楽天市場や街の提携店での買い物などで貯まる楽天ポイント。
実は、そんな楽天ポイントを使ってポイント運用やポイント投資ができるんです!
資産運用って興味はあるけどむずかしそう…。しかも、楽天ポイントをどう使うの?
そこでこの記事では「楽天ポイント運用」と「楽天ポイント投資」について、概要や始め方、メリット・デメリットなどを詳しく解説していきます!
さらに、楽天証券の口座開設をお得にする方法も紹介するので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください!
※以下は2024年1月7日時点の情報です。
楽天ポイント運用と楽天ポイント投資の違い
楽天ポイント運用も楽天ポイント投資も、元手に楽天ポイントを使うため、「現金は使いたくない!」「手元にまとまったお金がない」という人に人気のサービスです。
大きな違いは、「利益をポイントで受け取るか、現金で受け取るか」という点!
以下にそれぞれの特徴をまとめました。
楽天ポイント運用
- 投資の疑似体験ができるサービス
- 楽天ポイントのまま運用
- 利益はポイントで受け取る
- 証券口座開設は不要
- 初心者におすすめ
楽天ポイント投資
- 実際に投資を行うサービス
- 楽天ポイントで株式・投資信託を購入
- 利益は現金で受け取る
- 証券口座開設が必要
- 本格的に始めたい人におすすめ
上記からも分かるように、資産運用自体が初めて&証券口座を開設したくない人は「楽天ポイント運用」を、投資デビューしたい人は「楽天ポイント投資」を選ぶと良いでしょう。
ちなみに、使える楽天ポイントは通常ポイントだけだよ!
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」がありますが、期間限定ポイントは使えないので注意してくださいね。
楽天ポイントについて詳しく知りたい方は以下の記事もチェック!
楽天ポイント運用とは
楽天ポイント運用は楽天ポイントクラブが運営する、楽天ポイントを使って投資の疑似体験ができるサービス。
投資といっても実際に金融商品を購入するわけではありません。楽天投信投資顧問(株)が運用する、投資信託の基準価額に連動してポイントが増減する仕組みです。
ポイント運用で得た利益は、現金ではなく楽天ポイントのままで戻ってきます。引き出したポイントは、楽天のサービスや街の提携店で通常ポイントとして利用可能!
また、楽天ポイント運用では、運用しているポイントが0P未満になることはありません。さらに、サービスの利用手数料0円&証券口座の開設も不要で、気軽にトライできるのが魅力です!
楽天ポイント運用のサービス詳細
始め方 | 楽天会員ならすぐ運用可能 |
---|---|
運用・投資形態 | 楽天ポイントのまま運用 |
運用・投資対象 | ・アクティブコース ・バランスコース |
難易度 | 初心者向け |
最低利用ポイント | 100P |
引き出し方 | ポイントで引き出し |
積立買付 | × |
現金との併用 | × |
運営元 | 楽天ポイントクラブ |
上記からも分かるように、楽天ポイント運用の投資先には「バランスコース」と「アクティブコース」があります。それぞれの特徴を確認しましょう。
バランスコースの特徴
- 【株式30%:債券70%】の比率で運用
- 日々の値動きは小さい
楽天ポイント運用のバランスコースは、リスクを抑えて安定的に楽天ポイントを増やしていきたい方におすすめです。
アクティブコースの特徴
- 【株式70%:債券30%】の比率で運用
- 日々の値動きが大きい
楽天ポイント運用のアクティブコースは、積極的に楽天ポイントを増やしていきたい方におすすめです。
楽天ポイント運用のメリット・デメリット
初心者におすすめの楽天ポイント運用。気軽に始められるものの、メリットやデメリットを知ったうえで始めましょう。ここでは、楽天ポイント運用のメリット・デメリットを紹介します。
楽天ポイント運用のメリット
楽天ポイント運用のメリットは以下のとおり。
- 楽天IDがあれば始められる
- 1P=1円として、100Pから投資の疑似体験ができる
- バランスコースとアクティブコースの2種類から選ぶだけ
- 1Pから引き出し可能で、買い物やサービスに使える
- 現金は必要なく、サービス手数料や税金もかからない
楽天ポイント運用のメリットと言えば、その始めやすさです。楽天証券の口座開設や本人確認書類の提出は不要で、楽天IDだけで始められます。
また、ポイントを追加したら基本的にほったらかしでOKなのも魅力でしょう。
投資に比べてリスクも低いので、「今すぐに始めたい」という方はぜひトライしてみてください!
