乾燥肌におすすめの保湿ケアを伝授!スキンケアの手順も見直し

毎日しっかり保湿をしているのに、肌がカサカサしたり粉が吹いたりすることはありませんか?それは、肌が乾燥しているサインかもしれません。

肌の乾燥は、さまざまな原因で起こるものであり、保湿をしているだけでは改善されない場合もあります。

今回は、乾燥肌を起こす原因を解説しながら、乾燥肌の人におすすめのアイテムや適切な保湿方法について詳しく紹介します。

この記事の監修者

岡本妃香里

薬剤師ライター

2014年に薬学部を卒業後、薬剤師の資格を取得し大手ドラッグストアで4年間勤務。2018年からはライター業に転身し 美や健康に関する正しい情報の発信を続けている。化粧品検定1級の資格も取得し、薬剤師の知識とかけ合わせた記事執筆を行っている。
https://marimo-ph.com/

保湿を欠かさずにしているのに肌が乾燥するのはなぜ

肌が乾燥する原因は、肌のバリア機能が低下していることにあります。バリア機能が低下した肌は、外気によるダメージを受けやすく、普段のスキンケアだけでは追いつかない場合もあるでしょう。

まずは、肌のバリア機能の低下や肌が乾燥する原因から見ていきましょう。

保湿不足

皮膚の働きには、体を守るためのバリア機能が備わっています。乾燥や紫外線、雑菌などの外部刺激から肌を守るのがバリア機能の働きです。

しかし、うるおいが足りない肌は、バリア機能が正常に機能しないため、外部刺激を受けやすくなります。

そのため、保湿をしっかりやっても肌の乾燥が改善されにくく、肌が徐々に乾燥を起こすという悪循環が繰り返されてしまうのです。

乾燥した肌には、普段のスキンケアだけでは補えないこともあるでしょう。さらに、肌が乾燥する原因は、日々の生活にある場合も考えられます。食事の見直しや睡眠不足の改善など、日常生活から肌の乾燥を防ぐ習慣をつけましょう。

空気の乾燥

肌は、乾燥した空気に触れることでも乾燥を引き起こします。とくに冬のシーズンは、湿度が一気に下がるため、空気が乾燥しやすくなる季節です。

外を歩いただけでも肌がヒリヒリしたり赤くなってしまったりするケースもあるでしょう。

空気の乾燥の影響は、外気だけではありません。エアコンの冷房・暖房の影響によって肌が乾燥することもあります。

そのため、加湿器を使って乾燥しづらい部屋にすることが重要です。また夏場は、化粧ミストなどを用いて肌を保湿するのもおすすめです。

日々の生活のなかにも、肌を乾燥させる原因があるので、注意しましょう。

乾燥肌の対策については以下の記事で詳しく解説をしています。

ニキビの原因は乾燥肌だった?対策方法やスキンケア選びのコツを解説

2023.12.13

加齢

肌は年齢を重ねると、皮脂や天然保湿因子などの皮膚のうるおいを保つ物質が減少します。油分である皮脂が足りない肌は、カサカサしやすくなめらかさが劣るでしょう。

また、乾燥の原因として、ホルモンバランスが崩れることも挙げられます。ホルモンバランスが崩れると、皮脂が分泌されにくくなるため、シワの発生にもつながります。

若々しい肌をキープするには、いつも以上に肌の保湿を徹底することが重要です。

食べ物が肌に与える影響については以下の記事で詳しく解説をしています。

乾燥肌に良い食べ物とは?栄養素を知って食事で肌質改善!

2023.11.29

紫外線対策不足

肌の乾燥は、空気が乾燥する冬のイメージが強いですが、実は夏の乾燥も油断できません。夏の時期に肌が乾燥する原因は、紫外線に隠されています。

肌は紫外線の刺激を受けると、肌の中で炎症が起こります。症状としては、痛みが生じたり赤くなったりします。

肌は炎症を起こすと、角質層のラメラ構造が乱れて水分を保つことができなくなります。それにより、夏場でも乾燥や肌荒れを起こしてしまうのです。

肌を保湿する化粧品の役割

保湿化粧品の役割は、肌のバリア機能を正常に戻すことにあります。バリア機能は、肌の一番外側にある角質層に備わっています。

バリア機能を正常化させるには、角質層に化粧品を用いて外側から肌にうるおいを与えることが大切です。

乾燥肌の人におすすめアイテムとその目的

肌を保湿する化粧品には、さまざまな種類があります。種類ごとに目的が異なるため、化粧品の役割を理解して使用することがポイントです。

ここからは、乾燥肌の人におすすめのアイテムとその目的について紹介します。

化粧水

化粧水は、水分を与えることによって肌をうるおすことが目的です。洗顔では汚れが落ちるだけでなく、肌に必要な皮脂も落ちてしまいます。そのため、洗顔後の肌は、乾燥を起こしやすい状態です。

