消費者金融は、他社借入があっても借りられる可能性があります。しかし、5件以上となると、借入先が狭まるため「どこに申し込んだらいいかわからない」「どこの審査にも通らなかった」と悩む方も多いのではないでしょうか。
消費者金融はやみくもに申し込むと、申し込みブラック状態になりどこの審査にも落ちてしまいます。申し込みは、自分の状況に合う借入先を選ぶことが審査に通る重要なポイントです。
そこで本記事では、5件以上でも借入できる場所の解説と、審査に通過するポイントをご紹介します。
他社5件でも借入できるおまとめローン!4件以上でも借りれるところ・他社借り入れがあっても借りれる銀行・消費者金融など
他社の借入が5件以上あり一本化したい場合は、下記の2社がおすすめです。おまとめローンの実績が豊富で、柔軟な対応に定評があります。
大手や銀行審査が不安な人にも安心して利用できる、融通のきく消費者金融です。
中央リテール
平成15年に設立以来、おまとめローンだけを提供している「中央リテール」。店舗は、東京都渋谷区にあります。
《中央リテールの魅力》
- 柔軟対応
- おまとめローン専門
- 低金利
- 審査まで最短2時間
- 不動産担保なら上限額3,000万円
「中央リテール」は、柔軟な対応が魅力の消費者金融です。WEBで24時間申し込みできます。全国対応していますので、地方の方でも利用可能です。
最終的な契約は店舗に出向く必要がありますが、低金利で1本化できればかなりの利息を軽減できるため、交通費をかけてもおまとめしたいと頼る利用者が少なくありません。他社で断られた人も融資実績があるため、最後の砦として全国に利用者がいます。
無担保おまとめローンは上限枠は500万円、不動産を担保にできるなら3,000万円まで借入できます。
利用限度額 | 500万円 |
貸付利率(年率) | 年10.95~13.0% |
返済期間 | 最長10年(120回) |
審査時間 | 受付より約2時間 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
ユーファイナンス
「ユーファイナンス」は、限度額100万円〜700万円という比較的大口の融資に対応している中小消費者金融です。
100万円以下の少額では利用できないものの、限度額の範囲であれば7.3%〜15%という低金利で融資を受けられます。
また、24時間いつでもインターネットから申し込める全国対応の商品です。
お近くにおまとめローンや借り換えに対応している金融機関がないという方でも、ユーファイナンスであれば問題なく利用できます。
審査には数日かかるので、気になる方は余裕を持って申し込むようにしてください。
融資額 | 100万円~700万円 |
実質年率 | 7.3%~15% |
融資までの期間 | 最短2日 |
返済期間 | 最長10年 |
返済回数 | 1回~120回 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
担保・保証人 | 不要 |
首都圏キャッシング
「首都圏キャッシング」は、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県にお住まいの方を対象とした、おまとめローンを展開しています。
《首都圏キャッシングの魅力》
- 対象地域を絞ることで柔軟審査が可能
- 担保・保証人不要
- 上限800万円までの枠がある
- WEB申し込みなら来店不要
- 総量規制以上の借入が可能
令和カード株式会社が運営する「首都圏キャッシング」は、貸金業法に基づくおまとめローンなので、年収の3分の1以上の借入が可能です。申し込みから契約まで来店不要。
融資上限額は、800万円。高額なおまとめにも対応しています。
利用限度額 | 100万円~800万円 |
貸付利率(年率) | 年7.3%~15.0% |
返済期間 | 30年以内、360回以内(1ヶ月単位) |
担保・連帯保証人 | 不要 |
他社5件でも借入できるところはある?銀行・大手消費者金融が絶望的な理由
結論からお伝えすると、他社借入5件以上は銀行・大手消費者金融の審査ハードルがかなり上がります。「特別年収が高い」「上場企業で信用力が高い」「その銀行で借入以上の貯蓄がある」などの属性であれば、審査に通る可能性も0ではありません。
しかし、5件以上で多重債務に陥っている状況では、審査に通過するのは難しいでしょう。その理由は、下記の2つです。
- 貸倒リスクが高い
- 総量規制により貸付できない
他社借入が多いと返済できなくなる恐れがあり、貸倒リスクが高くなります。また、消費者金融の場合は、総量規制以上の借入ができません。(※総量規制とは、年収の3分の1以上の貸付を禁止する法律)
他社5件の借入となると、総量規制に達している人も少なくないため、審査に落ちてしまいます。
他社の借入数はあえて言わなければバレない?
