「楽天Edyと楽天カードはどっちがお得なの?」
「楽天Edyと楽天カードの両方とも、いいとこ取りしたい!」
日ごろから楽天経済圏で買い物などをしている人や、これから楽天カードを作ろうと検討している人の中には、上記のように感じている方もいるでしょう。
この記事では、楽天Edyと楽天カードの特徴や使い方を徹底比較!さらに、楽天ペイについてもあわせて解説します。楽天カードをまだ持っていない人にもわかりやすく解説するので、ぜひ最後まで読んで、お得な使い方をマスターしてください。
楽天Edyと楽天カードはどっちがお得?
楽天Edyと楽天カード、どっちがお得にポイントを貯められるのでしょうか。
まずは両者の特徴を表にまとめたので、ご確認ください。
楽天Edy | 楽天カード | |
特徴 | ・タッチ決済できる ・スマホとカードタイプがある ・チャージ式 |
・クレジットカード(後払い) |
ポイント還元率 | 0.5%(200円で1ポイント) | 1.0%(100円で1ポイント) |
ポイント端数の切り捨て | 200円未満は端数となり、ポイントは切り捨て | 100円未満は端数となり、ポイントは切り捨て |
ポイントが計算されるタイミング | 決済ごと | 月ごと |
【結論】お得なのは楽天カード
楽天Edyと楽天カードを比べると、お得なのは楽天カードといえます。
理由は以下の3点です。
- 還元率が高い
楽天カードは還元率が1.0%で、楽天Edy(0.5%)の2倍です。これだけでも十分にお得といえるでしょう。さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)といって、楽天グループのサービスを使うごとに楽天市場での還元率が最大16倍にまで高まる仕組みもあるので、より一層お得になります。
- 端数が出にくい
楽天カードは「月ごとの利用額」に対して「100円で1ポイント」という還元率でポイントが付与されます。そのため、少額の買い物をくり返したとしても、1ヶ月の合計額でポイントが決まるので、端数が出にくい設計です。一方、楽天Edyは決済ごとにポイントが付与され、しかも「200円で1ポイント」なので端数が出やすくなります。
たとえば、99円の商品を1ヶ月に10回買った場合を考えると、以下のように大きな差が生じます。
- 楽天カードなら99×10=990円に対して「100円=1ポイント」なので、9ポイント入手
- 楽天Edyなら毎回の99円という決済額に対して「200円=1ポイント」なので、0ポイント
- ポイントカード機能でポイントを二重取りできる
全国のコンビニ、飲食店、ドラッグストアなどに「楽天ポイントカード機能」が使える店舗(加盟店)が多数あります。加盟店での支払いの際に楽天カードを提示、ポイントカード機能でまずはポイントをもらい、さらにカード決済してポイントをもらうという「二重取り」が可能です。
楽天Edyは楽天カードからチャージすれば二重取りできてお得
楽天Edyでも、楽天カードからチャージすれば実質的に楽天カード決済と同じ還元率を得られます。
楽天Edyに楽天カードからチャージする場合、「200円=1ポイント」でポイントがつきます。さらに楽天Edyの支払いでも「200円=1ポイント」となるため、合計すると「200円で2ポイント」となり、楽天カードと同じ還元率です。
ただし、注意点もあります。ほとんどのカード会社では電子マネーへのチャージはポイント付与の対象外となっているので、楽天カード以外から楽天Edyにチャージしてもポイントは得られません。
また、楽天Edyは1回の決済ごとにポイントが計算されるため、200円未満の部分は端数となってポイントを得られない点も注意が必要です。
なお、楽天カードと同様に楽天Edyにもポイントカード機能があり、加盟店で提示すればポイントを得られます。全国のコンビニ、飲食店、ドラッグストアなど多くのお店が加盟店です。
楽天ペイも組み合わせてうまく使い分けるのがおすすめ!