化粧水を使って水分を与えてあげることにより、なめらかな肌に整えることができます。

さらに化粧水は、肌にうるおいを与えるだけでなく、その後に使用する美容液や乳液を肌の奥へと浸透させやすくする役割もあります。

化粧水を省いてしまうと、美容液や乳液が十分に浸透しなくなるため、乾燥を起こす可能性が高まるでしょう。

美容液

美容液は肌の悩みやトラブルを未然に防いだり、肌に足りない栄養を補ったりすることが目的です。

美容液の種類によって含まれる成分が異なるため、一人ひとりの悩みに合わせた商品を選ぶのがおすすめです。

とくに乾燥が気になる場合は、ヒアルロン酸やセラミド、コラーゲンなどの保湿力に優れた成分が入った美容液を選ぶとよいでしょう。

ヒアルロン酸やコラーゲンは、弾力やハリを与えてくれるため、加齢による小じわやたるみにもアプローチしてくれます。乾燥が気になる人は、保湿力を高める美容液を選ぶのがポイントでしょう。

乳液

乳液の目的は、肌に与えた水分が逃げないように守ることです。化粧水でうるおした肌はそのまま放置すると、せっかく水分を与えても蒸発してしまいます。

そのため、化粧水で潤した肌は、油分でフタをしてあげることが大切です。乳液には、水分と油分がバランスよく配合されているため、肌の中に油分が浸透しやすくなっています。

肌を柔らかくする役割もあるため、もっちりとした肌に仕上げることもできます。乾燥を加速させないためには、乳液を使って油分を与えてあげることも大切です。

保湿クリーム

保湿クリームを使う目的は、角質層に膜を張って肌を保護し、乳液と同様に肌に与えた水分が逃げないようにフタをする役割があります。

乾燥がとくに気になる場合は、乳液より油分が多い保湿クリームを塗布することにより、角質層に膜を張って、さらに水分蒸発をしにくくさせることができます。そのため、乳液では物足りないと感じる人は、乳液に比べ油分が多い保湿クリームを使用すると良いでしょう。

また、保湿クリームには、美容成分が含まれた商品もあります。寝ている間に美容成分を補うこともできるので、乾燥肌を改善したい人こそに取り入れたいスキンケアアイテムです。

日焼け止め

肌のうるおいを保つには、寝る前のスキンケアだけでなく、日中のケアも大切です。日焼け止めには、乾燥の原因となる紫外線から肌を守る目的があります。

また、紫外線は肌を乾燥させるだけでなく、シミやシワを招く原因にもなるため、日焼け止めは日中のケアとして重要なアイテムです。

日焼け止めを肌に塗布することによって紫外線を反射させたり吸収したりすることで、日焼けしにくい肌に仕上げてくれます。

乾燥肌が原因のニキビについては以下の記事で詳しく解説をしています。

ニキビの原因は乾燥肌だった?対策方法やスキンケア選びのコツを解説

2023.12.13

乾燥肌に悩んでいる人に適切な保湿方法と手順

乾燥肌を改善するには、必要な化粧品を使用するだけでなく、適切な保湿方法を取り入れることが重要です。

ここからは、乾燥肌の人におすすめの保湿方法とその手順についてご紹介します。

STEP1:導入美容液(ブースター)で化粧品の浸透力を高める

乾燥肌の人は、化粧水を塗布する前に導入美容液(ブースター)を取り入れるのがおすすめです。導入液は、不要となった角質を取り除いて肌を柔らかくし、化粧品の浸透を高めてくれます。

導入美容液は手のひらに取り、手全体にのばし肌の奥へと浸透させるようにハンドプレスしていきます。

STEP2:手のひらで肌の奥に水分を届ける

化粧水は、手のひらを使って優しく保湿するのがおすすめです。コットンを使って塗布できますが、乾燥肌の方や肌がデリケートな方にとってコットンを使用した保湿方法は、摩擦等の刺激によって肌に負担をかける可能性があります。

