運用を検討しましょう。
チャートメイク
出典:インヴァスト証券「トライオート」
ビルダーのように一からルールを作り上げるのは難しくても、自分の予想も取り入れながら取引したい人に向いているのがチャートメイクです。
チャートメイクには次の特長があります。
- チャート上に線を引く直感的な操作でルールを作れる
- 最適なロジックを判断して提案してもらえる
- スマホから手軽にルールを生成できる
チャートメイクは直感的な操作でルールを作れることが大きな特長です。今年1年の相場の動きを予想して大まかに線を引くと、チャートメイクが分析して銘柄の値動きの特徴を考慮したロジックが最大4つ提案されます。
資金や取引のイメージに合わせてロジックを選びましょう。
- 予想した値幅の範囲内で中長期的に取引したい→コアレンジャー
- より積極的な取引をしたい→ブル・ベア系
- 資金を抑えながら取引したい→ハーフ
- 高金利通貨ペアで取引したい→スワッパー
「コアレンジャー」とは、コアレンジ帯とサブレンジ帯で異なるルールを設定します。
コアレンジ帯は設定値の中心で、売り注文と買い注文を設定します。サブレンジ帯はコアレンジの上に売りのサブレンジ帯、下に買いのサブレンジ帯が設定されます。
中心となるコアレンジ帯で細かく売買し、サブレンジ帯では大きな利幅で取引をおこないます。
「ハーフ」は想定レンジの中央値より上半分は「売り」のみ、下半分は「買い」のみのルールを設定します。
「スワッパー」は高金利通貨の値動きに合うよう設計されています。利幅よりもカウンター幅を大きくして徐々に買い下がる取引をおこない、スワップポイントを得ながら短期の反発を狙います。
いずれのロジックも損切り設定はされていません。コアレンジャーやハーフは両建てとなるタイミングがあるため、スプレッドが二重にかかったり、スワップポイントで支払いが生じたりするなどのデメリットが生じることもあります。
また、「ブル・ベア」は相場の強気・弱気を指す用語です。ブルは強気、ベアは弱気を意味します。
ルールが生成されたら内容を確認しましょう。発注に必要な資金が確認できるので、自身の運用資金とマッチしているか確認してください。運用資金と合っていない場合はレンジ幅や注文本数の見直しが必要です。
稼働後もルールの状況を定期的に確認しながら運用し、ルールの設定から外れた場合は新しいルールでの運用を検討しましょう。
セレクト
出典:インヴァスト証券「トライオート」
セレクトは自分でルールを考えなくても、トライオートFXの運用ルールを選んですぐに取引を始められます。
選べるルールは投資の専門家である著名ストラテジスト、トレード経験が豊富な人気ブロガーなど、トライオートFXに精通した方ばかりです。
収益率やドローダウンなど厳しい条件をクリアしたものが掲載されています。
そのようなスペシャリストたちの手法をそのまま利用できるので、FXに慣れていない初心者の方も安心です。ルールの作り方やトライオートFXの取引を学びたい方にも向いています。
トライオートFXで実際に利益を上げているユーザーが運用しているルールを掲載した「ビルダーズシェア」は、ご自身の運用の参考になるでしょう。
セレクトはルールを選択するだけで運用を開始できますが、ルールを理解することは大切です。また、ルールが今の相場に合っているか確認も必要です。発注される注文は「プライスチャート」で確認できます。
推奨証拠金にも気をつけておきましょう。推奨証拠金とは、過去の相場変動リスクを加味したルール運用の目安となる資金のことです。
トライオートFXは一定期間運用を続けることで収益が期待できますが、運用を続けるにはロスカットによって運用が停止されてしまうリスクを避ける必要があります。
推奨証拠金を目安に入金してルールの運用をおこなうことで、長期間運用を続けられる可能性が高まります。
トライオートFXのルールのほとんどは、価格の上下にあわせて複数のポジションを保有し、利益が出たポジションから決済するため、まだ利益が出ていない評価損を抱えたポジションが多くなります。
ルールの注文の範囲で評価損が発生することは想定内ですが、価格がルールの範囲を外れたときは、ご自身でポジションを決済して、他のルールに乗り換えるなどの判断が必要になってきます。
セレクトも他の運用方法と同じように、稼働後はルールの状況を定期的に確認しながら運用することが大切です。ルールの設定から外れたときは稼働を停止して、新しいルールでの運用を検討しましょう。
トライオートFXの口コミ・評判は?
トライオートFXは利用者からどのような声が聞かれるのでしょうか。口コミを集めてみたので参考にしてください。
初心者でも難しくない
トライオートFXは上級者が考案したルールから選べるので、初心者でも簡単に始められます。
使いやすい
トライオートFXは「見やすくて使いやすい」「直感的で使いやすい」などの声が見られます。
ほったらかしにできるのが魅力
週間利益はあまり高くなくても、ほったらかしにできることが魅力という声が複数見られます。
シミュレーションできるのが便利
トライオートFXはシミュレーションできるのが便利との声も複数見られました。シミュレーション機能は2023年5月20日にバージョンアップし、「3か月」「6か月」「1年」「2年」「3年」の5パターンの期間から選択できるようになりました。
セレクトまたはビルダーの運用開始前に、短期と長期でシミュレーションを確認できます。
FX初心者も始めやすいトライオートFX
トライオートFXは初心者から上級者まで、自分に合った方法で運用可能です。業界最狭水準スプレッドでコストが安いことも魅力です。
トライオートFXのおすすめポイントを再度確認しておきましょう。
- 自動売買の設定が簡単
- オリジナルの自動売買を作成できる
- 取引コストが安い
- スマホでもパソコンでも使える
- コンシェルジュに相談できる
インヴァスト証券では、2023年10月1日(日)〜2024年4月30日(火)の期間中、新規口座開設キャンペーンが開催されています。口座開設&条件達成で最大70,000円のプレゼントがあります。
FXに興味がある方は、この機会にインヴァスト証券で口座開設して、トライオートFXを試してみてはいかがでしょうか。