楽天ポイント運用のデメリット
続いて、楽天ポイント運用のデメリットです。
- ポイント追加には最短2日、引き出しには最短1日かかる
- 積立買付ができないため、ポイントを手動で追加する必要あり
- 楽天会員ランクに応じてポイント数の利用上限あり
- SPUの対象外
- 追加確定したポイントはキャンセルできない
楽天ポイント運用はあくまで投資の疑似体験なので、できることが制限されているのがデメリットと言えるでしょう。
なお、楽天ポイントの利用上限は、ダイヤモンド会員が1日or1注文につき50万P、ほかの会員ランクは3万Pまでです。
楽天ポイント運用の始め方
楽天ポイント運用は、楽天ポイントクラブの公式サイトまたはスマホアプリで行います。アプリのほうが使い勝手がいいので、ここではアプリ版での始め方を紹介しますね。
楽天ポイント運用の始め方(アプリ版)
- 楽天ポイントクラブアプリを起動
- 【運用中ポイント】>【はじめる】をタップ
- 【スタート時のコースとポイント数】画面で【コースとポイント数を変更する】をタップ
- アクティブコースかバランスコースを選択
- 100P単位で利用ポイント数を入力
- 【コースとポイント数の確認】画面で【追加する】をタップ
- 【追加が完了しました】と表示されたら運用開始
楽天IDを持っていない場合は①のタイミングで楽天会員に無料登録しましょう。
楽天ポイントクラブのアプリは、iPhone版またはAndroid版からダウンロードできますよ。
なお、運用状況は楽天Payアプリでもチェックが可能です!
ポイントの引き出し方
楽天ポイント運用では株式取引のように売却注文をする必要はなく、1Pからいつでも簡単に引き出せます。
引き出し申請はいつでもできますが、実際に引き出すまでに最短でも1日かかるので余裕を持って手続きしてくださいね。
ポイントの引き出し方
- 【ポイント運用状況】画面の【↓引き出す】をタップ
- 【運用ポイント引き出し】画面で【すべて引き出す】か【ポイント数を指定する】を選択
- ポイントが引き出される
【ポイント数を指定する】を選ぶ場合、運用中ポイントの90%までを1P単位で引き出せます。
楽天ポイント運用をやめる方法
楽天ポイント運用をやめる場合は、ポイント引き出しの手順で【すべて引き出す】を選択すればOKです。
また、楽天ポイントクラブのアプリをアンインストールする必要もありません。アプリ版では、ポイント残高を確認したりお得なキャンペーンやクーポン情報をゲットできたりするので、残しておくのがおすすめ!
楽天ポイント投資とは
楽天ポイント投資は楽天証券が運営する、楽天ポイントを使って投資信託、国内株式(現物)、米国株式(円貨決済)、バイナリーオプションが購入できるサービス。
楽天ポイントは1P=1円として使え、購入代金の全額または一部にポイントを利用できます。そして、利益が出れば売却して現金化することが可能です!
楽天ポイント投資は一般的な投資と同じ扱いなので、値下がりのリスクもあります。しかし、現金の代わりにポイントを使うため気持ち的にも比較的トライしやすいでしょう。
なお、楽天ポイント投資は現金との併用も可能なので、ポイント不足分を現金で補うこともできます。
楽天ポイント投資のサービス詳細
始め方 | 楽天証券の口座開設が必要 |
---|---|
運用・投資形態 | 楽天ポイントで株式・投資信託を購入 |
運用・投資対象 | ・投資信託 ・国内株式(現物取引) ・米国株式(現物・円貨) ・バイナリーオプション |
難易度 | 中級者以上向け |
最低利用ポイント | 100P |
引き出し方 | 現金で引き出し |
積立買付 | 〇 |
現金との併用 | 〇 |
運営元 | 楽天証券 |
楽天ポイント投資は実際に金融商品を購入するだけあって、投資対象もたくさんあります。それぞれの特徴を難易度順に紹介するので確認しましょう。
投資信託
- 銘柄が豊富で取扱本数は2,500本以上
- 買付手数料はすべて0円
- 新NISAは非課税で運用できる
自分に合った銘柄を購入したい方、NISAを始めたい方におすすめです。
国内株式
- 代表的な株価指数や日本国内の個別銘柄に投資できる
- 株主優待を行っている企業もある
- 手数料0円のコースもある
日本の個別銘柄に投資したい方、株主優待を獲得したい方におすすめです。
米国株式
- 米国の有名企業に投資できる
- 高配当銘柄が多い
- 1株から購入できる
米国の個別銘柄やグローバル展開中の企業に投資したい方、比較的少額で投資したい方におすすめです。
バイナリーオプション
- 1,000円未満から取引可能・最短2分で投資結果がわかる
- 1日10回の取引チャンスあり
短期投資をしたい方、シンプルで分かりやすい投資をしたい方におすすめです。
楽天ポイント投資のメリット・デメリット
続いて、楽天ポイント投資のメリット・デメリットを紹介していきます。
まずはメリットから見てみましょう。
楽天ポイント投資のメリット
楽天ポイント投資のメリットは以下のとおり。
- 100Pから投資を始められる
- 楽天証券は投資信託の手数料0円
- 現金とポイントを併用できる
- 利益は現金でゲットできる
- SPUの条件をクリアすると、楽天市場でのポイント倍率がアップする
- 新NISAの口座開設も可能
楽天ポイント投資最大のメリットは、100Pと少額で投資ができる点でしょう。
なお、楽天証券では口座開設の際に参加できる、さまざまなキャンペーンを実施しています。そこで楽天ポイントがプレゼントされるケースもあるので、上手く活用すればそのポイントを使って投資を始めることも可能です!
