この記事を読むと…
・2023年12月から「楽天SPU」は何がどう変わるかがわかります。
・2023年12月からの「楽天SPU」にどのように取り組めばよいかがわかります。
・楽天プレミアムカードから楽天ノーマルカードにダウングレードする判断基準がわかります。
※このブログ記事は、ポイントタウン様の委託を受けてたまママが執筆しています。
※このブログ記事には、たまママ個人の楽天アフィリエイトリンクは一切含まれておりませんのでご安心ください。
こちらの記事もおすすめです👇
1. 楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)制度とは?
楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)は楽天市場特有のポイント還元制度で、楽天グループのサービスを利用すればするほど、楽天市場のお買い物に対するポイント還元率が上がります。
すべてのSPU条件をクリアした場合、なんと最大15.5%ものポイント還元を受けることができます。(※2023年11月現在)
こちらがSPU対象サービスの一覧表です👇(※2023年11月現在)
2. 楽天市場のSPUは、2023年12月からこう変わる!
2023年12月1日から、楽天市場のSPU制度が大幅に変更となります。
※正式な発表内容は公式サイトにてご確認ください。
こちらが2023年12月以降のSPU対象サービスの一覧表です👇
(2023年11月からの変更箇所を赤色で示しています。)
Point① 楽天ヘビーユーザーのポイント還元率が大幅減!ライトユーザーはこれまでよりお得なケースも?
2023年12月のSPU制度変更で最も大きなダメージを受けるのが、普段から楽天市場でたくさんお買い物をしているヘビーユーザーさんです。
各SPUの「獲得上限ポイント」が大幅に縮小される影響で、月トータル5万円を超える楽天市場でのお買い物は、SPUのポイント還元率がガクッと下がってしまいます。
グラフ化すると一目瞭然ですね👇
2023年12月以降は、楽天市場でのお買い物金額が月5万円/10万円/20万円/40万円を超えるごとに、SPUポイント還元率が最大16.5倍→8.5倍→6倍→4倍→3倍と、急激に低下します。
2023年11月までは、楽天市場でのお買い物金額が月20万円を超えるまで最大倍率を維持していたことを考えると、ヘビーユーザーさんにとっては大きな痛手ですよね。
一方で、楽天市場でのお買い物金額が月5万円未満のライトユーザーさんにとっては、2023年12月以降のほうが最大ポイント還元率は高く、これまでよりお得にお買い物できるケースもありそうです。
最大ポイント還元量もグラフにしてみました👇
ライトユーザーさんのポイント還元量はあまりこれまでと変わらない一方で、ヘビーユーザーさんへのポイント還元額が大きく下がっていることがわかりますね。
これまでもお話ししている通り、楽天市場でお得にお買い物をするコツは、
①SPUを高めて、
②マラソンなどの大型イベント期間中に、
③5と0のつく日などのおまけキャンペーンを狙って買うこと
です。
今回の変更でSPUが下がる分、今後はお買い物マラソンやスーパーセールなどのイベントや、5と0のつく日などの各種キャンペーンがますます重要視されるようになることでしょう。
こちらの記事もおすすめです👇
Point② SPU達成コスト以上のポイント還元による「実質黒字」は実現困難!
楽天SPUの対象サービスには、無料で利用できるものと、お金がかかるものとがあります。
お金がかかるサービスの場合は、SPU達成にかかるコストと還元ポイントとを天秤にかけ、結果的に損をしないように注意して使わなければなりません。
こちらが2023年12月以降のSPU達成コスト一覧表です👇
例えば2023年11月より前の「楽天ブックス」のSPUは、達成コストが1,000円・最大還元ポイントは1,000ポイントでした。
このため、実質0円での楽天ブックスでのお買い物が実現可能であり、そのお買い物のポイント還元も加味すれば、実質黒字でのSPU達成も可能でした。
しかし2023年12月以降の「楽天ブックス」のSPUは、達成コストが3,000円に上がるのに対して最大還元ポイントは500ポイントに下がります。
このためどんなに楽天市場でたくさんお買い物をしても、SPU達成コストを還元ポイントで相殺することができなくなるのです。
2023年12月以降は、「SPUのために楽天ブックスで買う」ではなく、「SPUのおかげで楽天ブックスの商品が最大500円引きで使える」、というイメージで利用するのがおススメです。
「楽天ブックス」と同様に、「楽天kobo」、「楽天トラベル」、「楽天ビューティ」、「Rakuten Fashion」、「楽天モバイルキャリア決済」のSPUは、2023年12月以降は達成コストを還元ポイントで相殺できなくなるので、同じような考え方の切り替えが必要になります。
グラフにするとこんな感じです👇
こちらの記事もおすすめです👇
Point③ 楽天プレミアムカードのメリット大幅減!ノーマルカードへの切り替えが必要な損益分岐点は?
