ファクタリングとは、事業者が保有している売掛債権を買取してもらい、早期に資金調達できるサービスです。ビジネスローンに代わる資金繰り改善法として人気があります。

通常のファクタリングは請求書を買取してもらいます。

しかし、中には領収書や経費をファクタリングの対象としている業者がいるため注意が必要です。

実は、この領収書ファクタリングや経費ファクタリングには様々な危険が潜んでいるのです。

場合によっては、違法業者と取引する羽目になるので、本記事で詳しく解説していきます。

また、安全に利用できるファクタリング会社についてもお伝えしていくので、資金繰りに困っている事業者の方は、ぜひ一読ください。

領収書買取サービス・経費ファクタリングは違法性が高く危険！買取業者アトムは廃業。領収書買取アプリ・個人など

領収書ファクタリングとは、領収書を買取してもらい手数料を差し引いた金額を受け取れるサービスです。

通常のファクタリングで買取対象となるのは請求書であり、領収書ファクタリングとは異なる特徴があります。

請求書ファクタリングは、あくまで債権の譲渡であり合法です。

（債権の譲渡性）

第四百六十六条　債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。

引用：e-Gov「民法｜第四百六十六条」

ところが、領収書ファクタリングは領収書を担保にお金を借りるサービスです。

つまり、譲渡ではなく融資になるため、貸金業者として登録していない会社がサービスを提供する行為は違法となります。

利用すると、法定金利を超えた利息の請求や生活に支障をきたす強引な取り立て被害に合う恐れがあり注意が必要です。

ちなみに、領収書ファクタリングと似たようなサービスとして給与ファクタリングがあり、こちらは金融庁が貸金業に該当すると明記しています。

給与ファクタリングについて、これを業として行うものは貸金業に該当する旨を2020年3月に公表し、広く一般への注意喚起を行うとともに、無登録業者の広告等について、SNS事業者やプラットフォーマーに対し削除を要請した。

