家を建てる際、大手ハウスメーカーに依頼したいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、大手であることを理由にメーカー選びをするとトラブルにつながるリスクがあるので注意しなければなりません。
中には利益を優先しようとするメーカーもあるため、見極める目を養うことが大切です。
そこで今回は、やめたほうがいい大手メーカーの特徴やプロが選ぶおすすめのメーカー、ハウスメーカー選びのポイントを解説します。
家を建てることを検討している方や、信頼性のある大手ハウスメーカーを知りたい方はご一読ください。
大手ハウスメーカーやめたほうがいい業者の特徴
大手ハウスメーカーであっても、中には不誠実な対応をしてくる業者もあるため注意しなければなりません。
やめたほうがいいハウスメーカーの特徴をまとめると、以下のような点が挙げられます。
- 強引に契約を結ぼうとしてくる
- 同業のメーカーを悪く言う
- すぐに値引きを提案してくる
大手ハウスメーカーでの契約を検討している場合は、当てはまるものがないかしっかり確認しておきましょう。
強引に契約を結ぼうとしてくる
強引に契約を結ぼうとしてくるハウスメーカーは、やめたほうがいいでしょう。
強引に契約を迫ってくるハウスメーカーは、自社の利益やノルマを優先している可能性があります。
家を建てる際は理想の住まいの実現に向けて、メーカー側に寄り添う姿勢があることが大切です。
自社の目的を優先させるハウスメーカーは、たとえ大手であっても思い通りの住まいを建てられない可能性があるでしょう。
同業のメーカーを悪く言う
同業のメーカーを悪く言って、イメージを下げようとしてくるハウスメーカーも選ばないようにしましょう。
自社製品に強みがあれば、他のメーカーの悪口を言わずとも契約につながる決め手となります。同業のメーカーを悪く言うのは、自社製品にアピールできる強みや魅力がないということです。
大手ハウスメーカーであっても、他社の悪口を言って自社の印象をよくしようとしている場合は、契約するのをやめたほうがいいでしょう。
すぐに値引きを提案してくる
すぐに値引きを提案してくるハウスメーカーも、要注意です。安易に値引きができる裏には、あらかじめ価格を高く見積もっている可能性があります。
見積もりよりも大幅に値下げしたように見せかけることで、得をしたように錯覚させて契約に結びつけようとする業者もいるためです。
こちらから何も求めていないのに、値引きを提案してくるメーカーは警戒したほうがよいでしょう。
プロが選ぶ、大手ハウスメーカーおすすめ5社
信頼できる大手ハウスメーカーで家を建てたい場合は、プロが選ぶ以下の大手5社がおすすめです。
- 積水ハイム
- ヘーベルハウス
- ダイワハウス
- スウェーデンハウス
- 一条工務店
建築実績が豊富で技術が高いだけでなく、全国に支店や営業所も多く経営母体もしっかりしています。
ここでは、それぞれのハウスメーカーの特徴を紹介します。
積水ハイム
出典:積水ハイム
省エネ住宅を目指す「積水ハイム」は、屋根に平らなフラットルーフを採用することで、太陽光パネルの発電効率を上げられる設計になっています。
60年以上安心して暮らせる住まいの提供を経営理念としており、鉄骨構造で高い耐久性・耐震性を持つことが特徴です。
同社が用いるユニット工法では、住まいの緻密な組み立て作業を専用の工場内で行います。
これによって気候に左右されることなく、一貫して安定した高い品質を提供することが可能になりました。
高気密・高断熱性能に優れているため、夏や冬でも家の中が快適な温度に保たれ、住み心地のよさを実感できるでしょう。
ヘーベルハウス
出典:ヘーベルハウス
「ヘーベルハウス」は鉄骨構造の耐久性に優れた住まいづくりを得意としています。
耐震等級は最高ランクを3に認定されており、さらに全棟で耐震技術が標準搭載されていることから、安全性の高い住まいを実現可能です。
同社独自の建材であるALCコンクリート・ヘーベルは、一般的なコンクリート4分の1程の重量でありながら大変強度が高く、耐震性・耐火性に優れています。
あらゆる災害に強いため、避難の難しい高齢者や小さな子どもがいる家庭にも最適です。
住まいづくりにおいて防災性を重視したい場合は、特におすすめのハウスメーカと言えるでしょう。
ダイワハウス
出典:ダイワハウス
「ダイワハウス」は戸建て住宅だけでなく、分譲マンションや商業施設なども手掛ける大手ハウスメーカーです。
耐久性・耐震性・省エネ性の3拍子揃った住まいづくりを得意としており、サステナビリティを大切にしています。
顧客のあらゆる要望に応えられる高い技術力で、柔軟に対応してもらえるため家族のライフスタイルに最適な形を実現可能です。
コストパフォーマンスのよさでも、満足度の高い住まいづくりを行えるでしょう。
土地探しから相談可能なため、建てる場所が決まっていない段階から理想の住まいの実現を目指せます。
スウェーデンハウス
出典:スウェーデンハウス
「スウェーデンハウス」は、北欧スウェーデンの輸入住宅をそのままの形で日本で販売しているハウスメーカーです。
スウェーデンでは長期優良住宅が一般的であるため、スウェーデンハウスが手掛ける住まいも、世代を超えて引き継いでいける耐久性と性能を持っています。