銀行や大手消費者金融の審査を通過するために「他社借入数を言わなければ、バレないのでは?」と考える人もいるのではないでしょうか。
しかし、他社の借入数や金額は信用情報に記録されているため、バレてしまいます。申し込み内容と信用情報の内容に差異があると「誤魔化そうとした?」「嘘をついた?」など、逆に印象が悪くなってしまいます。
信用情報でバレてしまうのですから、申し込み時に正直に伝えるほうがいいでしょう。
他社借入はどこまで含まれる?
そもそも、ローンの借入審査に影響する他社借入とは、どこまで含まれるのでしょうか。「住宅ローンは?」「マイカーローンは?」「クレジットカードのリボ払いは?」と気になりますよね。
カードローン(フリーローン)の審査で申告するローンの金額に、下記は含まれません。
- 住宅ローン
- マイカーローン
- クレジットカードのショッピング・リボ払い
- 奨学金
- 公的支援で借りたお金
- 分割払いしている携帯電話の本体料金
上記以外にも、消費者金融の場合は銀行ローンを含めません。銀行は貸金業法の適用外となり、総量規制の除外貸付となります。消費者金融で申告すべきローンは、同じ貸金業者から借りた分とクレジットカードのキャッシングが対象となります。
他社5件でも借入できる中小消費者金融ならこの3社
他社5件あっても借入できる可能性が高いのは、中小消費者金融です。5件の借入総額が、総量規制に達しない金額なら申し込みできます。
柔軟な対応が魅力の中小消費者金融なら、下記の3社がおすすめです。
セントラル:審査に融通がきく!
東京・神奈川・埼玉・岡山・愛媛・香川・高知に17店舗を構える「セントラル」はカードローンが人気の中小消費者金融です。
中小消費者金融は、通常1回限りのフリーローンが定番ですが、セントラルはカードローンを提供しています。全国のセブン銀行ATMから借入・返済ができるため、利便性が高め。
申し込みもWEB完結できます。お近くに店舗がある場合は、自動契約機でカードを受け取れるのも便利。カードの郵送を待たずに借入できます。
平日14時までに申し込めば即日融資も可能です。
実質年利 | 100万円未満:4.80%~18.00% 100万〜300万円:4.80%~18.00% |
借り入れ限度額 | 300万円 |
融資までの期間 | 最短当日中 |
WEB完結 | 可能 |
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
カードローン・キャッシング・ご融資なら
キャッシングはセントラルへ
消費者金融・ローンのフクホー
創業50年を超える「フクホー」は、大阪市浪速区に拠点を構える中堅消費者金融です。来店不要で全国各地から申込み可能。他社の借入件数が多いなど、事情がある方の審査も柔軟に対応してくれます。
上限金利は20%と高めの設定ですが、その分多少リスクのある人でも貸付可能としています。法改正や競争が激しい業界で、50年以上も実績を積み重ねてきた、消費者金融ですから安心して利用できるでしょう。
加入にあたって審査が厳しいとされる、日本貸金業協会の会員なのも安心感に繋がりますね。
最低返済額が2,000円〜となっていますので、無理のない返済計画を立てられます。
商品名 | フリーキャッシング |
融資額 | 200万円まで |
使途 | 自由 |
貸付利率 | 7.30%~18.00%(実質年率) |
遅延利率 | 20.00%(実質年率) |
返済方式・期間・回数 | 元金自由返済方式または元利均等返済方式 |
担保・保証人 | 原則不要 |
キャレントキャッシング(会社経営者対象ビジネスローン)
完全非対面でネット完結型のインターネット専用キャッシング「キャレントキャッシング」は、カード発行不要のフリーローンを展開しています。平日15時までに申し込めば、即日融資も可能。全国どこでも指定口座に振り込んでくれます。
申し込みには担保、保証人不要、インターネットから24時間365日申請可能です。