引用：金融庁「令和2事務年度 金融行政方針（別冊）」

また、領収書・経費ファクタリング業界で有名だった「atom（アトム）」という業者は、貸金業者としての登録をしておらず以前から危険視されていました。

そんなatom（アトム）は、現在廃業しており利用できません。

このように、領収書や経費ファクタリングには違法業者や怪しい会社が多数存在しているので、絶対に利用しない方が良いでしょう。

安全に利用するなら領収書ファクタリングよりも信頼できる業者がおすすめ。5chなどで好評

前述の通り、請求書ファクタリングであれば違法性はないので、安心・安全に利用できます。

ここでは、人気の請求書ファクタリングサービスを4つご紹介します。

• QuQuMo
• アクセルファクター
• ビートレーディング
• 中小企業金融サポート機構

QuQuMo

「QuQuMo」は、来店不要のオンライン完結で申し込める人気の請求書ファクタリングサービスです。

面談を受ける必要がないのはもちろん、用意する書類は「請求書」と「通帳」の2点のみと少なめです。

この簡単な申し込み手順によって最短2時間というスピード対応を実現し、緊急事態に陥っている事業者を数多く救済してきました。

また、法人のみならず個人事業主やフリーランスの方でも申込可能です。

法人ではないという理由で他社を断られた方は、QuQuMoを検討してみると良いでしょう。

【QuQuMoの詳細はこちらから】

アクセルファクター

「アクセルファクター」は、入金までのスピードが最短1時間という対応力を強みとしているファクタリングサービスです。

ファクタリングがスピード対応を実現するために導入している仕組みは以下の通りです。

• 面談なし
• 電話連絡なし
• 書類提出はメール・FAX・郵送等

来店不要で利用できるので、スムーズに手続きが進めば、申し込んだ同日に現金を手にできるでしょう。

また、売掛債権の金額が高ければ高いほど手数料が安くなります。

大口の売掛債権を保有している事業者なら、かなり低コストで買取してもらえるのでおすすめです。

【アクセルファクターの詳細はこちらから】

ビートレーディング

「ビートレーディング」は、請求書や注文書といった債権に関する資料と通帳のコピーだけで対応してくれるファクタリングサービスです。

申し込みは24時間いつでもパソコンやスマホからできます。

書類提出もメールやLINEから行えるので、店舗に足を運ぶ必要がなくオフィスにいながら資金調達が可能です。

スムーズに手続きが進めば最短30分で買取額を提示してくれて、契約から最短2時間後には買取額を入金してくれます。

また、買取可能額の下限・上限が設定されていないので、小口から大口まで幅広い取引に対応してくれるのも特徴です。

ファクタリングサービス選びで外せない業者なので、資金調達を検討している方はビートレーディングをチェックしてみてください。

【ビートレーディングの詳細はこちらから】

中小企業金融サポート機構

「日本中小企業金融サポート機構」は、非営利団体の一般社団法人が運営している安全性の高いファクタリングサービスです。

「日本中小企業金融サポート機構は安全なのか？」といった疑問を持たず利用できるため、業者の下調べという手間を省きたい方にピッタリのサービスでしょう。

また、審査通過率が95％と高めな点も特徴の一つです。

多くの法人・個人事業主の要望に応えてきた実績あるファクタリング会社なので、あなたの希望も受け入れてもらえる可能性が高いでしょう。

最短即日で入金してくれるので、急ぎの方は今すぐに詳細をチェックしてみてください。

【日本中小企業金融サポート機構の詳細はこちらから】

書類が少なくスムーズな審査ならペイトナーファクタリング

同じファクタリングサービスと言っても、求められる書類の数は業者によって異なります。

中には、請求書の他にも決算書や印鑑証明書といった煩わしい書類が必要になるケースもあります。

もし、少ない書類でファクタリングを利用したいと考えているなら、「ペイトナーファクタリング」がおすすめです。

ペイトナーファクタリングで求められる書類は以下の3点のみ。

• 請求書
• 本人確認書類
• 口座入出金明細

事業計画書・決算書等の書類なしで利用できるので、手間と時間を取られずに資金調達できます。

また、申し込みから入金までのスピードは最短10分と業界最速水準を誇っています。

朝一に申し込めば午後を迎える前に現金を手にできる可能性があるので、急ぎの方の強い味方となってくれるでしょう。

そんなペイトナーファクタリングは、個人事業主・フリーランス向けとしてサービスを展開しているので、該当する方は詳細をチェックしてみてください。

【ペイトナーファクタリングの詳細はこちらから】

ファクタリング以外の資金繰り改善方法なら審査が通らない人にもおすすめ

最後は、ファクタリング以外の資金繰り改善方法を2つご紹介します。

• GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」
• 支払い.com

GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」

「GMOあおぞらネット銀行」が提供する「あんしんワイド」は、創業期や赤字決算の法人でも申し込めるビジネスローンです。

必要な書類は「銀行口座の入出金明細（直近2ヶ月以上の連続した取引）」だけと、業界最小クラスの少なさです。

他のビジネスローンで求められる「決算書」「事業計画書」「印鑑証明書」等が不要なので、コア業務に支障をきたすことなく申し込めます。

また、あんしんワイドは融資枠型のビジネスローンです。

一度契約すれば、限度額の範囲内で何度でもお金を借りられます。

緊急事態に陥っても、あんしんワイドで契約しておけばATMから貯金を引き出すスピード感で資金調達できます。

ただし、初回申し込みの場合は融資まで2営業日かかります。

資金に余裕がある時に契約を済ませて、万が一の事態に備えておくと良いでしょう。

【GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」の詳細はこちらから】

支払い.com

「支払い.com」は、あらゆる銀行振込による支払いをクレジットカード決済に変更して、最長60日先まで支払期限を延長できる第三の資金調達方法です。

パソコンやスマホから最短60秒で申し込めて、早ければ1日後には支払い.comが取引先への銀行振込を実行してくれます。

申し込みで必要なのは決済に使うクレジットカードのみです。

「面談」や「面接」「決算書」「事業計画書」「本人確認書類」等は不要なので、ファクタリングやビジネスローンよりも気軽に申し込めます。

気になる手数料は一律4％です。

希望額次第ではファクタリングよりも低コストで利用できるので、少額の資金調達を検討している方は支払い.comをチェックしてみてください。

ちなみに、振込名義人は任意の名前に変更可能です。

取引先に支払い.comの利用がバレる心配はないので、安心して資金調達できます。

【支払い.comの詳細はこちらから】

まとめ

領収書・経費ファクタリングは、一般的なファクタリング（請求書ファクタリング）とは違い融資に該当します。

そのため、貸金業者としての登録がない会社がサービスを提供すれば違法です。

しかし、中には領収書・経費ファクタリングも登録なしで提供できると偽り、強引な貸付を行う悪徳業者が存在します。

万が一利用すると、法定金利を超えた利息の支払いや強引な取り立てといった危険な目に遭う恐れがあります。

ファクタリングを利用する際は、安全性が確保された業者を選ぶようにしてください。

以下のファクタリング会社であれば安心・安全に資金調達できるので、ぜひ詳細をチェックしてみてください。