「愛犬が散歩中に足取りが重そう」
「高齢犬の足腰が気がかり」

と心配している飼い主さんは少なくないでしょう。

年を重ねた犬は特に関節の問題が生じやすいため、コンドロイチンやグルコサミンといった関節をサポートする成分の摂取が重要になってきます。

この記事では、関節の健康維持に効果的なドッグフード13種類のおすすめと、関節ケア用フードを選ぶ際の注意点について詳しく解説します。

ここで紹介する情報を参考に、愛犬が健やかな関節で活発に動き回れるよう、適切なサポートを心がけましょう。

関節ケア用ドッグフードの必要性

愛犬に関節ケア用ドッグフードが重要な理由は以下の通りです。

• 加齢に伴う軟骨形成成分の減少
• 関節の健康状態が全身に及ぼす影響

加齢による軟骨形成成分の減少

犬の老化に伴い、II型コラーゲンなどの軟骨構成成分が減少し、軟骨の摩耗が進み、関節痛などの症状が現れやすくなります。

日常的な関節の動きでも軟骨は徐々に摩耗するため、成犬でも関節トラブルのリスクがあります。

グルコサミンやコンドロイチンなどの関節サポート成分は軟骨の原料となるため、これらの摂取は軟骨の維持に効果的です。

また、子犬も未発達な軟骨を持つため問題が生じる可能性があり、関節サポート成分はあらゆる年齢の犬に必要不可欠です。

関節の状態が全身の健康に影響

関節の不調は運動能力を低下させ、筋肉の維持、体重管理、内臓や脳機能の保持に悪影響を及ぼす可能性があります。

運動不足は脂肪の蓄積や食欲減退を引き起こし、体重増加や栄養不足のリスクを高めます。

関節の問題は解決が困難なため、早期の予防策が重要です。

関節ケア用ドッグフードを通じて、愛犬の健康的な生活をサポートしましょう。

関節ケア用ドッグフードを選ぶポイント

関節ケアに適したドッグフードを選ぶ際は、以下の要素に注目しましょう。

• オメガ3・オメガ6脂肪酸の含有量
• グルコサミン・コンドロイチンの豊富さ
• カルシウムの含有量
• 低脂質で体重管理しやすい特性
• グレインフリーで消化に優しい成分

オメガ3・オメガ6脂肪酸が豊富なフード

魚油に含まれるオメガ3・オメガ6脂肪酸は、関節を含む炎症抑制効果が期待できる必須脂肪酸です。

体内で生成できないため、日々のフードから摂取する必要があります。

サーモンやマグロなどの魚類を含むフードが理想的で、関節痛に悩む犬には特に魚を主原料とするフードがおすすめです。

グルコサミン・コンドロイチンが豊富なフード

これらの成分は軟骨の主要構成要素であるプロテオグリカンの形成に不可欠です。

加齢とともに体内生成量が減少するため、フードからの補給が重要です。

ただし、過剰摂取は出血時の止血を遅らせる可能性があるため、適量摂取に注意が必要です。

カルシウムが豊富なフード

カルシウムは骨の健康維持と形成に重要で、間接的に軟骨にも良い影響を与えます。

魚、豆類、乳製品を含むフードに多く含まれています。

ビタミンDと組み合わせると吸収効率が上がるため、魚類を含むフードが理想的です。

適度な運動も骨の強度向上に役立ちます。

低脂質で体重管理しやすいフード

肥満は軟骨への負担を増加させるため、低脂質のフードを選ぶことが重要です。

脂質含有量が10%以下のフードが推奨されます。

低脂質フードは下痢や涙やけの改善にも効果があるとされています。

グレインフリーで消化に優しいフード

犬は本来肉食動物であるため、穀物を含まないグレインフリーフードの方が消化しやすい傾向があります。

消化が良好だと栄養素が効率的に吸収され、不要な脂肪蓄積を防ぎます。

食物繊維が豊富な野菜を含むフードも消化を促進し、健康的な体重維持に役立ちます。

関節ケアに効果的なドッグフード13選

愛犬の関節ケアに役立つドッグフード13選をご紹介します。

• 1位：OBREMO（オブレモ）
• 2位：ネルソンズドッグフード
• 3位：UMAKA（うまか）
• 4位：アランズナチュラルドッグフード
• 5位：モグワンドッグフード
• 6位：健康いぬ生活フレッシュ（わんこの献立フレッシュ）
• 7位：カナガンドッグフード チキン・サーモン
• 8位：ロイヤルカナン 関節サポート ドライ
• 9位：ピッコロドッグフード
• 10位：Dr.carewan（ドクター ケアワン）
• 11位：アーテミス アガリクスI/S
• 12位：ミシュワン
• 13位：ニュートロナチュラルチョイス 超小型犬～小型犬用 成犬用 ラム＆玄米