そのため、肌を包み込むように手のひらを使って肌の奥にうるおいを届けるのがポイントです。美容液を塗布するときと同様にハンドプレスしながら、優しく保湿しましょう。

STEP3:気になるところを中心に美容液を塗布する

美容液は、手のひらで温めてから塗布します。頬を包み込むように優しくハンドプレスしましょう。また指の腹を使って、目尻や小鼻、ほうれい線などに塗り込みます。

とくに目尻は、シワを開いて溝に塗り込むようにすると、気になる部分にもしっかりアプローチすることができます。

STEP4:乳液を均等に塗布する

乳液の手順は頬からスタートし、額や目の周りなど、乾きやすいところから塗布していきましょう。塗布する際は、中心から外に向かって塗布します。

顔全体に塗布したのち、手のひらに余った乳液は、首にもなじませるのがおすすめです。スキンケアの際は、首のケアも合わせて行うと、首元にできやすい小じわが軽減しやすくなります。

STEP5:保湿クリームで膜を作る

保湿クリームは、顔に塗布した成分を肌の内側に閉じ込めるように顔全体に薄く塗布していきます。指で取ったクリームを額や頬、顎などに乗せ、手のひらを使って顔全体に伸ばします。

また美容液を塗る時と同様に、ハンドプレスで押さえるのがおすすめです。保湿クリームは、スキンケアの仕上げになるため、最後にしっかり浸透させるようにしましょう。

乾燥肌の人におすすめ!保湿ケアのポイント

乾燥肌の人は、正しいスキンケアを行うとともに、洗顔や化粧品を塗布する際に気をつけたいポイントがいくつかあります。

ここからは、乾燥肌の人がとくに気をつけたい保湿ケアのポイントを見ていきましょう。

入浴時にゴシゴシ洗わない

乾燥肌の人は、入浴の際に顔を洗わないことがおすすめです。入浴時は、水蒸気や汗によって角質がふやけやすいため、顔をしっかり洗ってしまうと、必要な角質まで剥がす原因になります。

乾燥肌の人は、バリア機能が低下しているため、肌がデリケートな状態です。そのため、強く擦ってしまうと、肌荒れを起こしたり乾燥を悪化させてしまったりする可能性も高まります。

洗顔はお風呂前にていねいに行いましょう。

お湯で洗顔料を洗い流さない

乾燥肌の人は、お湯で洗顔料を洗い流さないのもポイントです。お湯で洗顔料を流してしまうと、皮脂まで余計に剥がしてしまいます。

皮脂は剥がしすぎてしまうと、乾燥を加速させてしまうため、適度に残してあげることが大切です。洗顔料を落とす際は、必ず水かぬるま湯で洗い流すようにしましょう。

洗顔方法については以下の記事で詳しく解説をしています。

乾燥肌は洗顔しないほうがいい?きれいな肌を目指す洗い方 

2023.12.27

マッサージをするように塗布をする

乾燥肌に悩むなら、スキンケア時にマッサージをしながら化粧品を塗布していくのもよいでしょう。乳液や保湿クリームは滑りやすいので、下から上へとリフトアップしながらマッサージすると、血流がよくなります。

血流がよくなると、新陳代謝がアップして、ターンオーバーの促進になるのもポイントです。古い角質が剥がれると、バリア機能も正常化してくれるので、肌のうるおいを保ちやすくなります。

保湿をやりすぎたらどうなる?

肌の乾燥を改善させたい人の中には、保湿をやりすぎてしまう場合もあるでしょう。乾燥肌の人は、しっかり保湿することが大切ですが、必要以上に塗布してしまうと、ニキビや吹き出物ができる原因になります。

乾燥を防ぐには、適量に取って正しいスキンケアを心がけることが大切です。

乾燥肌を防ぐにはスキンケアの手順の見直しが大切!

肌が乾燥するのには、保湿不足に加えて、空気の乾燥や加齢など、さまざまな原因があります。

乾燥肌は、日々のスキンケアや保湿ケアのポイントを抑えることで、改善しやすくなります。今回ご紹介した保湿方法や手順を参考に、スキンケアを見直してみてください。

ポイントタウンでは、保湿力の高い商品をお得に始めることができるので、乾燥肌向けのスキンケアアイテムを探している方は確認してみてください。

キャバ嬢社長愛沢えみりと有名クリニックが開発したスキンケア【norm+】

2500円相当ポイント

UD essence スキンローション

500円相当ポイント

セタフィル HA 限定トータルフェイスケアセット 単品

1050円相当ポイント

この記事をシェアする

この記事を書いた人

並木まき

一般社団法人時短美容協会代表理事。時短美容家をはじめとする有識者として女性誌媒体等に連載・執筆多数。 保有資格を活かし美容にまつわる監修も数多く手がけている。元市議会議員として行政サービスや社会問題にも精通。 最近は美容と福祉をつなげる活動を精力的に行なっている。

https://makinamiki.com/
  • twitter

この記事を読んだあなたへのおすすめ