楽天Edy・楽天カードそれぞれに特徴があるので、上手に使い分けるとよいでしょう。
楽天カードはクレジットカードなので、ネットショップでの買い物や、継続的に支払うもの(携帯電話料金など)の決済に向いています。特に楽天市場で購入すると、通常のポイント以外に「期間限定ポイント」が付与されることもあるので、よりお得です。
楽天Edyはチャージ方式なので、後先考えずに使ってしまうのを防ぎやすい特徴があります。たとえば「1ヶ月○○円」などと決めて楽天カードからチャージし、コンビニなどの少額決済の際に利用するとよいでしょう。
また、楽天ペイというスマホ決済のサービスもあります。楽天ペイでは貯めた楽天ポイントを使えるので、楽天カードや楽天Edyでポイントを貯めて、楽天ペイで使うと無駄がありません。使い道の難しい「期間限定ポイント」も楽天ペイでの支払いに使えるという特徴があり、使い勝手のよいサービスです。
楽天Edy・楽天カード・楽天ペイの違い
楽天ポイントが貯まる・使えるサービスとして、楽天Edy・楽天カード・楽天ペイについて述べてきました。ここでは3種類の違いについて、さらに詳しく解説します。
概要をまとめると以下の通りです。
楽天Edy | 楽天カード | 楽天ペイ | |
還元率 (楽天カードと組み合わせた場合) |
0.5% (1.0%) |
1.0% | 1.0% (1.5%) |
支払い方法 | 前払いチャージ | 後払い | 後払い 前払い |
店舗での決済方法 | タッチ | タッチもしくはICカード | バーコード決済 |
楽天の決済サービスは、楽天カードを組み合わせることでお得になることがわかりますね。
それぞれ見ていきましょう。
楽天Edyとは
楽天Edyとは、一言で表現すると「チャージして使うプリペイドカード」です。ただし、実体としてのカードを持たないスマホ版の楽天Edyもあります。
- 3種類の楽天Edy
楽天Edyには次の3種類があります。
Edy-楽天ポイントカード | 楽天Edyと楽天ポイントカードの機能が一体化したカードです。店頭で楽天Edyでの支払いに使えるほか、加盟店で提示すれば楽天ポイントも貯められます。 |
Edy機能つき楽天カード | 楽天Edyと楽天カード(クレジットカード)の機能が一体化したカードです。楽天Edyでの支払いのほか、普通のクレジットカードとして利用できます。 |
スマホ版楽天Edy(Android) | スマホアプリの楽天Edyをダウンロードすれば、スマホだけで楽天Edyの支払いができます。ただし「おサイフケータイ」と呼ばれる非接触式の決済システムを使うので、Androidだけで提供されているアプリです(iPhone版の楽天Edyアプリでは支払いができません)。 |
- チャージ方法
楽天Edyへのチャージ方法は、いくつかパターンがあります。
全種類に共通なのが、クレジットカードからのチャージと現金からのチャージです。現金でチャージする場合はレジで「楽天Edyにチャージお願いします」と伝えるか、Edyチャージャーという機械を利用します。
また、Edy機能つき楽天カードとスマホ版楽天Edyのみで可能なのが「オートチャージ」です。Edy残高が設定金額を下回った場合に、自動的にチャージされます。手動でチャージする手間がないメリットはありますが、オートチャージに対応しているのはローソンやファミリーマートなど一部の店舗(2022年10月で43万店舗)なので、注意が必要です。
さらにスマホ版楽天Edyのみ、銀行口座からの自動引き落としによるチャージにも対応しています。
- 還元率
楽天Edyの還元率は200円で1ポイント(0.5%)です。1回の決済ごとにポイントが付与されるので、200円未満の部分は端数となりポイント付与の対象となりません。
- 使い方
楽天Edyの使えるお店は全国120万ヶ所以上(2023年3月1日時点)。支払いの際に「楽天Edyで支払います」と伝え、読み取り機にカードやスマホをかざすだけで支払いが完了します。ネットショップでも楽天Edyが使える店舗がありますが、「楽天Edyリーダー」または「FeliCaポート/パソリ」という専用アイテムが必要です。
楽天カードとは
楽天カードとは、楽天グループが発行するクレジットカードです。そのため、発行には審査が必要となります。カード会社はVISA・Mastercard・JCB・American Expressから選択できます(※カードの種類により多少の違いあり)。