1位：OBREMO（オブレモ）

出典：OBREMO公式サイト

OBREMOは、鶏肉、馬肉、魚類を主原料とした4種類の国産プレミアムフードを展開しています。

魚類を中心としたラインナップを選択することで、グルコサミン、コンドロイチン、オメガ3・オメガ6脂肪酸を豊富に摂取できます。

国内の清潔な工場で生産され、人間用食品工場と同等の厳格な品質管理が行われています。

着色料、香料、保存料などの人工添加物は使用されておらず、自然な風味が特徴です。

2位：ネルソンズドッグフード

出典：レティシアン 公式サイト

イギリス産の中型犬向けネルソンズドッグフードは、グルコサミンとコンドロイチンを含有し、高齢犬の活発な生活をサポートします。

原材料の半分が肉類で構成され、人工的な味付けなしでも自然な美味しさを提供し、食欲不振の改善にも効果的です。

主要原材料は人間用食品工場から調達されたヒューマングレード品質で、フードの安全性と栄養価に高い基準を求める飼い主に適しています。

3位：UMAKA（うまか）

出典：うまか公式サイト

UMAKAは、高品質な国産ドッグフードとして注目を集めており、関節ケアに効果的なグルコサミンとコンドロイチンを豊富に含んでいます。

ビフィズス菌やオリゴ糖も配合されており、消化を助け、栄養吸収を促進します。

小麦グルテンや人工添加物を使用せず、ノンオイルコーティングにこだわった安全性の高い製品です。

多くの飼い主から食いつきが良くなったという評価を得ており、好き嫌いの多い犬でも満足できる味わいを提供しています。

4位：アランズナチュラルドッグフード

出典：レティシアン 公式サイト

アランズナチュラルドッグフードは、わずか9種類の原材料で愛犬の健康維持を目指した製品です。

人工添加物を一切使用せず、自然な風味が特徴です。

オメガ3脂肪酸を含有しており、関節の健康維持と被毛の美しさをサポートします。

穀物不使用で低アレルギー設計のため、敏感な犬にも適しています。

主原料のラム肉は特殊加工により、通常よりも消化吸収しやすいタンパク源となっています。

シンプルな原材料構成ながら、栄養バランスに配慮した高品質なドッグフードです。

5位：モグワンドッグフード

出典：モグワンドッグフード公式サイト

モグワンは、タレントの坂上忍氏が推奨する人気のプレミアムドッグフードです。

豊富な栄養素を含み、愛犬の健康維持をサポートします。

グルコサミンとコンドロイチンによる関節ケアに加え、メチルスルフォニルメタン（MSM）が関節形成を促進し、炎症を抑制します。

原材料の50%以上が動物性タンパク質で、穀物や人工添加物を一切含まない高品質な製品です。

獣医師の90%以上から高評価を得ており、専門家からも信頼されているドッグフードです。

グレインフリーで消化にやさしく、愛犬の健康と活力を総合的にサポートします。

6位：健康いぬ生活フレッシュ（わんこの献立フレッシュ）

出典：Amazon

健康いぬ生活フレッシュは、余計な原材料を排除したシンプルな構成のウェットフードです。

原材料の形状を保持して製造されているため、ウェットフードでありながら十分な食感と満足感を提供します。

メインフードとしての使用はもちろん、通常のドライフードに混ぜて与えることで、味の変化を楽しませ、食欲不振の予防にも効果的です。

栄養バランスに優れているため、追加のサプリメントや栄養補助食品を必要とせず、愛犬の健康維持をサポートします。

グレインフリーで添加物を含まない自然な製品であり、関節ケア成分も含まれているため、総合的な健康管理に適したウェットフードといえます。

7位：カナガンドッグフード チキン・サーモン

出典：Amazon

カナガンドッグフードは、チキンとサーモンの2種類があり、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含む製品として多くのリピーターを獲得しています。