キャンペーンは、エントリー必須のものや期間限定のものもあります。詳しくは楽天証券公式サイトの「口座開設キャンペーン」ページでチェックしてみてくださいね。
楽天ポイント投資のデメリット
続いて、楽天ポイント投資のデメリットです。
- 楽天証券の口座を開設する必要がある
- 元本保証がないため、元本割れの恐れがある
- 楽天会員ランクに応じてポイント数の利用上限がある
- ジュニアNISAは対象外
楽天ポイント投資は楽天証券の口座開設が必須ですが、その手続きが面倒と感じる方もいるかもしれません。しかし、楽天証券はネット証券なので、スマホやPCから好きな時間に申し込めるのはメリットと言えるでしょう。
なお、楽天ポイント投資のポイント利用上限は、楽天ポイント運用と同じく、ダイヤモンド会員は1日or1注文につき50万P、ほかの会員ランクは3万Pまでです。
楽天ポイント投資の始め方
続いて、楽天ポイント投資の始め方を紹介します。ここでは例として、投資信託の場合で説明していきますね。
楽天ポイント投資(投資信託)の始め方
- 楽天証券の口座を開設する
- 楽天ポイントコースを選択
楽天証券の【マイメニュー】>【お客様情報の設定・変更】>【ポイント】>【ポイントコース設定】の順に進む - 銘柄を選ぶ
- スポット購入の場合は利用ポイントを入力し、積立注文の場合は3つの中からポイント利用設定をする
- 購入完了
積立注文によるポイントの利用方法は、以下の3通りから選択できます。
- 毎日の利用ポイントに上限を決める
- 毎月の利用ポイントに上限を決める
- 利用可能なすべてのポイントを利用する
投資信託以外の始め方は、楽天証券の公式サイトで確認してみてくださいね。
楽天証券の口座開設の方法
まずは、ポイント投資を行う際に必要な「楽天証券の口座」の開設を済ませましょう。開設はスマホかPCから行います。総合口座とNISA口座の同時開設も可能です!
楽天証券の口座開設の手順
- 楽天証券の口座開設ページでメールアドレスを登録
- メール記載のURLから申し込みページに進む
- 画面の指示に従い、情報登録や本人確認書類の撮影を行う
- 情報を入力したら、【スマホで書類を撮影】か【書類をアップロード】を選択
- 数日後に届くログインIDやパスワードを使って楽天証券口座にログインする
- 暗証番号や勤務先情報などの初期設定を行う
- 初期設定が完了すれば、取引を開始できる
④にもあるとおり、本人確認の方法は【スマホで書類を撮影】と【書類をアップロード】の2種類です。
運転免許証やマイナンバーカードがあれば、スマホで撮影したものを送ることが可能!運転免許証やマイナンバーカードがなければ、ほかの本人確認書類の写真をアップロードするか郵送します。
また、どちらを選ぶかによって、楽天証券ログインIDが届く日にちも変わるので確認しておきましょう。
【スマホで書類を撮影】の場合
⇒1〜3営業日ほどでメールで届く
【書類をアップロード】の場合
⇒約5営業日以内にログインIDとパスワードが郵送される
郵送だと時間がかかるので、早く口座を開設したい方は【スマホで本人確認】か写真アップロードを使うのがおすすめ!
ちなみに、楽天証券の口座開設はポイントタウンを経由するとお得!詳しくはこちらをチェックしてみてね。
また、マイナンバーカード以外の書類を提出した場合は、初期設定後にマイナンバー登録をする必要があります。マイナンバーカードや通知カードがない方は、初期設定までに書類を用意しておきましょう!
