「納得のいく結果が出るまでいろんな占い師に相談している」
「占いに毎月たくさんお金を使っている」
「不安を解消したくてすぐに占いに頼ってしまう」
最初はそんなつもりじゃなかったのに、気付けば占いにのめり込み「占いジプシーになっていた」という人も少なくありません。
今回は、占いジプシーから抜け出すための方法を解説します。
また、占いジプシーの危険性や占いジプシーになりやすい人、占いジプシーを体験した人の口コミも紹介しています。
占いジプシーについて知り、占いと適度な距離感を保ちながら日々を穏やかに過ごしましょう。
占いジプシーとは
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占いジプシーとは、自分の望む鑑定結果が出るまで何人もの占い師を渡り歩くことです。
占いジプシーは鑑定結果が正しいかどうかを重視しません。
不安を解消するために自分にとって都合のよい結果だけを求めるため、短期間で同じ相談内容を複数の占い師に相談することが特徴です。
占いジプシーの危険性
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占いジプシーの危険性を3つ解説します。
- 鑑定結果に左右されメンタルが安定しない
- 占いにお金をかけすぎてしまう
- 自分で物事を決められなくなる
占いジプシーになると、メンタルやお金の問題など生活にさまざまな影響が出てきます。
「自分は占いジプシーかもしれない」と感じている人は、注意して読んでみてくださいね。
1.鑑定結果に左右されメンタルが安定しない
占いジプシーになると、鑑定結果に左右されてメンタルが安定しません。
自分の望む結果でないと不安になり、望む結果であれば安心する、といったサイクルを繰り返します。
望む結果が出た時点でやめられればいいのですが、そういうわけにもいきません。
「求める未来が訪れるという確証がほしい」「自分は正しいのだと認めてほしい」といった心理から、何度も鑑定を受けてしまうのです。
2.占いにお金をかけすぎてしまう
占いジプシーを続けていると「気付けば占いに何十万円も使ってしまった」という人は珍しくありません。
なかには貯金を使い切り、借金をしてまで占いにのめり込んでしまう人もいます。
3.自分で物事を決められなくなる
占いジプシーを続けていると、自分で物事を決める力がどんどんなくなっていきます。
なぜなら決断をつねに占いに委ねているからです。
いつも鑑定結果に従って行動していると、些細なことすらも自分で判断できなくなります。
結果、占いに頼らないと動けない人間になってしまうのです。
占いジプシーになりやすいのはどんな人?
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占いジプシーになりやすい人の特徴を5つ解説します。
- 自信がない
- 真面目で人の期待に応えようとする
- 人の意見を真に受ける
- 強いストレスを感じている
- 周りに相談できる人がいない
それでは見ていきましょう。
1.自信がない
自信がない人は、自分に対しネガティブな気持ちを抱いており「自分の考えは間違っているのかも」「失敗したくない」といった恐れがつねにあります。
自己肯定感が低く「自分は人より劣っている」と思っているため、自分の本音よりも他人の意見に従うことを優先するのです。
結果、複数の占い師に意見を聞かなければ落ち着かない状態になります。
2.真面目で人の期待に応えようとする
真面目で人の期待に応えようとする人は、周りからの信頼を裏切りたくないという思いが強く、自分の本心を無視してストレスを抱え込みがちです。
本当はやりたくないことも請け負ったり、何事も完璧にこなそうとがんばりすぎたりして自分を追い込みます。
そういったプレッシャーやストレスから一時的に解放されるため、占いに依存するのです。
3.人の意見を真に受ける
人の意見を真に受ける人は、どんな鑑定結果も真剣に受け取ります。
占いは問題を乗り越えるためのツールだとわかっていれば、どんな結果でも参考程度に受け止められるのですが、真に受ける人は「それが絶対だ」と思い込むのです。
悪い結果が出ると猛烈な不安に苛まれ、それを解消するためにさまざまな占い師に意見を求めて回ります。
4.強いストレスを感じている
日ごろ強いストレスを感じている場合、一時的にストレスや不安から逃れるために占いを受け、そのまま依存してしまうことがあります。
話を聞いてくれて、優しい言葉をかけてくれる……悩みの種は解消できなくても、占い師に相談するその瞬間はすごく楽になれるのです。
それを繰り返しているうちに、自分の意思では占いをやめられなくなります。
5.周りに相談できる人がいない
周りに相談できる人がいない場合、占い師に共感やアドバイスを求めます。
占い師が相談にのってくれる唯一の存在となると、余計に占いから抜け出せなくなってしまうのです。
占いジプシーから抜け出す方法は?