サーモン味にはオメガ3・オメガ6脂肪酸も豊富で、関節の炎症抑制効果が期待できます。

タンパク質含有量が30%と高く、活発な犬の筋肉発達をサポートします。

穀物不使用で低炭水化物設計のため、消化にやさしく、体重管理にも適しています。

グレインフリーで人工添加物を含まないため、アレルギーを持つ犬にも安心して与えられます。

関節ケアと全体的な健康維持を両立させた高品質なドッグフードです。

8位：ロイヤルカナン 関節サポート ドライ

出典：ロイヤルカナン

ロイヤルカナンの関節サポートドライは、関節に問題を抱える犬のために特別に開発された療法食です。

オメガ3脂肪酸に加え、ビタミンEとCを豊富に含み、さらにウコンエキスやコラーゲンなどの成分も配合されています。

低カロリー設計により、肥満を予防し関節への過度な負担を軽減します。

関節ケアに特化した成分構成で、愛犬の運動機能をサポートします。

ただし、療法食であるため、使用前に獣医師の診断と指示を受けることが重要です。

関節に問題がある犬の健康管理に効果的ですが、専門家の監督下で与える必要があります。

9位：ピッコロドッグフード

出典：Amazon

ピッコロドッグフードは、7歳以上のシニア犬の健康維持に特化して開発されました。

原材料の70%以上がチキンやサーモンなどの高品質なタンパク源で構成されており、シニア犬の筋肉維持をサポートします。

関節ケアに重点を置き、グルコサミンとコンドロイチンを豊富に含有しています。

これらの成分が、加齢に伴う関節の問題に対して効果的にアプローチします。

カロリーと脂質を適度に抑えた設計により、シニア犬の体重管理と全体的な健康維持をサポートします。

通常の市販フードよりも栄養価が高く、シニア犬の特別なニーズに応える高品質なドッグフードです。

10位：Dr.carewan（ドクター ケアワン）

出典：愛犬健康ショップ

Dr.carewanは、国内産の高品質原材料のみを使用した純国産ドッグフードです。

総合栄養食として設計され、愛犬の健康を包括的にサポートします。

原材料構成がシンプルなため、食物アレルギーを持つ犬にも適しています。

香料や着色料などの人工添加物を一切使用していないため、不要な健康リスクを回避できます。

グルコサミンやコンドロイチンなどの関節ケア成分も豊富に含まれており、関節トラブルの予防と管理に効果的です。

国産にこだわった安全性の高いドッグフードとして、愛犬の健康維持に貢献します。

11位：アーテミス アガリクスI/S

出典：アーテミス

アーテミス アガリクスI/Sは、冷蔵保存された新鮮な原材料を使用し、自然本来の風味を損なわないプレミアムドッグフードです。

肉副産物や人工添加物を使用していないため、アレルギーを持つ犬にも適しています。

グルコサミンとコンドロイチンによる関節ケア効果に加え、アガリクス茸が豊富なビタミンとミネラルを提供します。

さらに、高品質な乳酸菌が豊富に配合されており、栄養素の消化吸収を促進します。

このフードは、自然な原材料にこだわりながら、総合的な栄養バランスと機能性を追求しています。

愛犬の健康維持と活力向上を目指す飼い主に適した選択肢といえるでしょう。

12位：ミシュワン

出典：ミシュワン 公式サイト

ミシュワンは、開封時に鰹節の香りが広がる、食欲をそそるドッグフードです。

複数の動物性タンパク質を使用しており、チキンによる疲労回復効果や馬肉による免疫力向上など、愛犬の健康を多角的にサポートします。

特に緑イ貝の配合で、関節の痛みを軽減する効果が期待できます。

さらに、多様な栄養成分が愛犬の総合的な健康維持に貢献します。

グレインフリーで人工添加物を含まないため、消化にやさしく、アレルギーを持つ犬にも適しています。

ドッグフード選びに迷った際は、ミシュワンが安全で栄養バランスの取れた選択肢となるでしょう。

13位：ニュートロナチュラルチョイス 超小型犬～小型犬用 成犬用 ラム＆玄米

出典：Amazon

ニュートロナチュラルチョイスの超小型犬～小型犬用成犬用ラム＆玄米は、ラム肉を主原料としたドッグフードです。

ラム肉はビタミンB群と亜鉛を豊富に含む高品質な自然素材で、アレルゲンになりにくい特性があり、食物アレルギーに配慮した設計となっています。

このフードは、最適なリノール酸と亜鉛のバランスを実現し、愛犬の皮膚と被毛の健康維持をサポートします。

栄養価の高い厳選された自然素材を使用しているため、安全性が高く、小型犬の健康管理に適しています。

関節ケア成分も含まれており、小型犬の活発な動きをサポートします。

人工添加物を含まないため、愛犬の長期的な健康維持に貢献する高品質なドッグフードといえるでしょう。

関節ケア用ドッグフードが必要な犬の特徴

以下の特徴に当てはまる犬は、関節ケア用ドッグフードの使用を検討すべきです。

• 小型犬：短足による関節への負担
• 大型犬：体重による関節への負荷
• 活発な犬：運動による関節の摩耗
• 運動不足の犬：肥満による関節への負担
• 子犬とシニア犬：成長期と加齢による関節の脆弱化

