2024年4月に統合が予定されているVポイントとTポイント。
これにより、今後のポイ活にどのような影響があるか気になっている方も多いのではないでしょうか?
今まで貯めていたVポイントやTポイントはどうなっちゃうの?
統合後の貯め方や使い方は?
そんな疑問や不安を抱える方に向けて、この記事では以下の点について紹介します。
- VポイントとTポイントの統合で何が変わるのか?
- VポイントとTポイント統合のメリット&デメリット
- 統合後のポイントの貯め方&使い方
さらに、統合後の新ポイントを効率的に貯める裏技も教えます!
現在VポイントやTポイントでポイ活をしている方はもちろん、統合後の新ポイントでポイ活を始めたい方も必見です!
※以下は2024年1月13日時点の情報です。
VポイントとTポイントの基本をおさらい
ポイント統合の話の前に、まずはVポイントとTポイントについておさらいしましょう。
Vポイント
Vポイントは三井住友カードが運営する共通ポイントサービス。ポイントはクレジットカードをはじめ、SMBCグループの各種サービスを利用することで貯まります。
貯まったVポイントはVisa提携店での買い物や商品交換などに使うことが可能です。
2020年にスタートした比較的新しいサービスということもあり、認知度や利用者数はまだ少ない傾向にあります。
Tポイント
TポイントはもともとTSUTAYAレンタル会員証として始まり、その後、全国の提携店で貯まり使える共通ポイントサービスとなりました。
TSUTAYAはもちろん、ウエルシア、吉野家、ファミリーマート、食べログといった、さまざまな店舗・サービスで使えます。
ただ、2022年3月31日(木)にYahoo!やソフトバンクとの連携が終了し、ポイントが使える提携店やサービスが少なくなってしまいました。
Vポイントは認知度の低さ、Tポイントはサービスの縮小が弱点なんだね…。
今回のポイント統合は、その弱点を補いつつ、それぞれの強みを強化するのがねらいなんだよ!
VポイントとTポイントの統合は2024年4月22日(月)から
VポイントとTポイントは2024年4月22日(月)に統合します。統合すれば現在のVポイントとTポイント各提携店・サービスで、新しいポイントを貯めて使うことが可能です。
また、ポイント統合とともに新機能を加え、さらに使いやすくて便利なポイントサービスになる予定なのだとか!新機能についてはこちらで詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
VポイントとTポイントのユーザー数は合計1.46億人。統合後は国内最大規模の共通ポイントサービスとなるでしょう。
これまで貯めたVポイントやTポイントはそのまま使える
ポイント統合後も、これまでに貯めたVポイントやTポイントはそのまま保持し、統合前と同じようにそれぞれの提携店やサービスで1P=1円として使えます。
なお、一定の手続きをすれば今まで貯めたポイントを新しいポイントに移行することも可能。ポイントを移行する際の交換レートは1P=1Pです。
つまり、利用者自身がポイント移行手続きをしない限り、これまで貯めてきた両ポイントが勝手に統合されることはありません!
VポイントとTポイントの統合で何が変わるのか?
ここからは、VポイントとTポイントの統合によりどんな変化があるのか紹介します。
大きな変更点は以下の通り!
- サービス名とロゴデザインが一新
- ポイントの有効期限が1年に
- 各アプリのリニューアル
- Tカードは「モバイルVカード」に
- ポイントが使える店舗数が拡大
- 各種サービス名の変更
一つずつ見ていきましょう。
変更点①サービス名とロゴデザインが一新
VポイントとTポイントの統合後は、ポイントサービスの名称が「青と黄色の『Vポイント』」に変わります。現時点では通称「新Vポイント」とも呼ばれていますよ。
そして、ロゴデザインはTポイントのテーマカラーである黄色と青色はそのままに、”T”から”V”マークに変更されます。なお、現在のVポイントのテーマカラーは緑色です。
サービス名はVポイント、ロゴはTポイントが継承されている感じですね。
変更点②ポイントの有効期限が1年に
新Vポイントの有効期限は、最後にポイントを貯めた・使った・交換した日から1年後です!