楽天証券の口座開設時に本人確認で利用できる書類
本人確認の際に利用できる書類は以下のとおりです。
本人確認書類例
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 各種健康保険証
- 住民票の写し
- パスポート
- 印鑑登録証明書
- 在留カードまたは特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード
本人確認書類を提出するときは書類の有効期限に加え、書類の文字や発行元印がしっかり映っているか確認しましょう。
健康保険証を提出する場合は、保険証被保険者記号番号や保険者番号を黒く塗ってマスキング処理もしてくださいね。
なお、個人番号の通知カードは本人確認書類として利用できないので注意しましょう。
楽天ポイント投資の売却注文の方法
楽天ポイント投資は好きなタイミングで売却注文(現金化)できます。
ここでは投資信託の売却注文方法を紹介しますね。
楽天ポイント投資の売却注文
- 楽天証券の公式サイトにログイン後、【マイメニュー】>【口座管理】の【保有商品一覧 投資信託】から保有している投資信託を表示
- 売却したい投資信託の【売却】をクリックし、売却注文画面を開く
- 【一部売却】または【全部売却】を選択し、【確認】をクリック
【一部売却】を選択する場合は、売却する金額または口数を入力
【全部売却】を選択する場合は売却注文内容を確認する - 取引暗証番号を入力し【注文】をクリックすれば、売却注文完了
注文状況は楽天証券公式サイトにログイン後、【投資信託】>【履歴】>【購入・売却履歴画面】の順でクリックしていくと確認できますよ。
楽天ポイント投資をやめる方法
ここからは、楽天証券の投資で楽天ポイントの利用をやめる方法を紹介します。
楽天ポイント投資をやめる手順
- 楽天証券にログインし、画面右上にある【マイメニュー】をクリック
- 【お客様情報の設定・変更】にある【ポイント設定・SPU】をクリック
- 画面下に【ポイント利用設定】があるので、【設定する】をクリック
- 【ポイント利用】を【利用しない】に設定すれば、ポイント投資がストップする
投資自体をやめる場合は、保有している投資信託や株式を売却したり、使わなくなった口座の解約手続きをしたりする必要があります。
楽天証券の口座開設ならポイントタウンを経由!
ポイントサイトの「ポイントタウン」を経由して楽天証券の口座を開設すると、現金や電子マネーなどに交換できるポイントが貯まります!
ポイント獲得ページ | ポイント付与数 |
---|---|
楽天証券 | 現在ポイントアップ中:3,500P 通常:2,500P |
ポイントタウンはこのほかにも、楽天市場や楽天トラベルなど楽天系の案件も多く取り扱っており、案件利用で楽天ポイントとポイントタウンポイントがWで貯まります。
貯まったポイントタウンポイントは、楽天銀行や楽天EdyギフトIDなどを通して楽天ポイントに交換できるため、「楽天ポイントをもっと効率よく貯めたい」という方におすすめなんです!
ポイントタウンとは?
ポイントタウンとは、GMOメディア株式会社が20年以上運営しているポイントサイト。
会員登録者数は累計850万人超えで、多くの人が利用しています。
ポイントタウンの特徴
- 登録や利用は無料
- ポイントが貯まるコンテンツが満載
- 会員ランク制度でボーナスポイントGET
- ポイントの交換先は30種類以上
- 最低10円分から現金に交換できる
- ポイントガチャあり
ポイントタウンでは、楽天証券の口座開設のような指定されたサービスの登録・利用以外にも、ネットショッピング・アンケート・ゲーム・歩数計などで、簡単にポイントをゲットできます!
貯まったポイントは1pt=1円として使え、現金や電子マネーだけでなくさまざまなものに交換できますよ。
ポイントタウンについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
楽天ポイント運用や楽天ポイント投資で資産運用にトライ!
最後に、楽天運用と楽天ポイント投資、それぞれに向いている方の特徴をおさらいしてみましょう。
まず、楽天ポイント運用は初心者の方におすすめ!コースが2種類あるので、自分に合ったスタイルで気軽に始められますよ。
初心者におすすめ!楽天ポイント運用
- バランスコース
- リスクを抑えて安定的に楽天ポイントを増やしたい方
- アクティブコース
- 積極的に楽天ポイントを増やしたい方
また、楽天ポイント投資は本格的に投資を始めたい方におすすめ!運用・投資対象が大きく分けて4つあるので、こちらも好みに合わせて選べます。
本格派におすすめ!楽天ポイント投資
- 投資信託
- 自分に合った銘柄を購入したい方、NISAを始めたい方
- 国内株式
- 日本の個別銘柄に投資したい方、株主優待を獲得したい方
- 米国株式
- 米国の個別銘柄やグローバル展開中の企業に投資したい方、比較的少額で投資したい方
- バイナリーオプション
- 短期投資をしたい方、シンプルで分かりやすい投資をしたい方
上記に当てはまる方や投資に興味のある方、そして楽天ポイントを賢く活用したい方は、ぜひトライしてみてくださいね!
楽天ポイントをお得に貯める方法を知りたい方は以下のページもチェックしてみてください!