小型犬：短足による関節への負担

小型犬は短い足で体重を支えるため、関節トラブルが発生しやすい傾向があります。

特にパテラ（膝蓋骨脱臼）のリスクが高く、症状の程度によってグレード1から4に分類されます。

重症化すると外科手術が必要になる場合もあるため、早期からの予防が重要です。

大型犬：体重による関節への負荷

大型犬は体重が重いため、関節に大きな負担がかかります。

特に成長期には骨や筋肉のバランスが崩れやすく、以下のような疾患のリスクが高まります。

これらの問題は生涯にわたって影響を及ぼす可能性があるため、継続的なケアが必要です。

活発な犬：運動による関節の摩耗

適度な運動は健康的ですが、過度な運動は軟骨の摩耗を引き起こします。

グルコサミンやコンドロイチンを含むフードで軟骨の維持をサポートし、子犬期からの予防が重要です。

運動不足の犬：肥満による関節への負担

運動不足の犬は以下のリスクがあります。

低カロリー・低脂肪のフードで体重管理を行い、場合によっては療法食の使用を検討してください。

子犬とシニア犬：成長期と加齢による関節の脆弱化

子犬期の適切な関節ケアは、将来的な問題を予防するために重要です。

一方、シニア犬は加齢に伴う関節トラブルのリスクが高まるため、早期発見と適切なケアが必要です。

関節の健康は犬の生活の質に大きく影響するため、年齢や体型に関わらず、適切な関節ケア用ドッグフードの選択が重要です。

ドッグフード以外の関節ケア方法

フード以外にも愛犬の関節を守る方法があります。

以下の対策を組み合わせることで、より効果的な関節ケアが可能です。

• 関節ケアサプリメントの活用
• 滑り防止マットの設置
• 適度な運動の確保
• 異常な歩行の早期発見と対処

関節ケアサプリメントの活用

関節ケア成分を含むサプリメントは、ドッグフードと併用して効果的です。

錠剤や粉末タイプがあり、愛犬の好みに合わせて選択できます。

ウェットフードに混ぜるなど、摂取しやすい工夫をしましょう。

ただし、過剰摂取に注意し、必要に応じて獣医師に相談してください。

滑り防止マットの設置

フローリングは犬にとって滑りやすく、関節に負担がかかります。

滑り防止マットを設置することで、愛犬の歩行や着地時の安全性が向上し、関節への負担が軽減されます。

オンラインショップなどで手軽に購入できるので、導入を検討してみてください。

適度な運動の確保

定期的な散歩は骨や筋肉を強化し、間接的に関節の健康をサポートします。

子犬期からの適切な運動習慣は、生涯にわたる健康的な体づくりに貢献します。

ただし、過度な運動は逆効果になる可能性があるため、愛犬の体力に合わせて徐々に運動量を調整していくことが大切です。

異常な歩行の早期発見と対処

パテラ（膝蓋骨脱臼）などの関節トラブルは、特徴的な歩き方の変化として現れることがあります。

後ろ足を引きずる、腰を落として歩くなどの症状が見られたら、早急に獣医師に相談しましょう。

早期発見・早期治療は、より簡単で費用効果の高い解決につながります。

症状が進行すると外科手術が必要になる可能性もあるため、愛犬の歩き方の変化には常に注意を払うことが重要です。

ドッグフードを活用した関節ケアで愛犬の生涯の健康を守る

犬は加齢とともに関節トラブルのリスクが高まるため、若い頃からの予防策が重要です。

適切な栄養補給は、その中心的な役割を果たします。

グルコサミン、コンドロイチン、オメガ3・オメガ6脂肪酸などの栄養素を豊富に含むドッグフードを選択することで、日々の食事を通じて効果的な関節ケアが可能になります。

本記事で紹介したドッグフードは、愛犬の一生涯にわたる関節の健康維持をサポートする高品質な製品です。

さらに、食事以外の対策も組み合わせることで、より包括的な関節ケアが実現できます。

これらの方法を総合的に実践することで、愛犬がシニア期になっても健康的に過ごせる可能性が高まります。

愛犬の健康と幸せな生活のために、今日から関節ケアを始めてみましょう。