寒さの厳しい国ならではの高い断熱性と気密性を持った住まいは、寒暖差の激しい日本の土地柄でも性能の高さを体感できるでしょう。
また、スウェーデンハウスの特徴であるトリプルガラス構造の木製サッシは、窓枠自体の結露を防ぐ効果もあります。
北欧デザインのおしゃれな外観は、カフェのような佇まいで女性にも人気です。
一条工務店
出典:一条工務店
「一条工務店」は住まいづくりにおいて性能を重視しており、長年に渡り性能を高めるための品質や技術力の向上に努めてきました。
中でも低価格帯で購入可能な「HUGme(ハグミ―)」は、税込1,639万円〜住まいづくりが可能で、大きな注目を浴びています。
物価高騰の流れにある現代でも手の届きやすい価格帯であることから、マイホームを諦めていた方にもおすすめです。
HUGmeでは技術力や性能は落とさず、コストカットを実現するためにプランに沿った住まいづくりを行います。
プラン数は100種類もあるため、好みの間取りが見つかりやすいでしょう。
大手ハウスメーカー選びに悩んだらLIFULL HOME’S
大手ハウスメーカーはどこも魅力的に映るため、なかなか絞り込めない方も多いのではないでしょうか。
そのようなときには、住まいのポータルサイトである「LIFULL HOME’S」を利用してみましょう。
LIFULL HOME’Sには、以下のようなメリットがあります。
- さまざまな大手メーカーのカタログを取り寄せられる
- ハウスメーカーとのやり取りを仲介してくれる
- 「住まいの窓口」で住まいづくりの相談が可能
さまざまな大手メーカーのカタログを取り寄せられる
LIFULL HOME’Sを利用すると、複数の大手メーカーのカタログを一括で取り寄せることが可能です。
カタログを入手するためにモデルハウスをはしごする手間がなく、気になるメーカーのカタログが簡単に手に入ります。
LIFULL HOME’Sは提携しているハウスメーカーが多いため、気になるメーカーがある場合はカタログを取り寄せて見比べてみるとよいでしょう。
ハウスメーカーとのやり取りを仲介してくれる
ハウスメーカーとのやり取りを仲介してくれることも、LIFULL HOME’Sを利用するメリットです。
LIFULL HOME’Sを通すことで、営業や勧誘を受けることなく気になるメーカーだけに見学や説明会を申し込めます。
断るのが苦手な方でも、自分主体でじっくりとメーカー選びをすることが可能です。
また、LIFULL HOME’Sはどこのハウスメーカーにも属していないので、中立的な立場で希望にあったメーカーを紹介してくれます。
「住まいの窓口」で住まいづくりの相談が可能
LIFULL HOME’Sが提供している「住まいの窓口」サービスでは、住まいづくりの相談が可能です。
誰でも無料で利用できるため、住まいづくりの心配事や疑問がある際には気軽に相談できるでしょう。
家を建てる際の予算や、希望に合ったハウスメーカーがわからない場合は住まいの窓口で相談してみてください。
大手ハウスメーカー選びのポイント
大手ハウスメーカーを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 営業担当者の信頼性
- アフターサービスの充実度
- モデルハウスだけで判断しない
ポイントを意識しておくことで、後悔しない住まいづくりを行えます。
営業担当者の信頼性
まずは営業担当者が信頼できる人物か、よく観察しましょう。
住まいづくりはメーカーと顧客が一体となって行うため、メーカーの独りよがりな提案では理想の住まいは実現できません。
営業担当者の説明不足で後からトラブルに発展するケースもあるので、注意が必要です。
難しいことは正直に伝えてくれることや、要望を受け止めた上で提案をしてくれるなど、顧客に寄り添った対応をしてくれるメーカーを選びましょう。
アフターサービスの充実度
住まいは建ててからも定期的なメンテナンスが必要になるので、アフターサービスの充実度も見ておきましょう。
アフターサービスが充実していない場合、万が一建てた住まいにトラブルが起きた際にも自己負担で対応しなければなりません。
大手ハウスメーカーは、アフターサービスが充実しているところがほとんどですが、保証内容や無料期間などをしっかり確認しておくことが大切です。
モデルハウスだけで判断しない
モデルハウスを実際に見たからといって、それだけでハウスメーカーを決定するのはやめたほうがいいでしょう。
モデルハウスは魅力的に見せるために、一般的な住宅よりも広めに設計されている傾向があります。たとえ同じ間取りで設計したとしても、イメージ通りになるとは限りません。
入居前の住まいの見学会などに参加すると、より具体的なイメージが掴みやすくなるのでおすすめです。
まとめ
大手ハウスメーカーで家を建てる際には、メーカーごとの特徴をしっかり把握して、こだわりたいポイントにマッチするメーカーを選ぶことが大切です。
また大手メーカーであっても、信頼性に欠ける印象を持った場合は契約を急いではいけません。
LIFULL HOME’Sは信頼できる大手メーカーが多数提携しているため、自分に合ったメーカーを見つけられるでしょう。
住まいづくりを何から始めたらよいのかわからない方は、無料で相談できる「住まいの窓口」を利用してみてください。