つまり、新Vポイントの獲得・利用・交換のどれかを定期的に行っていれば、ポイントの有効期限は延長されるわけです。そのため、ポイントの期限切れについてはあまり心配しなくていいでしょう。
なお、現在のVポイントの有効期限はカードの種類によって異なりますが、基本的には獲得月から2年後です。最終利用日から1年というのは、現在のTポイントの期限に合わせた設定のようですね。
変更点③各アプリのリニューアル
2024年4月22日(月)のポイント統合と同時に、「Tポイントアプリ」をアップデートすると、リニューアルされた「Vポイントアプリ」へ自動的に変更される予定です。Vポイントアプリも、Tポイントアプリのときと同じくポイントを貯めたり使ったりできます。
そして、三井住友カードのスマートフォンアプリ「Vポイント」も、2024年4月22日(月)のアップデートにより、「VポイントPayアプリ」へ自動的に変更される予定。こちらも今まで通りVisa提携店で使え、モバイルVカードを表示できるようになります。
変更点④Tカードは「モバイルVカード」に
アプリ版Tカードの「モバイルTカード」は、ポイント統合後「モバイルVカード」へと名称が変更されます。
プラスチック製のTカードは4月22日以降もそのまま使えますが、将来的にはモバイルVカードに移行する予定です。
いずれにせよ統合後しばらくは、モバイルVカードまたはTカードを提示すれば、新Vポイントを貯めたり使ったりできるわけですね。
なお、モバイルVカードになると、Visaのタッチ決済もスマホ一つでできるようになるのだとか!
変更点⑤ポイントが使える店舗数が拡大
新Vポイントは、VポイントとTポイントの2つの提携店で使えるようになります。
具体的には、Tポイントの提携店15万店舗に加え、国内のVisa提携店750万店舗。さらには、世界のVisa提携店1億店舗で利用が可能です!
Tポイントの提携店は公式サイトに記載されているので、気になる方は確認してみてください。
変更点⑥各種サービス名の変更
ポイント統合後、サービス名は基本的に「T」から「V」に変更されるようです。
Tマネーは「Vマネー」に、Tサイトは「Vポイントサイト」に名称が変わりますよ。
なお、TマネーとはTカードにチャージして利用する電子マネーのこと。そして、TサイトとはTカードのサービス案内やTポイント残高を確認できるサイトです。
VポイントとTポイントの統合による新機能は?
ポイント統合と同時に、以下4つの新機能が加わる予定です。
- 支払い後でも貯まる「あとたま」
- タッチひとつ「ワンオペレーション」
- ポイントが送れる「送金機能」
- ポイントが分け合える「家族のお金の見守り機能」
ポイントカードを忘れても、後からポイントが貯まる「あとたま」
「あとたま」は、会計時にポイントカードの提示を忘れてしまっても、後からポイントを獲得できる機能です。
一般的にスーパーなどで後日ポイントを付与してもらう場合は、期日までにレシートとポイントカードを持参する必要があります。
しかし、「あとたま」の場合はアプリのカード明細から申請するだけでOKです。
ポイント獲得&支払いがタッチ一つでOKの「ワンオペレーション」
「ワンオペレーション」は、会計時にタッチ一つでポイントの獲得から支払いまでが完了させられる機能です。
一般的に、街の買い物でポイントを貯めるときは、<ポイントカードを提示 ⇒ 支払う>という2ステップが通常ですよね。
しかし、このワンオペレーション機能では、ポイントカード+現金・カード・電子マネーを別々に出す手間がいりません。そのため、かなり会計がスムーズになるのです!
ポイントを送れる「送金機能」
将来的には会員同士でポイントを送金できる機能も実装されるそうです。貯めた新Vポイントはもちろん、クレカや口座からチャージした残高もポイントとして送金できるのだとか!
そして、もらったポイントはVisa加盟店で利用できるそうです。貯めたポイントを送金できるようになれば、ポイント割り勘も可能になって便利ですね。
家族とポイントが分け合える「家族のお金の見守り機能」
「家族のお金の見守り機能」は、家族で貯めたポイントを分け合える機能です。
例えば、パパやママが貯めたポイントを子供がVisaで使えるようになります。送ったポイントを子供が利用すると大人に通知が届くので、子供のお金の使用状況も確認できて便利です。
なお、子供に送れるものとして、ポイント以外ではクレジットカードから送金するという方法もありますよ。
VポイントとTポイントの統合のメリット
ここからはポイント統合によるメリット&デメリットを紹介していきます。
統合のメリット
- 統合記念キャンペーン開催予定
- ポイントが貯めやすく&使いやすくなる
- ポイントの二重取りができる
- 「〇〇経済圏」の概念に縛られなくなる
VポイントとTポイント統合記念キャンペーンを開催予定
「青と黄色の『Vポイント』」の開始を記念して、さまざまなキャンペーンが開催される予定です。
現在もカウントダウンキャンペーンとして以下のキャンペーンを実施中!