2023年12月から楽天プレミアムカードのSPUが廃止される影響で、楽天プレミアムカードを持つメリットが大幅に減少します。
年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードから、年会費無料の楽天カードにダウングレードすべき損益分岐点を、ここで一緒に計算してみましょう。
年会費11,000円 ÷ 12か月 = 917円
が、月あたりの楽天プレミアムカードのコストとなります。
楽天カードのSPUのポイント還元によりこのコストを相殺できる損益分岐点は、楽天市場でのお買い物金額(楽天カード決済)約4.6万円/月ですが、楽天カードのSPUは楽天ノーマルカードでも達成できるため、この時点では楽天プレミアムカードを使うメリットがありません。
楽天市場でのお買い物金額(楽天カード決済)が月10万円を超えると、楽天ノーマルカードの場合は+1倍分のSPUが獲得上限に到達し、楽天プレミアムカードにメリットが出てきます。
楽天プレミアムカードの年会費コストを加味したうえで、トータル獲得ポイントが楽天ノーマルカードを上回る損益分岐点は、楽天市場でのお買い物金額(楽天カード決済)約20万円/月です。
グラフにするとこんな感じです👇
さて、ここまではとても保守的な計算ですが、もう少し正確な計算もしてみましょう。
楽天プレミアムカードユーザーは、お誕生日月の楽天市場・楽天ブックスのお買い物がポイント+1倍になる「お誕生月サービス」が受けられます。
※詳細なサービス内容は公式サイトにてご確認ください。
1か月間のポイントアップを年間平均換算すると、
1倍 ÷ 12か月 = 0.083倍/月
のポイントが+αでもらえることになります。
また、楽天プレミアムカードの選べるサービスのうち「楽天市場コース」を選んだ場合、毎週火曜日・木曜日の楽天市場でお買い物がポイント+1倍になります。
※詳細なサービス内容は公式サイトにてご確認ください。
週2回のポイントアップを週間平均換算すると、
1倍 ÷ 7日 × 2日 = +0.286倍/日
のポイントが+αでもらえることになります。
これらを加味してあらためて計算すると、トータル獲得ポイントが楽天ノーマルカードを上回る損益分岐点は、楽天市場でのお買い物金額(楽天カード決済)約14万円/月です。
修正したグラフはこんな感じです👇
全員必見!楽天プレミアムカードの年会費返還手続きについて
今回のSPU制度変更が発表された2023年11月1日(水)までに楽天ブラックカード、楽天プレミアムカード、楽天ビジネスカードを契約していた場合、年会費の返金請求を行うことができます。
年会費有料カードの一部サービス変更のご案内|楽天カード (rakuten-card.co.jp)
手続き可能な期間は2023年11月1日(水)から2024年1月8日(月)23:59と短めなのでご注意ください。
お得なタイミングはいつ?楽天プレミアムカードの解約手続きについて
今回のSPU制度変更にともない楽天プレミアムカードから楽天ノーマルカードに切り替える場合は、次の年会費が請求される前に切り替えできるように注意しましょう。
楽天カードの解約|楽天カード (rakuten-card.co.jp)
楽天プレミアムカードの年会費は、契約月に発生し、その翌々月に請求されます。
年会費請求前でも、契約月を過ぎてから解約してしまうと次年度の年会費の支払いが必要になってしまうため注意しましょう。
自分のカード契約月や年会費請求月は、楽天e-NAVIで確認できますよ。
私たまママの場合は、6月が契約月・8月が請求月なので、2024年5月に解約するのがベストタイミングですね!
4. まとめ
2023年12月1日から、SPU制度が以下のように変更となります👇
(2023年11月からの変更箇所を赤色で示しています。)
今回の変更で最も大きなダメージを受けるのが、楽天市場でたくさんお買い物をしているヘビーユーザーさんです。
各SPUの「獲得上限ポイント」が大幅に縮小され、月トータル5万円を超える楽天市場でのお買い物は、SPUのポイント還元率がガクッと下がります。
「楽天モバイルキャリア決済」、「楽天トラベル」、「楽天ブックス」、「楽天kobo」、「Rakuten Fashion」、「楽天ビューティ」は、SPU達成コストを還元ポイントで相殺できなくなります。
「SPU達成のために〇〇を買う」のではなく、「SPUのおかげで〇〇が安く買える」という方向に考え方を変える必要がありますね。
また、楽天プレミアムカードのSPU廃止の影響で、楽天プレミアムカードのメリットが大幅に減少します。
楽天ノーマルカードと比較した損益分岐点は、楽天市場でのお買い物金額(楽天カード決済)が単純計算で約20万円/月、細かく計算すると約14万円/月です。
楽天市場の購入金額が少ないライトユーザーは、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードはこれを機会に解約し、年会費無料の楽天カードにダウングレードすることをおススメします。
※このブログ記事は、ポイントタウン様の委託を受けてたまママが執筆しています。
※このブログ記事には、たまママ個人の楽天アフィリエイトリンクは一切含まれておりませんのでご安心ください。
塾生80名達成/累計卒業生40名達成
完全無料のLINEオープンチャットです!
【楽天ROOM塾】新規塾生募集中
こちらの記事もおすすめです👇