銀行や大手消費者金融の審査に通らなかった方でも、対応してくれます。ただし、法人を対象としたビジネスローンです。
商品名 | フリーキャッシング |
融資額 | 500万円まで |
使途 | 自由 |
貸付利率 | 7.8%~18.0%(実質年率) |
遅延利率 | 20.00%(実質年率) |
返済方式・期間・回数 | 元金均等返済方式 |
担保・保証人 | 原則不要 |
他社5件以上でも審査に通過するポイント
他社5件ともなれば、審査ハードルはかなり高くなってしまいます。そのため、審査を受ける前に通過しやすくなるポイントを押さえておきましょう。
借入希望額は少なめにする
他社ですでに5社も借りているため、さらに新規で借り入れる場合は、返済能力を超えないように少額の借入にしましょう。
高額な借入は高い返済能力が必要で、審査難易度も上がってしまいます。貸し付ける金融機関・貸金業社も貸倒リスクを懸念して、慎重な審査を行うためおすすめできません。
まずは少額で審査に突破し、返済実績を積んで増額を狙いましょう。
1社ずつ申し込む
ローンの申し込みは、1社ずつにしましょう。同時に複数社に申し込むと、「計画性がない」「お金に相当困っている」と見なされ審査に落ちてしまいます。
1ヶ月に3社以上の申し込みをすると、慢性的にお金がない印象となり、どこの審査にも通らなくなります。この状態は申し込みブラックと呼ばれ、6ヶ月は審査に通らなくなりますので注意が必要です。
1社に落ちて、次の申し込みをする際は、申し込みブラックを避けるため、1ヶ月ほど時間を置いてから行いましょう。
収入証明を提出できるように用意しておく
新規借入で50万円以下の場合は、収入証明が必要ありません。しかし、他者を含めて100万円以上借りている場合は、収入証明が求められます。(貸金業法13条返済能力の調査)
収入証明は、安定した収入があることの証明になりますので、求められる前から準備しておくと審査がスムーズです。審査通過がギリギリの場合でも収入証明で安定性をアピールできれば、通過する可能性もあります。
収入証明を提出できない場合は、審査ができませんから通過することは難しいでしょう。
他社5件以上ならおまとめローンを検討すべき理由
他者5件の借入がある人で、「返済が苦しい」「総量規制でこれ以上借りられない」状態なら、迷わずおまとめローンを検討しましょう。
おまとめローンとは、複数の借金を1つにまとめて、金利や毎月の返済負担を軽減するものです。貸金業法に基づくおまとめローンなら、年収の3分の1以上の借入が可能です。
《おまとめローンを利用するメリット》
- 複数の借金を金利の低いところで借り換えて利息負担を軽減する
- 毎月の返済負担が減る
- 借入先が1つにまとまるため、返済管理が楽になる
- 無理のない返済計画を立てられる
おまとめローンをしなければ多重債務に陥る
5社の借入があり、さらに新規で申し込みする状態は、安定した状態とはいえません。これ以上借入を重ねても、多重債務のリスクが上がってしまいます。
借入先が増えるにつれ、新規の審査には通らず、さらにおまとめローンも通過できなくなる恐れがあるでしょう。どこにも借りられず返済に遅れると、ブラック入りしてさらに借りられなくなります。
そうなると、残るは債務整理しかありません。債務整理をすると、住宅ローンやクレジットカード審査に影響が出ますので、その前におまとめローンでブラック入りを防ぎ、完済を目指しましょう。
まとめ
本記事では、5件以上でも借入できる可能性の高い消費者金融をご紹介しました。銀行なら借入件数は3件以内でギリギリです。大手消費者金融でも4件になると審査通過が厳しくなります。
5件以上ある場合は、中小消費者金融がおすすめです。
しかし、5件も借入先があるのは借りすぎている可能性もあります。返済が苦しい場合は、新規借入より、おまとめローンを利用して一本化するほうが楽になるでしょう。
本記事で解説したおまとめローンのメリットをチェックして、検討してみてください。