キャンペーン内容 | 期間 |
---|---|
(Tくじ)Tポイント最大10万Pが当たる | 2024年1月9日~4月21日 |
モバイルTカードポイント2倍 | 2024年1月9日~4月21日 |
Vポイント還元率10% | 2024年1月9日~4月21日 |
Vポイントアプリの利用で20%還元 | 2024年1月9日~3月15日 |
三井住友カード新規入会で36,100円相当のVポイントプレゼント | 2024年1月1日~4月21日 |
毎週月曜対象店舗でモバイルTカードポイント3倍 | 2023年9月4日~2024年3月25日 |
Tモールの対象ショップでTポイントがW貯まる | 2024年1月9日~3月31日 |
エディオンまたは100満ボルトでの会計でTカードを提示すると、最大5,000Pバックのチャンス | 2024年1月9日~3月31日 |
これから開催するキャンペーンもあるから、お得な情報を見逃さないようにキャンペーンページをこまめにチェックしよう!
ポイントが貯めやすく&使いやすくなる
ポイント統合により利用できる店舗やサービスが増えるため、VポイントやTポイントのときよりも貯めやすくなります。同時に、ポイントの使い道が広がるのもメリット!
とくにTポイントは利用できる店舗やサービスが縮小傾向にあったので、ユーザーはメリットを多く感じるでしょう。
また、ポイントが貯まりやすくなれば節約効果も期待できますね。
それから、上で紹介したワンオペレーション機能も使いやすさの向上に一役買ってくれるでしょう。
ポイントの二重取りができる
ポイント統合後は、Tポイント提携店にて新Vポイントの二重取りが可能になります!手順はたったの2ステップと簡単です。
- 会計時、Tカード or モバイルTカードを提示
- 三井住友カードで支払う
つまり、提示分と決済分でそれぞれポイントが貯まるわけです。
TカードまたはモバイルTカード(統合後はモバイルVカード)、そして三井住友カードは持っておいて損はないので、まだ持っていない方はぜひ発行してみてくださいね。
なお、三井住友カードの発行はポイントタウンを経由するとお得です!詳しくはこちらで説明しているので、ぜひ目を通してみてください。
「〇〇経済圏」の概念に縛られなくなる
ポイントが統合されると特定の経済圏に縛られなくなります。
経済圏とは1つの会社が運営するサービス群のこと。サービス群にはECサイト、通信会社、決済サービス、金融サービス、エンタメ系サービスなどが当てはまります。
経済圏の具体例としてはdocomo、au、SoftBank、楽天が挙げられるでしょう。
ポイントをたくさん貯めるには、特定の経済圏に絞りサービスを利用するのが一般的ですよね。
しかし新Vポイントなら、TポイントやVisaの提携店・サービスであればどこでも使えるため、経済圏にとらわれる必要がなくなるわけです。
VポイントとTポイント統合のデメリット
続いて、VポイントとTポイントの統合によるデメリットを確認しましょう。
ポイント統合によるデメリットはほぼありませんが、強いて言うなら以下の2点があげられます。
- お得な期間がいつまで続くかわからない
- 他社とのポイント交換が一部できなくなる
お得な期間がいつまで続くかわからない
ポイント統合のデメリットの一つ目は、お得な期間がいつまで続くかわからないという点です。
現在VポイントやTポイントでは、さまざまなキャンペーン・ポイントアッププログラムを実施しています。
それらは統合後も続く予定ではありますが、いつ終了するかはわかりません。
そのため、お得だと思って入会しても、今後サービス内容が改悪されるリスクがあります。
サービス改悪のリスクはほかのポイントサービスでもあり得るから、そこまで大きなデメリットではないよ!