還元率は1.0%(100円=1ポイント)で、月ごとの利用金額の合計に対して付与ポイントが決まる仕組みです。たとえば99円の買い物を10回すれば、利用金額は990円となり、9ポイントが手に入ります(100円未満は端数となり、切り捨て)。
一般カードの年会費は永年無料で、楽天市場での買い物に対しては+1%の特典がつくので、楽天市場でよく買い物をする人にとってはメリットの大きいカードです。
ゴールドカードは年会費(2,200円※2023年6月現在)がかかりますが、国内空港ラウンジが年間2回まで無料になる、ETCカードの年会費が無料になるという特典があります。
プレミアムカードはさらに高額な年会費(11,000円※2023年6月現在)が必要ですが、楽天市場での+3%の特典、国内空港ラウンジが無料、その他さまざまな付帯サービスを得られます。
カードの新規作成時には5000ポイント(2023年6月現在)のポイントがもらえるキャンペーンも実施中なので、楽天Edyや楽天ペイと組み合わせることで上手に使っていきましょう。
楽天ペイとは
楽天ペイとは、スマホ決済のできるアプリです。全国のコンビニやドラッグストア、飲食店などの加盟店で使えます。店頭で「楽天ペイで支払います」と伝えれば、バーコード読み込みなどの方法で決済が完了します。
支払方法は、以下の3パターンです。
- 事前チャージなしでクレジットカードから支払う
- 事前に「楽天キャッシュ」にチャージしてから支払う
※楽天カード・楽天銀行・ATM・ラクマ・楽天ウォレット・楽天ギフトカードの6つのチャージ方法があります
- 楽天ポイントから支払う(期間限定ポイントも使用可)
※キャッシュと混合しての支払いが可能です
楽天ペイでの支払い時に1.0%(100円=1ポイント)のポイントがつくだけでなく、楽天カードからのチャージ時に0.5%のポイント還元が得られるので、「楽天カードからチャージして楽天ペイで支払う」という方法を使えば合計1.5%の還元が得られます。
また、期間限定ポイントを消費できる場は楽天市場以外にはあまり存在しないので、楽天ペイで日用品を買うときに期間限定ポイントを使うと便利です。
Edy機能付き楽天カードが便利!
Edy機能付きの楽天カードはとても利便性が高く、使いやすいです。
楽天カード(クレジットカード)と楽天Edyの機能が一体化したカードなので、以下のような使い方ができます。
- 普通にクレジットカードとして使う
- 楽天Edyとして使う
- 店頭で楽天ポイントカードとして使う(ポイントの二重取りが可能)
まだ楽天カードを持っていない人は、楽天カードを作成する際に「Edy機能つき楽天カード」で申し込むのがおすすめです。
「すでに楽天カードを持っているがEdy機能はついていない」という人は、切り替え申込みをすれば、持っている楽天カードにEdy機能を新しくつけられます。申込みが済むと新しいカードが届きますが、カード番号は変わらないので、これまでに登録したカード番号を修正する必要はありません。
楽天カードを作るならポイントタウン経由がおすすめ!
楽天Edy・楽天カード・楽天ペイの比較をしてきました。どの方法でも楽天ポイントを貯められますが、楽天Edyと楽天ペイは楽天カード経由でチャージをするとよりお得になります。楽天カードを新しく作るなら、ポイントタウン経由で発行するのがお得です。楽天カードからもらえる楽天ポイントのほかに、ポイントタウンからもポイントがもらえます。
2023年6月現在、ポイントタウン経由で楽天カードを発行すると1300ポイントが付与されます。ポイントタウンから各種電子マネーへの交換は、ほとんどのケースで「1ポイント=1円分」で交換可能です。そのため、1300ポイントは1300円分の電子マネーに相当します。もし1%還元の楽天カードで1300ポイントを貯めようとすると、13万円もの買い物をしなければならないので、非常にお得です。
※楽天カード側のキャンペーンポイント5,000ポイントも一緒に獲得可能です
※ポイントタウン・楽天カードともに獲得ポイント数は時期により変動します
注意点として、新規カード発行のみであること(2枚目の発行はポイント獲得対象外)、入会後90日以上は楽天カードから退会しないことなどがあるので、詳しくはポイントタウンのサイトをご覧ください。ポイント獲得はおよそ1ヶ月後となっています。
ポイントタウンで貯めたポイントは、楽天Edyにも交換できます。ポイントタウンの「ポイント交換」から「EdyギフトID」を選び、交換ポイント数を選ぶだけです。注意点として、500ポイント単位での交換となるので(500ポイント=500円分)、500未満のポイントは交換できません。
まずは気軽に会員登録してみましょう!