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占いジプシーから抜け出す方法を5つ解説します。
- 占いジプシーであることを受け入れる
- 占いを利用する回数を減らす
- カウンセリングを受ける
- 生活を見直す
- 小さな成功体験を積む
占いジプシーをやめたい人や、自分は占いジプシーかもしれないと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
1.占いジプシーであることを受け入れる
自分が占いジプシーであることに気付き受け入れることは、占いジプシーから抜け出すうえでもっとも大切です。
占いに依存しているという自覚がなければ克服できません。
「このままでは生活が立ち行かなくなる」「このままでは一生自分で物事を判断できなくなる」といった危機感を覚え、冷静に現状を把握する必要があります。
2.占いを利用する回数を減らす
いきなり占いをやめることは難しいので、まずは利用回数を減らしましょう。
たとえば、一週間に5回占いを受けている場合、3回に減らします。
いきなり高い目標を立てるのではなく、確実に達成できる小さな目標を立てることが重要です。
少しずつ利用回数を減らしていくことで「自分はできるんだ」という自己肯定感が生まれます。
また「占い以外に時間が使える」「お金が減らない」といった喜びも実感できるでしょう。
少しずつ達成感を味わうことが依存状態から抜け出すポイントです。
3.カウンセリングを受ける
依存状態を一人で克服することはなかなか難しいです。
カウンセリングを受けたり、専門家に相談したりして適切なアドバイスを受けましょう。
医療機関へ足を運ぶことに抵抗がある人は、オンラインでカウンセリングを受けられるサービスもあるし、無料で傾聴してくれる団体もあります。
依存症や心の痛みに理解のある人・団体に話を聞いてもらうと、孤独感が和らぎ心強くなれます。
4.生活を見直す
一度生活を見直してみるのもおすすめです。
もしかすると、生活のなかに占いに依存してしまうストレスの原因があるかもしれません。
たとえば「仕事の量が多い」「周りからのプレッシャーに押しつぶされそう」「毎日寝不足である」といったことです。
もしそうであれば仕事量を減らしたり、一人でのんびりリフレッシュしたり、毎日十分な睡眠をとれるように調整したりしましょう。
ストレスを軽減・解消し、心身の調子を整えることは、占い依存から抜け出すための一歩となります。
5.小さな成功体験を積む
小さな成功体験を積むことで自信や勇気を持てます。
「朝時間どおりに起きられた」「5分筋トレした」「湯舟にお湯を張ってゆっくり浸かった」など、なんでもいいのです。
どんな些細なことでもいいので「自分で決めて実行する」という経験を積みましょう。
一日の終わりに、ノートやスマホのメモ帳に達成した内容を書いて振り返るのもおすすめです。
ちょっとの積み重ねが大きな自信につながり、占いから適度な距離を置いて生活できるようになります。
占いジプシーの体験談
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占いジプシーをやめたい人・占いジプシーを克服した人のつぶやきを紹介します。
偉そうにいう私は占いジプシー歴7年でした┏○ペコッ
— 清(せぃ)母4y2m発達凹 (@eneheal) October 21, 2017
抜けたのは、結局、皆同じことを言うんだなと認識した時と占い好きから石好きに移行した時。
もういいや、知らね。概要が分かればいいやぁ、微調整だけにしよ♪
って諦めをつけた時だ。
何を足掻いても抜け出せないところはあるしな。
いままさに占いジプシーで苦しんでいる人、占いジプシーを克服した人のつぶやきを紹介しました。
「話を聞いてもらいたい」「肯定してもらいたい」という思いから占いジプシーになったという声が見受けられます。
また、占いジプシーを克服できた理由には「自分に集中した」「自分と向き合った」「占い師に指摘されて気付いた」「ほかのものに関心が移った」といった内容があげられました。
「占いジプシー ブログ」で検索すると、占いジプシー克服体験談が書かれたブログが多数出てくるので、そちらも参考にしてみてくださいね。
まとめ:占いジプシーから抜け出して心穏やかに生きよう
出典:写真AC
占いジプシーについて解説しました。
占いはあくまでツールであり、問題と向き合い決断するのは本人なのです。
占いに依存し、結果に振り回されてしまっては余計に毎日が苦しくなります。
日ごろから自分と向き合い、占いとは適度な距離を保つようにしましょう。