そもそも改悪されるって決まったわけじゃないから、心配しすぎなくていいかもね。
他社とのポイント交換が一部できなくなる
現在、VポイントやTポイントから他社ポイントへ、あるいは、他社ポイントからVポイントやTポイントへ交換できるようになっています。
しかし、2024年4月1日(月)以降は、VポイントやTポイントから他社ポイントへの交換が一部できなくなります。
Vポイントから交換できない他社ポイント | Tポイントから交換できない他社ポイント |
---|---|
・カテエネポイント ・デジタルウォレット ・楽天Edy ・楽天ポイント ・auポイントプログラム ・dポイント ・Gポイント ・PeXポイント ・Pontaポイント ・ANAマイレージ(ANAカードがない場合) | PayPayポイント |
なお、VポイントからANAマイレージの交換終了の時期は未定だそうです。
そして、2024年4月1日(月)以降は、他社ポイントからVポイントへの交換サービスが終了します。
ただし、Tポイントと連携すれば、Tポイントが取り扱う他社ポイントからの交換が可能です。
Tポイントでは、「他社からのポイント交換ができなくなる」との情報は出ていないので、現時点では統合後のポイント交換も可能だと考えられます。
つまり、Tポイントへの交換ルートを利用すれば、今まで通りポイントサイトなどで貯めたポイントを、新Vポイントに交換できるわけだね。
青と黄色のVポイントの貯め方&使い方
新Vポイントの貯め方や使い方は、VポイントやTポイントのときとほとんど同じです。
主な貯め方は次の3つ。
- Tポイントの提携店で会計時にTカードまたはモバイルVカードを提示する
- Visa提携店での支払いに三井住友カードを使う
- ポイントサイトなどで貯めた他社ポイントから交換する
このほかにも、三井住友の各種サービスを利用した際も新Vポイントが貯まります。たとえば、Oliveフレキシブルペイ、SMBC日興証券、SMBCコンシューマーファイナンス、SBI証券などがありますよ。
そして貯まった新Vポイントを買い物で使う場合は、提携店で会計時にポイントを利用する旨を店員に伝え、カードを提示すればOKです。
新Vポイントは1P=1円で利用できるので、いろんな買い物がお得にできますね。
これまで貯めたVポイントやTポイントをそのまま使う場合も、1P=1円で利用できるのでポイントの価値は変わりません。
ポイント統合に向けて、今のうちにVポイントやTポイントを貯めておきたい方は、以下の記事も必見ですよ。
新Vポイントを貯めるならポイントタウンを活用しよう!
VポイントやTポイントが貯まるサービスやカードを、ポイントタウンを経由して利用・発行すると、ポイントタウン独自のポイントがゲットできます。
実際にどのくらいのポイントが獲得できるか見てみましょう。
ポイント獲得ページ | ポイント付与率 |
---|---|
Olive(オリーブ) | 1,500P |
三井住友カード(NL) | 1,800P |
TSUTAYAオンラインショッピング | 1.3% |
ポイントタウンで貯まったポイントは、Tポイントに交換できます。
交換レートは「ポイントタウンポイント110pt ⇒ Tポイント100pt」で、申請から5営業日以内には交換されます。
なお、VポイントとTポイント統合後は、ポイントタウンの交換先もTポイントから新Vポイントに切り替わる予定です。
ポイントタウンとは?
ポイントタウンは、GMOメディア株式会社が20年以上運営しているポイントサイトです。利用者も多く、会員登録者数は累計850万人を超えています。
ポイントタウンの特徴
- 登録や利用は無料
- ポイントが貯まるコンテンツが満載
- 会員ランク制度でボーナスポイントをゲットできる
- ポイントの交換先は30種類以上
- 最低10ポイント(10円分)から現金に交換できる
- スマホ用コンテンツにはポイントガチャがある
ポイントタウンは対象サービスの利用やカード発行のほかに、ネットショッピング・アンケート・ゲーム・歩数計などで、簡単にポイントをゲットできます!
貯まったポイントは1pt=1円として使え、Tポイント(統合後は新Vポイント)のほかに、現金や電子マネー、商品などに交換することも可能です。
ポイ活初心者にも上級者にもおすすめのポイントサイトなので、ぜひ利用してみてください。
ポイントタウンについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もチェック!
統合後もポイントをうまく貯めて賢く使おう!
2024年4月22日(月)のVポイントとTポイントの統合により、使える店舗やサービスが増え、新機能も搭載される予定の新Vポイント。統合前よりも便利で使いやすいポイントサービスになることが期待できるでしょう。
ポイント統合に伴いサービス名の変更やアプリのリニューアルなどの変化はありますが、新Vポイントの貯め方や使い方は、これまでのVポイントやTポイントとほぼ変わりません。
統合前までに貯めたVポイントやTポイントも、利用者が新Vポイントへ移行する手続きをしない限りそのまま使えます。よって、ポイント統合による混乱も起こりにくいでしょう。
ポイント統合に向けて今のうちからVポイントやTポイントを積極的に貯めておけば、統合後にさまざまな場所で使えて便利ですよ。Tポイント(統合後は新Vポイント)を効率的に貯めたい方は、ポイントタウンの登録も忘れずに。
統合後も、新Vポイントをうまく貯めて賢く使いましょう!